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2006年11月19日 (日)

タンザニアの旅02 予習

 タンザニアに行くにあたってまずは勉強。日本語のガイドブックは地球の歩き方 東アフリカ ぐらいしかないようだ。ザンジバル島の細かな情報がやや不足しているようなのでLonely Planet Tanzania をアマゾンで入手。

  JATA Tours のホームページで、タンザニアを知るための60章が発刊されるとの情報を得てこれも購入。タンザニアの歴史、政治、文化、産業などいろんな事が書かれていてとても面白い本だった。引き込まれる様に2日で読破。

 このエリアスタディーズシリーズはなかなかマニアックである。マラウイを知るための45章が先に刊行されていたのでこれも購入した。マラウイはタンザニアの南西に隣接した内陸国で、日本での知名度はかなり低い。最近マドンナの養子事件で少しだけ話題になった。実はこの国には日本から青年海外協力隊が多数派遣されている。妻もその中の一人であった。この本を読んでいた妻が驚きの声を上げた。「あっ、私の家だ!」 コタコタのリビングストンの木の写真の後方に、なんと妻が住んでいた家が写っていたのだ。

 これらの本にも触発され、短い旅ではあるが、できるだけタンザニアの文化を理解し、現地の人とコミュニケーションを取りたいと思った。そこで世界史を勉強し直す事にした。
大航海時代に西ヨーロッパの探検家が訪れるよりもはるかに古くから、東アフリカとインドやアラビア世界はダウ船による交易を通じ強く結びついていたのだが、教科書にはそんな事は全く書かれていなかった。

西ヨーロッパ人が到達した後からようやく教科書上の東アフリカ史は始まる。アラブ商人による奴隷貿易。それをやめさせようとしたキリスト教宣教師。しかしやがてそのキリスト教徒であるドイツやイギリスによる植民地支配。独立運動と社会主義。南アフリカのアパルトヘイトとその崩壊。イスラム世界とアメリカの対立の影響。南アフリカ資本の台頭…。日本以外の視点から考える事はとても重要であると感じた。

※紹介した本は、マイリストにリンクを作ってあります。

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