Habari gani ?の楽しみ方

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[写真は伊豆シャボテン公園にて]

 Habari gani ? とは スワヒリ語のあいさつです。Habari は News の事。gani は、どんなという意味です。Habari gani ? と聞かれた場合の返事は決まっています。Nzuri ! (Good !)。このブログは2006年10月のタンザニア旅行記を残そうと思って始めたものです。

 記事としては、旅行記が一番多く、次いで車に関する物、購入した書籍や商品に関する感想などとなっています。地域医療の問題にも、深く切り込んでいます。

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◯現在連載中のシリーズ記事

新専門医情報 2017年度開始予定(?)の新たな専門医の仕組みの混乱を受け、最新情報を収集中です。

私とパソコン
17歳で出会ったパソコン。昔の思い出を綴っています。(更新停止中)

◯連載終了したシリーズ記事

フィリピン、特にシアルガオ島の旅 8月は雨季のフィリピンにあって東部のシアルガオ島周辺だけは乾季。日本では殆ど知られていないこの島はサーファーの聖地。この国最大のマングローブ林やきれいな海が待っています。

南アフリカ西ケープ州の旅 2015年7月 人生3度目のアフリカ旅行は南アフリカ。おまけの香港半日観光、定番のケープタウン周辺から足を伸ばしてアフリカ大陸最南端の岬や真冬のサファリを体験。

西オーストラリアMotorhomeの旅 2014年11月、西オーストラリア州をMotorhome(キャンピングカー)で旅行。ジョグラフ湾や森林地帯を中心に回ってきました。

スコットランドの写真を少々 2013年11月にスコットランド北部のハイランド地方を中心に、地域医療の現場を見てきました。合間などに撮影した写真を中心としたレポートです。

マレーシア、特にボルネオ島の旅 首都クアラルンプールに立ち寄ったあと、アジア有数の野生の楽園、ボルネオ島へ。

湊病院問題 静岡県南伊豆町にあった共立湊病院の下田市への移転・新病院建設にまつわる諸問題や不思議な出来事について分析しています。

2012年6月Thomas Jefferson University Hospital 研修記録 フィラデルフィアの風景+αではオフの活動を紹介しましたが、こちらの連載では、内科と家庭医療科の見学のレポートをお届けします。

2012年シンガポールJCIプラクティカム 2012年4月23日から27日にかけてシンガポールで開かれた Joint Commission International に関する国際セミナーのレポートです。

ビンタン島の旅 シンガポールから船で1時間。インドネシアが国を挙げてリゾート開発に取り組んでいるビンタン島北西部のリゾートエリア。それはそれで楽しいのですが、外の世界はもっと楽しい。

フィラデルフィアの風景+α
  海外研修で1ヶ月アメリカペンシルバニア州フィラデルフィアに滞在。週末など撮影したアメリカ東部の写真を紹介しています。

シンガポールの風景
セミナー参加で訪れたシンガポール。合間などに撮影した写真を紹介しています。

RCGP OHSU UH 訪問記録 平成23年10月下旬から約2週間で世界一周してきました。イギリスにおけるかかりつけ医制度の状況や、ポートランドの個人開業プライマリーケアクリニック、ハワイ大学でのシミュレーションセンター教育などを見てきました。

石垣島の旅再び
2011年9月、2年続けて石垣島の美しい海でのんびり。

女川町医療支援報告 平成23年3月11日の東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県女川町。3月31日から4月7日まで、地域医療振興協会の医療支援チームに参加しました。その後も5月、6月、7月と週末を利用して医療支援を行いました。

石垣島の旅 2010年9月、石垣島の美しい海でのんびり。

伊豆大島 一泊の旅 2010年2月13日から14日にかけて、伊東港から僅か30分の伊豆大島に出掛けました。

メキシカンカリブとニューヨークの旅 2009年10月 メキシコ合衆国のリゾート地カンクンを拠点にカリブ海で遊んできました。

オレゴン健康科学大学訪問記2008 5年ぶりに訪れたオレゴン州。今回は地域医療をささえる現場を視察してきました。

ハワイの旅 2008年9月オアフ島旅行記。アフリカが大好きな人間が、何故か真逆の日本人だらけの「海外」に行く事に…。

古い鉄道写真アルバム 昔撮影した鉄道写真を紹介しています。 へぼ写真も、ちょっと貴重な写真もあります。

沖縄の旅全15回。2008年2月の3連休の沖縄小旅行記です。

カンボジアの旅  全53回。2007年9月のアンコール遺跡、プノンペン、シハヌークビルの旅行記です。

タンザニアの旅 全30回 2006年9月のアフリカタンザニア旅行記です。セレンゲティ国立公園、ンゴロンゴロ保護区のサファリ、ザンジバル島を巡りました。

オレゴン健康科学大学(古い)訪問記 全20回 2003年12月に訪問したアメリカ合衆国オレゴン州ポートランド市にある、OHSU 家庭医療学教室やクリニックの見学記録です。

2003年マラウイへの旅 アフリカの知られざる国マラウイの訪問記。

くるま履歴書 全14回 これまでに乗った車の履歴。その他の自動車ネタもこのカテゴリーに分類。

お勧めの飲食店 よく行くお店を紹介。偏っていますが。

ボリビアのロペス医師 全9回 2007年2月に研修にやってきたロペス医師の活動とボリビアの写真を紹介。

◯写真集
タンザニアの写真集(1) Safari ya Tanzania 野生動物やインド洋などベストショットの高画質写真集。
タンザニアの写真集(2)ブログ記事で使った写真を再編集。
スイスとミラノの写真集 スイス登山鉄道の旅。
タイ バンコク、サムイ島の写真集
マラウイ共和国 ブログ記事で使った写真を纏めました
日光の四季 日光の風景写真を集めてみました。記事では未公開だった写真もあります。
伊豆の風景 伊豆の海や花などの写真を集めました。

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2017年8月14日 (月)

山陰本線で出勤2

2017年3月の撮影です。

 週が開けて月曜日。今日は東萩駅から須佐まで通勤です。

P3270385  朝7時44発の益田行きに乗車。キハ47の2連ですが、通勤通学時間帯だというのにガラガラです。春休み期間のため学生の数も少ない。見たところ通勤需要というのはほとんど無いようです。

