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2006年12月 9日 (土)

タンザニアの旅09 外輪山を越えて大平原へ

 10月1日(日)
Crater_model  ドライバーのThadeus氏がゲートの入場許可を取りに行っている間、トイレに行ったり、資料室を見学したりして過ごす。外輪山に囲まれた火口原の模型に期待が高まるが、クレーターへ降りるのは明後日までおあずけだ。車に戻り、ゲートを越えて Ngorongoro 保護区へと進む。この先は全て未舗装路となる。(そして本日の宿泊地まではまだ200kmぐらいある。)森林地帯のため見通しが悪く、運転は注意を要する。観光道路として多くのサファリカーが通るだけで無く、生活道路でもあるため、物資を輸送するトラックや、大型の路線バスまでもがこの道を通るのだ。
 注意が必要なのは対向車だけではない。右側から突然大きな黒い物が飛び出し、我々の車の前を横切って左側の茂みに消えて行った。野生のバッファローだった。
 急坂を登る事10分強。標高は2000mを越える。突然森が開けると外輪山の尾根に登り着く。車窓の右手の光景に目を奪われる。言葉にならない感動。カメラのレンズを広角ズームに付け替えて車を降りる。10mmの超広角でもその全容を収める事ができない雄大な光景であった。(ここの写真はオンラインアルバムの3枚目。是非フルサイズ3456×2304のデータでご覧いただきたい。)
Zebra  外輪山の上を左回りに4分の1周。野生のシマウマたちが草を食べているかと思えば、家畜の牛を連れたマサイ族が歩いていたりする。ここは国立公園では無く、動物保護区なので、マサイの居住が許されている。人と家畜と野生動物(もちろん肉食獣も!)がすぐ近くで、隔てる物も無く、共存しているのだ。やがて道は西へ進路を変え、大きなカーブを描きながら大平原へと下っていく。思い出した様にマサイの村が現れる。こんな水も無いところで、いったいどうやって生活しているのだろう。

 道路は乾燥し、土埃がひどく、路面も荒れている。無謀なサファリカーが猛スピードで追い抜いていくが、Thadeusは路面の状態を見ながら荒れた部分は徐行し、砂地ではスタックしにくい場所を選び、路面のいいところではスピードを上げる。(遅く走っていては、今日中にたどりつけない。)乗り心地はすこぶる悪いが、信頼のできる運転のため、乗っていてあまり怖くは無い。道程は長い。おなかがすいてきたので、ランチボックスを渡してもらい、揺れる車内で昼食を取る。中身はサンドイッチ、フライ、ポテトチップ、チョコレート、りんごなど。油ものが多いので全部は食べきれない。

 平原の真ん中にアーチのような物が立っている。これが Ngorongoro 保護区と、Serengeti 国立公園の境界だ。とはいえ、それ以外には何の目印も無い。この先はマサイも居住する事はできず、本当の野生動物の王国なのだ。未舗装路を爆走する事3時間以上。アルーシャを出てから6時間。小高い丘が見えてきた。午後2時過ぎようやく Naavi Hill のゲートに到着した。

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