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2007年3月21日 (水)

くるま履歴書03 コーナリングの魔術 2代目スバルレガシィツーリングワゴン

◯スバルレガシィツーリングワゴン GT B spec (2代目)

車体形状: 5ドアワゴン
駆動方式: フルタイム4WD(VTD)、変速機: 4AT
排気量: 2000cc DOHC 2ステージツインターボ、出力: 250ps
色: マタドールレッド
所有期間: 平成5年10月~平成10年10月

 平成3年に発売されたスバルアルシオーネSVXは、3300cc 240psの水平対向6気筒エンジン、スバル独自の前後不均等トルク配分4WDシステムであるVTD ( Valuable Torque Distribution ) など、魅力あるスペックでした。何よりもジウジアーロの手による流麗なボディや、窓が下半分しか開閉しないミッドフレームウインドウなど、外観の面でもスバルらしからぬ洗練を見せていました。そんなSVXは憧れの車で、試乗もさせていただいたのですが、税別で400万円という値段の高さや、2+2のクーペである点など、現実に購入するにはなかなか高いハードルがありました。

 平成5年10月、初のフルモデルチェンジを受けたレガシィには、SVXと同じVTD-4WDが採用され、車体もツーリングワゴンということで実用性も高かったので、大いに興味を持ち、発表初日にディーラーにカタログをもらいに行きました。オリビエ・ブーレイ氏によるといわれる、初代レガシィの角を落としたようなデザインはなかなかかっこよく、Pの字を横に倒したような形のテールランプが特徴的でした。テールゲート側のライトも、飾りでは無くちゃんと光る所も偉いと思いました。

 結局、その週末に再びディーラーに行き契約をしてしまいました。テーマカラーであった深緑にしようかとも思いましたが、2台連続で赤い車に乗ったので、やっぱり赤だろうと考えました。結局選んだのは GT B spec という、16インチBBSホイールと高性能タイヤ・ブリジストンエクスペディアS-01、スポーツサスペンションなどが特別装備された走りのグレードでしたが、実はあまりそういう部分へのこだわりは無く、決め手になったのはマタドールレッド(闘牛士の赤)という、真っ赤な車体色でした。(この色は2000ccDOHCエンジンを積んだTS-Rというグレードでも選ぶことができましたが、TS-RはVTD-4WDではありませんでした。)、また、VTD-4WDはオートマチックトランスミッションとの組み合わせしか無いため、4ATを選択する事にしました。

 鬼怒川温泉で同窓会が行われる前日に納車になったため、納車後僅か3日間で慣らし走行の1000kmを達成してしまいました。ワインディングロードや高速道路での長距離移動でレガシィは素晴らしい性能を発揮しました。加速は必要以上に良くて、高速の合流も楽々。山道では、回頭性が良く思い通りに走ることができました。おかげでエスクードに乗り換えると交差点では曲がらない、ワインディングではおっとっと、高速ではグラグラと、あまりの違いに恐怖感を抱く程でした。

 翌春に南伊豆に転居すると、レガシィは更に本領を発揮します。伊豆半島の道路は海岸沿いも、山岳部もカーブの連続です。片道160km離れた焼津市まで週1回研修のために日帰り往復するなど、年間150回以上もの天城峠越えをしました。天城は冬に僅かながら積雪する事もありますが、フルタイム4WDとABSのおかげで安心して走ることができました。日常的な長距離移動を、5年間に亘り最後まで安全にサポートしてくれました。写真を掲載しようとして探しましたが、一枚も残っていませんでした。残念。

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