 東萩から乗車した人数も5名のみ。海側のボックス席を独占してローカル線の旅を満喫します。

P3270386  反射炉の写真を撮るぞ、と待ち構えて撮影したこの1枚。液晶画面は見ないで、被写体を直接目視してシャッターを押しています。高速連写機能が付いているので使えば楽に被写体をセンターに持ってこれるはずですが。

P3270387  北長門の美しい海岸を眺めながら出勤できるなんて、なんて贅沢なんでしょう。

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2017年8月11日 (金)

新専門医情報 8月9日第4回「今後の医師養成と地域医療に関する検討会」

2017年8月9日、厚生労働省の第4回「今後の医師養成と地域医療に関する検討会」が開催されました。

メディウォッチ
新専門医制度、都道府県協議会・厚労省・検討会で地域医療への影響を監視—医師養成と地域医療検討会
http://www.medwatch.jp/?p=15236

m3.com
新専門医制の2018年度開始、重み増す「大臣談話」
厚労省検討会、都道府県の協議会、制度化の可能性も
https://www.m3.com/news/iryoishin/550724

厚生労働省 今後の医師養成と地域医療に関する検討会サイトには会議資料が掲載されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174345.html
m3.comで触れられている山形と島根の事例に関する資料も掲載されています。

 記事を見ますと、前半は8月2日に塩崎前厚生労働大臣が発表した「談話」とそれに先立つ同検討会の「議論のとりまとめ」
http://kinojun.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/82-cd44.html
の内容を確認するような話があったようです。

 立谷秀清相馬市長(全国市長会副会長)の発言が目立ちます。両サイトで書きぶりが違いますが。
・地域医療に従事しながら専門医資格を取得できる仕組みが十分に見えてこない(メディウォッチ)
→「地域医療に従事している医師でも、専門医資格の取得が可能か」 (m3)

・論部や学会発表は専門医資格の要件として不要である (メディウォッチ)

・総合診療専門医の創設により、地域の医師が総合診療を行えないと誤解する (メディウォッチ)
→「総合診療専門医は、あせって作るものではない」(m3)

・都道府県協議会を学会に物申せる組織にするべき(メディウォッチ)
・プログラム制に拘泥することは好ましくない (メディウォッチ)
→「研修プログラム制だけでなく、研修カリキュラム制も選択できるなど柔軟な運用ができるのか」(m3)

といった意見が出され、日本専門医機構の松原副理事長(日本医師会副会長)が、指摘を重く受け止め対応する旨回答したとのことが書かれています。

また、

・「地域医療に従事する」ことを専門医資格取得の中で「加算ポイントとする(メディウォッチ)

という意見も出たそうで、厚生労働省は「医療需給分科会」で検討する可能性を示唆したとの事です。専門医の質の保証を根本的に歪めかねない話で、個人的には反対です。地域での勤務にインセンティブをつけるのであれば、別の形で行うべきです。

 なんだか個人的な意見が、随分と重みを持ってとりあげられる一方で、過去に積み上げてきた議論はないがしろにされているような気もいたします。

 都道府県協議会について、m3.comの記事では次のように書かれています。

---m3より抜粋開始---
日本医師会副会長の今村聡氏が、開催状況などの現状について質問。「“お願いベース”で開催を求めているが、当然のこととして開催するよう求めていきたい」(今村氏)。これに対し、厚労省医政局医事課は、「都道府県への説明会を複数回にわたって開催した。今のところ『開催するつもりはない』という都道府県はない」と説明し、この8月、9月に集中的に開催を求め、その状況について報告を求めるとした。さらに都道府県の協議会の位置付けについては今後検討すると回答。
--抜粋終了--

 大きな権限を持つことになりそうな都道府県協議会ですが、実はこのやりとりの中で言われている通り、その設置根拠は何も無く、各都道府県に自主的に設置するよう「お願い」しているというあやふやなものです。今後議論の流れによっては法的根拠を持つ協議会になるかもしれないとのことです。そもそも新専門医制度自体は法的根拠を持つものでは無いので、協議会が法的根拠を持つようになると、立場の優劣がますます鮮明になってしまうのでは無いでしょうか。

 また、事例として紹介されている山形県、島根県での「取り組み」について、厚生労働省サイトに掲載されている資料も見てみましたが、山形県の事例は山形大学の医局派遣先の調整の話であり、島根県の事例は地域枠の派遣先の調整の話でした。いずれも何らかの義務や制約を背負った医師たちを、それを課している側がどうやって配置決定するかという話です。 であれば、新専門医制度に関わる都道府県協議会での協議とは根本的に異なる話であり、参考資料として呈示されていることに違和感があります。

 ただ、昨年厚生労働省は医師の診療科の選択や地理的配置を政治的に調整する方針を示しております(※下リンク先に資料あり)ので、そういう意図が表れているのかもしれません。

※総務省ウェブサイト
平成28年第8回経済財政諮問会議 説明資料
資料6 経済・財政再生計画に沿った社会保障改革の推進②(塩崎臨時議員提出資料)
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2016/0511/shiryo_06.pdf
3ページ目
従前の医師確保対策が行き詰まっていることから、
「医師に対する規制を含めた地域偏在・診療科偏在の是正策を検討。」と書かれています。

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2017年8月 9日 (水)

新専門医情報 総合診療専門研修プログラムの申請がアナウンスされました

 2017年8月9日夜、日本専門医機構のウェブサイトに、
【お知らせ】
日本専門医機構 「総合診療専門研修プログラム」についての申請受付について
が掲載されました。
http://www.japan-senmon-i.jp/comprehensive/application.html

 トップページの「重要なお知らせ」にはアナウンスが無く、該当ページをリロードしないと気づかないのが不親切であります。

 本日開催されているはずの厚生労働省「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」が終わるのを待っていたのでしょうか??

