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2007年2月27日 (火)

オレゴン健康科学大学(古い)訪問記08 Research Day

Wednesday, December 10, 2003

 朝6時に起床。体はポートランド時間に適合したようだ。ホテルのレストランで朝食を摂る。昨日で懲りて軽いメニューにしたつもりだったが、パンと山盛りのシリアルと、山盛りの苺、大きなグラスいっぱいのオレンジジュース(お代わり自由)、大きなコップのコーヒー(お代わり自由)。朝からものすごい量の炭水化物。今日は躊躇なく残す。

 7時を過ぎても外は真っ暗。北海道よりもかなり北にあるので、冬の夜明けは遅い。

 毎週水曜日は research day との事で、何と朝730分から臨床研究に関するミーティングが続く。ここでは臨床研究は、診療、教育と並び立つ第3の柱となる仕事である。

Research_and_scholarship  まず7時30分から Research and Scholarship Meeting。オレゴンではこの数年急激に出生前の医療費が膨張しており、州政府からその原因と対策について研究する様に求められているとの事。もちろん研究費は州政府負担。州立の大学なので、州の為に貢献する事があたりまえのように求められている、という所が日本との違いか。今回はその内容についてのプレゼンテーションとディスカッションが行われた。 会議の様子はテレビ電話を使って、サテライトクリニックと同時中継されていたが、今日の参加者は一人だけだった。スピードの速いディスカッションは殆ど何も聞き取れないのが悔しい。

 9時からは、Research Committee meeting 。先の会議よりも構成員はぐっと少なくなり、10名程度の教員が 参加。実は昨日の打ち合わせで急遽我々がプレゼンテーションを行う事になっていた。まず船越先生が、以前青森で行なった認知障害に関する臨床研究について発表した。彼は時差ぼけにも負けず、早朝3時に起きて手書きの資料を作っていた。すごいガッツだ。研究結果については残念ながら有意差が得られなかったとの事。教員からは今後多くの施設で共同研究をすればとても良いモデルになるのでは無いかと評価されていた。

Research_comittee 私は臨床研究に関するネタが無かったので、(当時所長を勤めていた)田子診療所の診療についてプレゼンテーションを行った。実はこんな事もあろうかと出発前に予め英語版を準備してあったので、そのまま自分のコンピュータをプロジェクターに接続してプレゼンテーションを行った。会場からの質問は一人で診察する患者数の多さや、内視鏡や超音波など医療機器の多さなどに集中したが、日本とアメリカの医療費支払いのシステムの違いなどに関して説明をし、患者数の多さが教育や研究にとっては阻害因子になっている事などを話した。

 10時からは fellow meeting。現主任教授Saultz 教授も参加し、オレゴンの農村部での周産期患者の医療機関へのアクセスの阻害因子についての研究について討議が行われた。閑散な農村地域において出産数の低下が問題になっているとの事。発表者は、患者さんの自宅と医療機関との間の距離や所用時間と、受診回数や出産数に関しての調査を行うプランを発表したが、これに対して、実際の受診は距離よりも、公共交通機関へのアクセスの利便や、山間降雪地帯と平地の違いなどの因子に大きく影響されるのではないかとの意見が出された。

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