タンザニアの旅27 ムネンバ島シュノーケリング
10月6日(金)
7時30分に朝食。メニューは昨日と同じだが、フルーツの種類が少しだけ変わっている。水着に着替えて、8時30分に海岸に集合した。我々以外はみな白人。足のサイズに合うフィンを選び、ゴーグルとシュノーケルを一つずつ確保する。が、いっこうに出発する気配が無い。アフリカ人のスタッフは何の説明もしないで海の方を眺めている。(アフリカ人は仕事が…)ようやく9時すぎに船が来たらしい。引き潮なので船は岸の近くまで来る事ができないので、50mほど浅瀬を歩いて船に向かう。全員乗り込んだらようやく出発だ。
船はヌングイの西海岸を出発し、北側の岬を回り込んで、東海岸のムネンバ島に向かう。木造船に船外機を付けただけの船はあまりスピードが出ない。間近にダウ船が見える。(写真集の24枚目) 岬近くの浅瀬ではたくさんの女性たちが水に浸かっている。海草か何かを採っているようだ。漁師町の風景は日本と似通っている。西側の海は穏やかだったが、東側は外海なのでうねりが出てくる。ちょっと船酔いが始まる。
その時 "Dolphin !"の叫び声。船の近くをイルカの群れが泳いでいる。船酔いなどと言ってはいられない。揺れる船の上で足を踏ん張って写真を撮るが、なかなか良いタイミングをとらえる事ができなかった。イルカたちは数分間我々の船と併走すると波間に消えて行った。頑張って写真を撮ったおかげで船酔いはますますひどくなってしまった。
途中船の船外機が停まってしまう。予備の船外機もなかなか始動しない。数分間漂流している間に他の船が追い抜いていく。何度か止まったり動いたりを繰り返し、ようやく目的地のムネンバ島に到着したのは既に11時過ぎだった。
船が止まったので船酔いはちょっと落ちついてきた。珊瑚礁の海は透き通り、信じられないほど美しい。ここで一本目、30分間のシュノーケリングタイム。フィンとゴーグルを付けて海に入る。私は1年前にタイのパンガン島でシュノーケリングをしたのが唯一の経験。その時は立てば足が着くぐらいの水深だった。船上からは浅く見えた海だが、入ってみるとかなり水深が深く、5m以上ありそうだ。ゴーグルのフィッティングも悪かったので、海水が入り込んで来てしまった。とりあえず体制を建て直そうと、水面から顔を出しながら船まで泳いで戻る。すると妻が慌てた様子で近づいてきた。溺れていると思ったらしい。助言に従いライフジャケットを付けると、確かに気が楽になった。その後は、じっくりと美しい魚たちや、サンゴの様子を観察する事ができた。周囲の白人たちは皆ベテランらしく、深くまで潜って海底に触ったりして楽しんでいる。
少し場所を移して2本目。水中の光景は本当に美しい。いつまでも眺めていたいとも思うが、案外水は冷たく、だんだん寒くなってきたので船に戻る。ハシゴを上ろうとするが、足が疲れていてなかなか力が入らない。もがいていると、船の上から白人の女性が引っ張り上げてくれた。完全にグロッキーだ。
ザンジバル島側のビーチに上陸して昼食となる。チャパティや、魚のバーベキューなどが用意されていた。しかし疲労困憊で全く食べる気がしないので、岩陰で横になって休む。ようやく少し体が楽になった。
帰りの船では醉う事も無く、午後4時過ぎに無事にヌングイに帰着した。とにかく疲れたが楽しかった。しかしもうちょっと泳ぐ練習や、体力トレーニングをしないと…。
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