 申請期間は8月9日(水)から予告通り21日(月)必着となっています。 提出書類の一式と、参考資料として整備基準、モデルプログラムが掲載されています。提出は郵送と電子メールの両方で行う必要があるとのことです。二次審査を通過するとプログラム審査・認定料として5万円+消費税を払い込む必要があります。

 なお質問はメールでと書かれていますが、なんと「回答には時間がかかる(一週間程度)」旨書かれています。その間に応募期間が終わってしまいそうですが…質問するなというジョークなのでしょうかね^^;。

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2017年8月 8日 (火)

新専門医情報 機構ウェブサイトに「新たな専門医制度の開始に向けた声明」が掲載される

 2017年8月7日夕方頃、日本専門医機構のウェブサイトに、8月4日に理事会で承認された「新たな専門医制度の開始に向けた声明」が掲載されました。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/statement_170804_.pdf
また、同理事会の議事次第も掲載されています。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/statement_170804_.pdf
協議事項の中には今後のスケジュールについて、という議題も含まれていました。

 声明の内容はだいたいm3.comで報じられている通りです。

 前半はこれまでの経緯をまとめた文章になっています。中盤(3ページ目)では8月2日の塩崎前厚生労働大臣との面談について触れられ、「機構として十分に検討の上、真摯に対応したいとの回答を行いました。」と書かれています。

 そのあとに今後のスケジュールについて記されています。

「機構理事会では、同日公表された大臣談話を踏まえ、平成30年4月からの新たな専門医制度の開始に向けて、本年10月初旬を目途に、基本19領域の専攻医の一次登録を開始し、また、本年12月中旬を目途に二次登録を開始することと致しました。また、その後も研修先の決まらない専攻医希望者に対し、引き続き、応募を可能とする方向で検討することと致します。」

 二次までで打ち切りでその後の応募を不可能とされてしまっては、専攻医浪人が出てしまい、ご本人も食べていけませんし、社会的にも大きな損失です。ただこのスケジュールどおりに話が進むのかどうかは楽観できないと思います。

 続くセクションでは、次のように書かれています。
「また、機構では、来年当初を目途に専攻医がどの診療科のどのプログラムに所属することになるのかの概要が明らかになった時点で、新たな専門医制度が地域医療にどのような影響を与えているかなどについて学会ごとにご報告を頂き、万が一、新たな専門医制度によって、地域医療への影響や専門研修レベルについて改善する必要が生じた場合には、機構の整備指針、運用細則、補足説明に鑑みて研修プログラム委員会および基本問題検討委員会での審議、理事会の審議等を経たうえで各学会に対して制度や運用の修正等の変更を依頼し、必要に応じて、応募状況等の調整を行うことにしたいと考えています。」 

 来年当初という時期は二次募集がまだ行われている最中かもしれませんし、二次選考終了の時点の情報を意味しているのかも知れません。この時期に調査して、年度内に改善策や「応募状況等の調整」を打ち出すのか、それとも2019年度の募集に反映させるのか、この記述だけでは読み取れません。そもそも「応募状況」を「調整」するとはどういう意味なのか。まさかその時点での応募を無かった事にするわけではありますまい。 次年度以降に都市部の人気プログラムの募集定員を減らすという意味でしょうか??

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2017年8月 7日 (月)

萩の世界遺産巡り

2017年3月の撮影です。

長門市から萩市内へ戻ってきました。夕方までにレンタカーを返却すれば良いので、その間萩市内の残りの世界遺産を訪ねてみました。

P3260343  まずは松陰神社へ。吉田松陰を祀った神社です。神社そのものは、世界遺産ではありません。境内にあるP3260340こちらの松下村塾が「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産の一つとして指定されています。吉田松陰が開いた私塾です。ここで学んだ塾生がやがて明治日本の産業革命において大きな役割を果たしたのですね。

P3260345  続いて反射炉に行ってみました。反射炉と言えば静岡県伊豆半島に「韮山反射炉」があり、昔一度だけ訪問したことがあります。そちらも世界遺産に指定されてちょっとびっくりしたのですが、萩反射炉の説明看板を読んで更にびっくり。

佐賀藩が先に稼働させていた反射炉の技術移転を申込んだものの無下に断られてしまい、なんとか外観のスケッチだけさせてもらいそれをもとに試作したのが、萩の反射炉だそうです。すなわち、外観を元に想像して作ってみた…でもやっぱり反射炉としては使えなかった…ということなのだそうです。(韮山反射炉はオランダの技術書をもとに設計したので、ちゃんと稼働したそうな。)

 反射炉のすぐ脇を山陰本線の線路が通っていて、車窓からも一瞬反射炉を見ることができます。

P3260349  次に訪れたのは反射炉から目と鼻の先にある「恵美須ヶ鼻造船所跡」です。こちらは造船所としての遺構は残っておらず、一見ただの空き地のようにしか見えませんが、建物のあった場所を区切るテープが張られているので、それを見て在りし日の姿を想像するしかありません。多くの観光情報サイトでは防波堤の写真が使われていますが…なるほどそういうことね。

P3260367 最後に萩城下町を抜けて萩城址へ。中央公園付近の駐車場に停めて歩いたのですが、結構遠かった。城址付近にも駐車場はあるので、車の人は城下町散策と城址散策は分けた方がらくちんだと思います。

 

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2017年8月 5日 (土)

新専門医情報 8月4日 日本専門医機構理事会「新たな専門医制度の開始に向けた声明」

 2017年8月4日、日本専門医機構の第16回理事会が開催されました。関連記事がM3.comに掲載されましたのでご紹介します。

新専門医制度2018年度開始、「地域医療等に配慮」が前提
日本専門医機構「新たな専門医制度の開始に向けた声明」
https://www.m3.com/news/iryoishin/549804

予想した通り、ようやく来年4月からの開始がアナウンスされました。

 8月2日の塩崎前厚生労働大臣の談話をなぞる形で地域医療への影響に配慮しつつ、来年4月の制度開始に向けて、「10月初旬を目途に、19の基本領域の専攻医の1次登録を、12月中旬を目途に2次登録を開始することを決定した。」とのことです。

 新専門医制度では専攻医となることを希望する医師は、19の基本領域の中からひとつの領域を選択し、その領域の研修プログラムのうちの1つだけに応募することができることになっています。初期研修と違ってマッチング方式をとらないのです。応募したプログラムに採用されないと、2次登録に進み、定員に空きのあるプログラムから選択して応募する形です。したがって19の基本領域を同時に募集開始する必要があり、その時期を「10月初旬を目処とする」ということになります。基本領域の中のどれか一つでもプログラムの二次審査や都道府県協議会での調整のプロセスで遅れが生じると、他の基本領域は先に進むことができません。機構が計画どおりに今後のプロセスを進めていけるのかは、注視する必要があります。

 なお、4日23時42分現在で日本専門医機構のウェブサイトには新しい情報の掲載はありません。(総合診療のプログラム募集要項も掲載されていません。)

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2017年8月 2日 (水)

新専門医情報 8月2日厚生労働大臣が専門医機構理事長と面談し「談話」を公表

一次情報

「新たな専門医制度」に対する厚生労働大臣談話
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000173575.html

