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2006年12月 1日 (金)

タンザニアの旅06 ダルエスサラーム空港

 9月30日(土)

 午後2時30分ダルエスサラーム空港に着陸。日本は夜の8時30分。羽田を出てから24時間でようやくアフリカ大陸に上陸だ。意外にも(失礼!)ボーディングブリッジがあり、案外近代的な空港かと誤解する。

 入国審査場は人々でごった返している。アフリカ人特有の体臭がムンムンしているが、まあすぐに慣れる。この混雑は、直前に南アフリカのヨハネスブルクから南アフリカ航空のA319が到着したばかりで、その乗客100名余りと、我がエミレーツの200名が一度に押し寄せたためと判明する。

 入国審査は東アフリカ住民と、その他の外国人に分かれてい。特に何の案内も出ていないが、右側のカウンターではビザを持たない入国者への即時発行も行われている。アフリカに来たらせかせかしてはいけないが、周囲をよく見て無駄なく動かなければならない。通路の狭い部分をビザ待ちの人が塞いで渋滞を作っている事に気付き、人ごみをかき分けて前へ進む。入国審査の待ち行列を見つけ後ろに並ぶ。審査官に Pole na kazi.(お仕事お疲れ様。)と声をかけるが無反応だった。(どこの国も空港職員は愛想が悪い気がする。)

 随分時間をかけてラゲッジクレームに到達したが、まだ手荷物は出てきていない。(アフリカ人は仕事が遅い。)しばらく待って、羽田で預けた荷物にようやく巡り会えた。着陸から1時間がかりで外に出ると JATA Tours のドライバーの Mapunda 氏が待っていた。待ちくたびれたらしく、簡単な挨拶を済ませると国内線の航空券とホテル・ロッジのバウチャーの入った封筒を渡して、さっさと帰ろうとする。Ngoja kidogo.(ちょっと待って)と声をかけ封筒の中身を確認してから帰っていただく。

Dar 空港の建物の外に売店や薬局があるがあまり内容は充実していない。両替所やツアーデスクのエアコンの室外機が客の方に向かって熱風を吹き出している所もアフリカ的だ。

 まずはお金の確保。もちろんUSドルも持ってきているが、現地通貨も必要だ。2台だけだが(しかも1台は故障中)ATMがありシティバンクのキャッシュカードでタンザニアシリングを引き出す事ができた。上限は20万シリング。20万というとかなりの大金に思えるが、1ドル1300シリングぐらいなので、日本円では18000円ぐらいである。ただし現地の人にとってはかなりの大金なので、周囲の様子には注意が必要だ。

 次は薬である。前の週からマラリア予防のためにメフロキン(妻が以前アフリカに滞在していた時の飲み残し)を始めているが数が足りないのだ。薬局に行って、Nataka dawa ya malaria, mephloquine na doxycycline.(マラリアの薬が欲しいんだけれど、メフロキンとドキシサイクリン。)と話すと問題無く通じるのだが、言われた返事がわからない。隣の売店の店員さんが英語で、大人か子供かって聞いてるんだよとフォローしてくれた。その後は結局英語でのやりとりに…。(アフリカではマラリアは風邪みたいなもの。年に2-3回はかかるので、よっぽど重症でなければ薬局で薬を買って自分で内服するのだとの事。もちろん重症化すれば命を落とす事も多々ある恐ろしい病気である。)

Precision  (事実上の)首都ダルエスサラームの町にも興味があったが、日程の都合で今回は訪問できない。午後6時のプレシジョン航空のプロペラ機に乗り換える。この飛行機キリマンジャロ国際空港経由でケニアのナイロビ行きだったため、国際線ゲートからの出発だった。それに気づかず国内線ゲートの方で待っていて、危うく乗り損ねる所だった。(もちろんチェックインの時に何の案内も無かったし、チケットにも何の表示も無かった事は言うまでもない。ここはアフリカである。)小さな飛行機でたった1時間のフライトだが、軽食も出て、ビールも飲めた。暮れゆく中でキリマンジャロ山の姿を探したが、見る事はできなかった。余談だが、キリマンジャロの言葉の切れ目は、キリマ・ンジャロ(輝く峰)である。

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