「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」 における新たな専門医制度の議論のとりまとめ
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10803000-Iseikyoku-Ijika/0000173571.pdf

二次ニュースソース

m3.com
「新専門医制度、厚労省が関与」、塩崎厚労相が談話 吉村理事長と面談、
プロフェッショナルオートノミーに歯止め
https://www.m3.com/news/iryoishin/549268

 8月2日塩崎厚生労働大臣と日本専門医機構吉村理事長が15分ほど面談。その際に手渡された「談話」が厚生労働省サイトに掲載されました。 紙に書いた「談話」を手渡すというのは、不思議な言い回しですが。

 この談話を発表するにあたって参考にされたのが、8月1日に出された「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」における新たな専門医制度の議論のとりまとめ という文書になるようです。なのでまずこのとりまとめを先に読んでみます。

----抜粋----

「第3回検討会において、日本専門医機構及び各学会に対応が求め られたが、これらについては、下記のとおり対応が行われ、構成員 からの理解も得られている。」

「今後、日本専門医機構で行っている専攻医の仮の登録後の配置状 況を踏まえ、万が一、地域医療に影響を与える懸念が生じた場合に は、学会に対してさらなる制度の改善を行うよう、検討会としても 日本専門医機構及び各学会に求めていくこととしたい。」

----抜粋終了----

といったような記載から、専門医機構の取り組みが評価されていること、「専攻医の仮の登録」が実施されることが既定事実として書かれているように見受けられること、から来年度からの開始の方針そのものには反対せず、その上で口出しをしていくという意図と私は読み取りました。

 一方大臣談話の方ですが、おやっと思ったのが「新しい専門医制度」という言葉です。これまで厚生労働省は「新たな専門医養成の仕組み」と呼んでいました。「制度」というと国で決めた制度のことを意味する、今回のものはプロフェッショナルオートノミーだから制度では無いというスタンスだったはずです。しかし大臣自らが「制度」という言葉を使い、それがウェブサイトに見出しとして掲載されました。深読みすると、もはやプロフェッショナルオートノミーでは無く、厚労省として関与する意志をが込められているのではとの感想を持ちました。

----抜粋----

「他方、来年度より実施する新たな専門医制度は、プログラム制の導入など、これまでに無い新たな仕組みであり、」

「都道府県、市町村、医師会、大学、病院団体等からなる都道府県協議会等地域医療関係者と十分に協議が行われたうえで、運用の中で問題があれば速やかに是正が行われる必要があると考えています。」

「具体的には、日本専門医機構及び各関係学会に対し、学会ごとの応募状況及び専攻医の配属状況を厚生労働省に報告いただくことを求めます。厚生労働省においては、新たな専門医制度が地域医療に影響を与えていないかどうか、領域ごとに確認をすることとしたいと考えております。」

「万が一、新たな専門医制度によって地域医療に影響を与える懸念が生じた場合には、「国民に対し良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制」を確保する医療法上の国の責務に基づき、厚生労働省からも日本専門医機構及び各関係学会に対して実効性ある対応を求める」

----抜粋終了----

といった記載を見ますと、
・来年度からの新たな新専門医制度の開始そのものには反対していない。
・運用していく中で、随時厚労省への報告を求め、その結果を見て厚労省として介入する。

という意図かと思いました。 内閣改造を前に現大臣が方向性を示しておくことが重要だったのかもしれません。

 8月4日の機構理事会ではこの「談話」を受けて、来年度の開始をようやく宣言するのでは、と個人的には予想しています。それは、新専門医制度を開始することと引き換えに、自主的自律的な運用を諦め、政治の介入を許すという点では、苦渋の決断になるのかも知れません。

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2017年7月31日 (月)

新専門医情報 7月31日 総合診療領域の専門研修プログラム申請書類が一部掲載されました

 2017年7月31日の夕方(18時に見た時は無かったのですが…)日本専門医機構ウェブサイトに、
重要なお知らせ
総合診療領域の専門研修プログラム申請書類の一部掲載について
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/kensyuprogram%20_forms_soushin.pdf
が掲載されました。

 なぜ一部なのか?理由はわかりません。何か事情があるのでしょうね。他の申請書類は随時掲載とのことです。

 なおこの文書はトップページのリンクからしか辿れず、総合診療専門医のタブの下の申請受付のページの記載は準備中のままです。

--
2.専攻医定員
原則1学年あたり2名とするが、増員を希望する場合はプログラム申請書Aの別紙5に理由と共に定員希望数を記載すること。
--

となっています。各プログラム定員2名とのことですが、これまでもっと多くの家庭医療の専攻医を集めているプログラムも少数ながらあり、一方で実績が無いプログラムも今回多数出てきますので、一律に2名では…ということなのでしょうね。その別紙5は未掲載です。

このPDF、一部に記入例も入ってしまっているので、そのまま申請用には使えなさそうです。

またへき地の定義として「過疎地域自立推進特別措置法」が根拠として示されています。その一覧は総務省の過疎対策のサイトに掲載されています。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/2001/kaso/kasomain0.htm
ただしこれとは別に「医療資源の乏しい地域」という表現もありますので、結局定義はざっくりとしたものになりそうです。

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青海島

2017年3月の撮影です。
P3260315 俵山温泉から30分少々で、長門市の仙崎港にやってきました。ここから青海島を一周する観光船に乗ってみます。ピンクのクジラを模した観光船の屋根に、潮吹き装置もついています。
P3260317  仙崎の沖合にある青海島へは、青海島大橋が架橋され、車で渡ることができます。仙崎側の穏やかな水面からは想像ができませんが、北側は日本海の荒波に洗われた断崖絶壁となっており、"海のアルプス"とよばれています。(誰がよんだ?)

P3260322 仙崎港を出向した船は、まず青海島大橋の下をくぐります。ここから島を時計回りに一周します。島の西の端を回り込むあたりから俄然波が高くなり、船は大きく揺すぶられます。この先北岸の断崖や洞窟に近づきなかなかの大迫力ですが、北斜面なので逆光になり、潮をかぶった船の曲面窓ガラスに光が反P3260328 射してしまい、写真を撮影するにはなかなか厳しい状況でした。あんまり撮影に熱中していると酔いますし。

P3260333  1時間20分ほどで一周して仙崎港に戻ってきました。ダメ押しに車でも青海島に渡ってみました。集落はすべて穏やかな南岸に集まっています。青海島の西側には波の橋立とよばれる砂嘴で仕切られた青海湖がありますが、こんなに海に近いのに不思議なことに淡水湖なのだそう。しかも山口県最大!

P3260336 波の橋立のたもとから本州側を眺めていたら沖合を観光船が通過していきました。

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2017年7月29日 (土)

新専門医情報 7月26日 専門医制度新整備指針運用細則(改定)が掲載される

 日本専門医機構ウェブサイトに、2017年7月26日の日付で「専門医制度新整備指針 運用細則(改定)掲載のお知らせ」が掲載されていました。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/saisoku_7.7_ver2.pdf

 新旧対照表は無いのですが、3月に発表された初版はまだ下記リンク先に残っていましたので、読み比べてみました。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/saisoku_hosokusetumei.pdf

 変更点を抜き出すと以下のようです。意外に少なかったです。

Ⅴ都道府県協議会について
①は変更なし
②では「研修プログラム認定後であっても、専攻医の登録状況や連携施設等の医師配置の状況を含む研修プログラムの運用実績を踏まえ、地域医療の確保の観点から必要な意見を提出することができる。」が追記されています。
③は変更なし。
④はまるまる追記です。「協議会は、基幹施設に対し、ローテート内容等の情報の提供を求めることができる。基幹施設は、機構に連絡したうえで、協議会に情報を提供し、その際遅滞なく機構にも協議会に提出した資料を報告するものとする。機構は、地域医療への配慮や専門研修レベルを改善するための必要性に応じて、基本領域学会、基幹施設と協同して協議会の求めに協力するものとする。」

Ⅸダブルボードの運用について
①「基本領域の専門医取得のため、卒業後臨床研修後ただちに開始する研修は、原則として研修プログラム制とする。ただし、新整備指針7p.「3.(1)2)は除く。」については「ただし」のあとが追記されています。新整備指針の該当部分は研修カリキュラム制について言及している部分です。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/170602sinseibisisin_ver2.pdf
の9ページ目となります。

ⅩⅤその他
研修カリキュラム制に関する記述が削除されています。(新整備指針第2版の方に同じような文言が追記されたため、細則に書く必要が無くなったからだと思われます。)
その代わりに、
3 専攻医への配慮について
が追加されました。
「基幹施設および連携施設は、専攻医ごとの研修進捗状況を把握するとともに、専攻医からの相談窓口を設け、有効な研修が行えるよう配慮する。専攻医は、基幹施設および連携施設の相談窓口へ相談後も有効な研修が行えないと判断した場合には、機構に相談することができる。」

----------

 改めて都道府県協議会についての記述を読み直してみました。協議会で出た意見は、
「基本問題検討委員会」に諮り、必要に応じて「精査の場」で協議し、最終的に理事会で決定する。
となっております。47都道府県での協議会での意見を取りまとめたあと、その先に最大三段階の会議体での協議を経ることになっており、これだけでも相当時間がかかるプロセスになりそうです。またプログラム認定後も意見を提出することができるとされているので、来年度から走り始めたプログラムに対しても、再来年度からの修正を協議会から求められる可能性があるようです。

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2017年7月28日 (金)

新専門医情報 総合診療専門研修のプログラム募集締め切りは8月21日予定

 2017年7月28日の夕方ごろ、日本専門医機構のウェブサイトに「総合診療領域の専門研修プログラム申請受付について 」という文書が掲載されました。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/sogo_shinisei_20170728.pdf
これによりますと、プログラム申請書の締切は8月21日を"予定している"とのことです。

 ところが、肝心の募集要項はいまだ機構ウェブサイトには掲載されていません。申請書等は当然すでにできているはずですので、その公開に何故か待ったがかかっている状況なのでしょうか??いずれにしましても、当初7月末締め切り予定との情報がありましたので、この予定通り進んだとしても3週間遅れとなります。

 専門医機構の次回の理事会は8月4日に行われることがアナウンスされています。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/16rijikai_kaiken_8.4.pdf

 厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」も次回は8月上旬に開催される見込みとのことです。(ウェブサイトにはまだ日程は公表されていません。)

 気がかりなのが内閣改造。塩崎厚生労働大臣が退任し、新しい大臣に変わるのではと言われています。昨年の「立ち止まれ」発言以来塩崎大臣がかなり積極的に関与してきただけに、新大臣はどのようなスタンスになるのか注視していく必要があります。

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2017年7月24日 (月)

秋芳洞、角島大橋、俵山温泉

2017年3月の撮影です。

P3250299_2 秋吉台から南側に急坂を下ったところに秋芳洞の入り口があります。秋芳洞は秋吉台の地下にできた日本屈指の巨大鍾乳洞です。秋芳洞の入り口はこの一番下の正面口のほか、遡っていく途中のエレベータ口(エレベータで地表につながっている)、と最上部の黒谷口があり、どこから入ってどこへ出てもOKです。今回は正面口から入って、黒谷口へ抜けて、帰りは地上の道路を歩いて下って戻りました。(洞窟内は湿度が高くて、汗だくになってしまうので、外を歩いたほうが爽快です。)

P3250302_2  さすが規模が大きいので、様々な形の鍾乳石を見ることができます。右の写真は石灰華段丘(百枚皿)と呼ばれるものです。水に溶けだした石灰分が析出してダム状になり、たくさんの小さな水たまりができています。

 これが大規模に地表にできた景観がクロアチアの世界遺産プリトヴィツェ湖群国立公園にある湖群ということですね。

P3250306  予想よりも早いスケジュールで進み、まだ日暮れには間があります。足を伸ばして角島大橋まで行ってみました。本州と角島をつなぐ1780mの一般道路で、途中にある鳩島を(景観維持のため)避けて架橋されているので、そのカーブがまた一つの特徴になっています。春休み期間の週末とあって、橋の周囲だけなかなか賑わっていました。

P3250311 今夜の宿泊は俵山温泉。長門市の山中に湧く名湯です。pH9.8というアルカリ性の温泉。下田市の観音温泉もアルカリ性で有名ですが、調べてみたらそちらはpH9.5ですから、俵山はすごい。

俵山温泉のもう一つの特徴は旅館に内湯がないこと。現在は「町の湯」と「白猿の湯」の2箇所の外湯が営業しており、どの旅館に泊まっても外湯に通うことになります。町の湯の方は内湯だけでこじんまりとしており、白猿の湯の方がやや大きな施設で露天風呂もあります。どちらも内湯はかけ流しでしたが、白猿の湯の露天の方は塩素臭がしますので循環とわかります。

 温泉入って、夕食食べて、また温泉入って、寝て起きて、またまた温泉に入る。外湯までの5分ほどの道のりも風情があって良いものです。

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2017年7月18日 (火)

新専門医情報 総合診療研修の整備基準は公開されましたが

 2017年7月11日の夕方ごろ、日本専門医機構のウェブサイトに総合診療専門研修プログラム整備基準が公開されました。トップページにはアナウンスは表示されておらず、たまたま該当ページをリロードしないと気が付かないのですが…。
http://www.japan-senmon-i.jp/comprehensive/index.html

 なお、一緒に承認されたはずのモデルプログラムは見当たりません。プログラム申請の開始は「近日中」と書かれていましたので、毎日チェックしていますが、7月18日17時時点ではまだアナウンスはありません。

(なお他の基本領域の整備基準等も機構ウェブサイトでは公表されていません。 )

新旧対照表がありませんので変更点の全貌はつかみきれません。ポートフォリオというタームに対して、「経験省察研修録」という難しい正式日本語タームが割り当てられたようです。

 既報のように内科研修が12ヶ月になっています。PDF9ページの最初の方の記載を見ますと、内科研修の評価に関しては、

・「内科領域で運用する専攻医登録評価システム(Web版研修手帳,J-OSLER)による登録と評価を行う。
・12ヶ月の内科研修の中で、最低40例を目安として入院症例を受け持ち、その入院症例(主病名、主担当医)のうち、提出病歴要約として10件を登録する。分野別(消化器、循環器、呼吸器など)の登録数に所定の制約はないが、可能な限り幅広い異なる分野からの症例登録を推奨する。
・病歴要約については、同一症例、同一疾患の登録は避ける。提出された病歴要約の評価は、所定の評価方法により内科の担当指導医が行う。
・12ヶ月の内科研修終了時には、病歴要約評価を含め、技術・技能評価、専攻医の全体評価(多職種評価含む)の評価結果が専攻医登録・評価システムによりまとめられる。その評価結果を内科指導医が確認し、総合診療プログラムの統括責任者に報告する。専攻医とプログラム統括責任者がその報告に基づいて、研修手帳の研修目標の達成段階を確認した上で、プログラム統括責任者がプログラム全体の評価制度に統合する」
と記されています。

 ここに書かれている「研修手帳の研修目標」というのが、内科側のWeb版研修手帳なのか、総合診療の研修手帳なのかがわかりません。

 内科とのダブルボードを考えている人は、内科専門研修では初期研修の経験症例も登録可能とされていますが、総合診療専門研修の中の内科研修においては、初期研修の症例を利用して症例登録や病歴要約の入力をすることは可能なのでしょうか?この総合診療の整備基準では明確にはなっていません。(しかしながら、初期研修時代の経験症例を+αとしてJ-OSLERに登録しておけば、ダブルボードを目指す際の症例登録のノルマを減らすことができますので、記憶が薄れないうちにぜひやっておきたいところでしょう。また、内科専門研修では最初の2年間で29の病歴要約をすべて登録することになっていましたので、総合診療研修の1年間で10症例しか病歴要約の登録が終わっていないと、1年間で残る19例の登録をしなければならないかも知れません。その観点からも初期研修の時の症例を利用することは重要では無いかと思います。またこの記載の中には症例登録のことが書かれていません。内科専門研修を終えるためには最低でも160例の症例登録が必要です。ダブルボードを目指す人は総合診療の内科研修の間にもせっせと登録しておくのが良いでしょう。)

 小児科と救急科の研修の評価についての記載は「各科の研修内容に関連した評価を各科の指導医が実施し、総合診療プログラムの統括責任者に報告することとなる」とのことで非常にふわっとした書き方になっています。

PDF12ページ
「総合診療専門研修I/IIにおいてはへき地・離島、被災地、医療資源に乏しい地域の医療機関、あるいは医療アクセスが困難な地域の医療機関での研修も可能となるような教育体制を整備する。
・原則として、都道府県の定めるへき地に専門研修基幹施設が所在するプログラム、あるいは研修期間中に2年以上のへき地での研修を必須にしているプログラムにおいて、ブロック制で実施できない合理的な理由がある場合に限り、小児科・救急科の研修をカリキュラム制で実施することを認める。

 PDF13ページ
「へき地・離島、被災地、医療資源の乏しい地域での1年以上の研修が望ましい。」と書かれています。望ましいだけで必須ではありませんけれど、へき地での研修において実績がある医療機関には多くの研修プログラムから連携施設登録希望が殺到するのではという懸念もあります。へき地の医療機関では多くの専攻医を抱える経営基盤は到底ありませんし、症例の経験数の面でも難しい面があります。どのように調整をつけるのでしょう?

 なお「カリキュラム制」というタームは、上記のPDF13ページの一箇所にしか記載がありません。なのでこの整備基準では総合診療専門研修の全体をカリキュラム制で行う場合の方法については、全くわからないということになります。

 PDF13ページ
「地域において指導の質を落とさないための方法
・指導医が不在のへき地・離島(定義:都道府県の定めるへき地)などの
地域では、指導医が常に研修に係わることで専門研修の質を保つための方法として、プログラム統括責任者またはプログラム内の認定指導医による週に1回の直接対面または遠隔テレビ会議等による振り返りと、3ヶ月に1回の研修先訪問を必須とする。」

 指導医が不在のへき地での研修が、総合診療専門研修の中でいったいどのように位置づけられるのかが良くわかりません。なぜなら総合診療I/IIの研修では特任指導医による指導が求められていますし、内科、救急、小児ではそれぞれの領域指導医が指導することが求められています。となると、指導医がいない施設で研修するということが、必須研修の中では想定されていないように思われるからです。

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2017年7月17日 (月)

秋吉台

2017年3月の撮影です。

P3250297  須佐をあとに海岸線を走り、萩市中心部を通り過ぎて山間部へと向かいます。

 今回の旅のアシはTimesのレンタカー。Timesで借りると高確率でマツダ車なのですが予想通りデミオでした。残念ながらオートマチックですが1300ccクラスにして最近は6ATです。昔の3ATのようなかったるさはありません。このデミオ、一番安いグレードのはずですが、山道がとても楽しい。マニュアル変速してきちんと速度管理をしてあげると素直にひらりひらりとカーブをクリアしていきます。燃費も21km/Lを超えて2度びっくり。

P3250292_2  秋吉台に向かいます。日本全国旅をしてきましたが、鉄道路線からやや離れたこのエリアにはまだ来たことがありませんでした。普通の山道が、展望台が近づくと一変。まるで高山にのぼったかのように木がまばらになり、あたりにはゴツゴツとした白い岩が飛び出しています。広大な石灰岩の大地が雨水で侵食されてできた地形です。

 以前に訪れたメキシコのユカタン半島もカルスト地形ですが、あちらはほとんど隆起していない平坦な地形で、そのためにセノーテと呼ばれる深い湖が特徴的です。

P3250295  駐車場に車を停めて、軽く食事を済ませて、周辺を一回り歩いてみました。パノラマ写真向きの地形です。

 伝統行事として毎年2月に山焼きが行われているそうです。どおりで森林化しないわけです。枯れ草が残っているエリアの遊歩道は立ち入り禁止になっていました。万が一山火事になった時に、あっという間に火がまわり逃げ場が無くなって危険だからのようです。(事実秋吉台の山焼きでは、死者が出たことがあります。)

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2017年7月10日 (月)

新専門医情報 2017年7月7日専門医機構理事会に関するニュースの追加

 2017年7月7日の日本専門医機構理事会に関するニュースがいくつか追加されましたので、お知らせします。

 まずは大手の毎日新聞の大誤報から^^;
日本専門医機構
新専門医制度、18年4月からスタート
https://mainichi.jp/articles/20170708/k00/00m/040/158000c

 大手新聞だからといって頭から信用してはなりませんね。

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 次に、メディウォッチの記事です。
2018年度からの新専門医制度に備え、10月から専攻医の仮登録—日本専門医機構
http://www.medwatch.jp/?p=14732

 これまでの経緯も踏まえつつ非常にわかりやすく解説されていると思います。

 専門医機構や各学会の考えるタイムリミットから逆算して、9月末に二次審査終了、10月に専攻医登録開始というスケジュールが示されたという解釈です。

 しかしこの解釈では、専攻医予定者の立場は置き去りにされています。

 研修プログラムが公表されず、試験日程もわからない状態で、10月になって急に、11月○○日に選考試験をしますとアナウンスされても、業務や私用の調整がままならない。さらに一次で決まらなければ二次選考、三次選考となるわけですから、この間、いつ試験になっても対応できるように何の予定も入れられないことになってしまいます。
(プログラム提供側の基幹施設も同じ状況に陥るかもしれません。)

 前回の記事で書いた日本専門医機構の内部要因のことも大変気がかりです。

 実際日本専門医機構のウェブサイトは本日時点で更新がされておらず、各基本領域の整備基準やモデルプログラム、総合診療専門医に関する情報などすべて準備中表示のままでして、新整備指針の運用細則の改訂版も掲載されていません。
http://www.japan-senmon-i.jp/

 これは機構の事務組織に関し、これらの掲載準備を理事会開催と並行して行なう体制ができていないことを示しています。通常企業では記者会見や製品発表会と同時にウェブサイトにプレスリリースや商品サイトが公開されますが、そのような仕組みをとれるほどには事務局のマンパワーが無い=手が回っていない のだと私は捉えています。

 このような状況で、数千におよぶ研修プログラムの二次審査、同時多発的に19領域×47都道府県=893領域! について行われる都道府県協議会への対応、1万人の専攻医予定者の登録と重複検証といった膨大な事務作業を、これからの短い期間で完了し、専攻医の一次募集にこぎつけることができるのでしょうか。

 仮に厚生労働省の検討会がOKを出しても、プログラムの二次審査が9月末までに終わる目処がつかずに新専門医制度の開始が再延期になる可能性があるとも言えます。

 今後の展開が非常に危惧されるところです。

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大坂山たたら製鉄跡、須佐のホルンフェルス

2017年3月の撮影です。

 週末は仕事がありませんので、萩を起点にレンタカーで周辺をぶらぶらしてみました。

P3250262

 萩には世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に含まれる構成資産が5箇所指定されています。まずはそのうちの一つ、「大板山たたら製鉄遺跡」を訪れました。製鉄に必要な熱源を得るためには大量の木炭が必要で、そのために良質な林に囲まれたこの山間地に製鉄施設が作られたのだそうです。

P3250267

製鉄の原料となる砂鉄は船で港に運ばれそこから馬により大坂山に運ばれ、できた鉄もまた馬で運ばれて萩市の海岸にある恵美須ヶ鼻造船所に届けられたそうです。一見非効率のように思えますが、砂鉄よりも遥かに大量の木炭が必要だったため、木炭を海岸まで運び出すよりも効率的だったのでしょう。

P3250284 次はどうしようかと考えましたが、せっかくなので須佐のホルンフェルスを見に行くことにしました。須佐に滞在していても、気軽に歩いていける距離には無いので。

 P3250278ホルンフェルスは縞状の地層が露出しているように見えます。一部のサイトではホルンフェルス断層と誤った記載がなされています。ホルンフェルスは熱変性によって生じた変成岩の一種だそうです。

 崖の上につながる遊歩道から、平滑な岩の上を歩いて崖下へ。柵は全く設置されておらず、崖や岩の割れ目に落ちると…。十分気をつけて下さいね。

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2017年7月 8日 (土)

新専門医情報 2017年7月7日専門医機構理事会 来年度開始が最終決定できるのは二次審査完了時

2017年7月7日に日本専門医機構理事会が開催されました。関連記事がm3.comに掲載されましたので、ご紹介します。

「専攻医の登録、10月スタート」目指す
「2018年4月開始に向け、日本専門医機構の準備は整った」
https://www.m3.com/news/iryoishin/544396

 今回の理事会では、新整備指針第2版に対する運用細則の改訂、総合診療専門研修の整備基準とモデル専門研修が承認されたとのことです。これで、全基本領域の整備基準とモデルプログラムが承認されたとのことです。

 運用細則改訂については、厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」での奈良県知事などからの意見を取り入れる形で、

「柔軟な研修への対応」
・出産育児などで中断する場合などもカリキュラム制で可
・基幹施設に専攻医からの相談窓口を設け、機構にも相談窓口を設ける
「都道府県協議会への情報提供」
・都道府県協議会が直接基幹施設に情報提供を求めることができる
といった内容が追加されたようです。
(なお、現行の運用細則は、機構ウェブサイトに掲載されています。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/saisoku_hosokusetumei.pdf )

 機構としては「今年10月から専攻医の登録を開始できるよう、研修プログラムの1次審査を7月中に終え、9月末までには2次審査を終了することを目指す。できれば今年内を目途に専攻医の研修先が決まるよう、準備を進める」とのことです。

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 それでは来年度からの開始が決定したのかというと、まだ なのです。

 外的な不確定要因は2つ。厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」と「都道府県協議会」。これらの動向によっては二次審査の終了が遅れる可能性がある。機構としては二次審査が完了して初めて来年度開始をアナウンスできるという考えのようです。

 もっとも、機構の内的な不確定要因もあります。専攻医登録システムがまだできていないという点です。一人の専攻医が複数プログラム、複数基本領域で重複していないか確認するために必要ですが、その準備はまだ整っていないようです。機構はこれから9月末までの2ヶ月半で、総合診療プログラムの募集と一次審査、全プログラムの二次審査、専攻医登録と調整システムの構築という非常に大きなタスクを抱えることになりますが、果たして間に合うのでしょうか?

 専攻医や研修病院にとっては、何とも困った状況になっています。結局今後のスケジュールについて目安は示されたものの、確約では無いため、試験日程も決められない、プログラム内容もいつ確定できるのかもわからないという状況が続いています。しかも最終的なGoが出るのが早くても9月末。

 ただ、一次募集の試験が10月までに行える可能性は無さそうですので、試験日程は11月と12月あたりで仮に決めておくというのが、基幹予定施設にとってとりあえず現時点で可能なことのようです。

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2017年7月 3日 (月)

須佐港と男命いか

2017年3月の撮影です。

P3230244 山口県萩市須佐地区。スサという地名は神話に登場するスサノオノミコト(色々な当て字がありますが、須佐地区としては須佐之男命なのでしょう)に関連しているようです。須佐での仕事の初日を終えて、今日は須佐の好月旅館に一泊します。

P3230248 夕食時間まで少し間があるので、港付近を歩いてみました。入り組んだ須佐湾は天然の良港で、漁業が盛んです。ここで水揚げされる剣先イカは「男命いか(みこといか)」という名前でブランド化されています。活きた状態で出荷され、お店や旅館では身が透け透けの状態での活造りを楽しむことができます。

P3230249

 夕方は漁船の動きは無く、非常に静かです。内湾のため波もほとんどありません。夕陽が沈むのを見届けたら旅館に戻ります。

Dsc_0646  好月旅館さんによるとこの時期男命いかはなかなかとれないのだそうですが、運良くこの日は水揚げがあったそうで、賞味する機会を得ました。とても甘みがあって美味しかったですよ。春の時期は白魚の収穫期でもあります。

 

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2017年6月26日 (月)

山陰本線で出勤

2017年3月の撮影です。
P3230227 ホテルの部屋から見た朝の益田駅。朱色のキハ40は一番混み合うはずの朝でも単行。白いローカル線用小型気動車キハ120は浜田所属の車両で、益田駅から西には乗り入れないようです。
P3230230 益田駅の券売機で須佐駅までの乗車券を購入し、ホームへ。2番線に山口線からのキハ47 2両編成が到着。通勤通学時間帯だから混み合っているのではと思いましたが降りてくる人の数はあまり多くありません。春休みで学生が少ないからなのか、県境を越える移動がそもそもあまりないのか…。

 ホームの発車時刻表を見ましても、益田を挟んで東西でだいぶ列車の本数が違うのが実感されます。

P3230233

 1番線に江津からの各駅停車が到着。折り返し快速アクアライナーになるのでキハ126の2両編成。3番線には東萩からの山陰本線が到着。キハ40の単行。折り返し長門市行きになります。ホームに停車した列車に乗ろうとして扉の前で待っていると、降りてくるお客はパラパラ。通学の高校生は時間を潰しているのか、そのまま車内に居座り、折り返し列車の発車時刻が近づく頃ようやく下車していきました。のんびりしてます。
 長門市行きの乗客は私の他にはご夫婦一組で合計3名。島根-山口県境の美しい海岸を右手に見ながらののんびりとした通勤です。エンジンが220馬力から330馬力のものに交換されているので、昔のキハ40の鈍重なイメージからすると、加速はいくぶん軽快になっています。

P3230240

 30分ほどの乗車で須佐駅に到着。珍しく対向列車との交換があり、あちらはキハ47の2連ですが同様にガラガラでした。
 ワンマン化と駅の無人化、本数削減など合理化が徹底的に行われていますが、こうも乗客が少なければ路線の維持はなかなか大変ですね。

 

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2017年6月19日 (月)

益田

2017年3月の撮影です。

P3220217 山口県萩市須佐診療センターの代診へ。山口県とは言え日本海側で島根県との境にあるので関東からはなかなか行くのが大変なところです。しかし、島根県益田市にある萩・石見空港からは40分程度と非常に近い位置にあります。

 ただこの空港、発着便は1日2往復の羽田便のみ。1便に削減された時期もあったようですので、まだそれでも何とか利便性が維持されている状況です。関西方面への便は定期運行されていません。

P3220219 飛行機の右手車窓からは山陰の海岸線を良く見ることができました。鳥取砂丘、宍道湖などなど。萩・石見空港には早着しましたが益田市内への連絡バスの時刻は連動して変わるわけではないため、バス車内で暇を持て余します。

 益田駅前のホテルに前泊。窓からは駅構内が良く見えます。広い構内、朱色のキハ40と、なんだか国鉄時代から時が止まっているかのようですが、普通列車の編成は短縮されほぼ単行運転。快速や特急も2両編成が基本です。

P3220223

 散歩と夕食がてら益田駅に立ち寄ってみました。電光掲示板はカラーLEDに更新されていますが、あとは昔ながらという感じです。

 駅前近くの通りは無電柱化されすっきりしています。歩道も幅が広くて歩きやすい。ただ人通りがほとんどありません。高齢化が進んだ地方の中小都市はだいたいこんな感じです。

P3220226

 せっかくなので島根県らしいものを食べようと、駅近くのお店で出雲そばを賞味しました。(まあここは出雲ではなく石見なので国違いですが…)

 

 

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