くるま履歴書07 赤い稲妻 3代目スバルレガシィツーリングワゴン その1
◯スバルレガシィツーリングワゴン ブリッツェン2001モデル
車体形状: 5ドアワゴン
駆動方式: フルタイム4WD、変速機: 5MT
排気量: 2000cc DOHC 2ステージツインターボ、出力: 280ps
色: プレミアムレッド
所有期間: 平成13年2月~
平成12年2月、スバルからレガシィの特別仕様車 Blitzen (ドイツ語で稲妻が輝くという意味) が登場しました。 オーストリアのポルシェデザイン社とのコラボレーションにより、専用の前後バンパー、アルミホイール、リアスポイラーでドレスアップした特別仕様車です。テーマカラーのプレミアムレッドは、実に鮮やか。しかし最初の年はセダンB4にしか設定がありませんでした。私、セダンに興味が無いので見送り。それから1年。20世紀が終わろうとする頃、自動車雑誌などに2001年バージョンの Blitzen の予想記事が掲載され始めました。それによるとツーリングワゴンにも Blitzen 登場する事が自動車雑誌などでほのめかされてきました。そこで知り合いの自動車整備工場の方に、「カタログが入手できたらお願いします。」と伝えていました。
21世紀に入った平成13年1月のとある日、整備工場から電話が入りました。「Blitzenのツーリングワゴンですが、赤のマニュアル車は、静岡県では1台だけしか入らないそうです。どうしますか。(^_-)」 どうしますかと言われても仕方ありません。「買います。(+_+)」とお返事。まだ発売開始前だというのに、購入決定してしまいました。フォレスターの下取りは思ったより良かったのですが、車両本体の値引きは殆どありませんでした。
2月に実車がやってきました。まばゆいばかりの真っ赤。気恥ずかしい程の派手な色です。その時住んでいた場所は、防波堤をはさんで海まで10m。潮風から塗装を守るため初めて塗装コーティングをしてもらいました。ボディカバーも購入しました。しかし、真冬の海から吹きつける強い西風のパワーはすさまじく、数時間後には固定の紐が切れて、カバーは今にも飛んで行ってしまいそうな状況に…。カバーの使用は断念しました。
初乗りの印象は、まず、重い。フォレスターよりも100kg重く、低速トルクは弱いので出足は鈍い。次に、軽い。ステアリングが軽く、プジョー306の1/3ぐらいの力で回ります。ちょっと軽すぎ? 切って行ったとき、少しひっかかるような感じがするポイントがあるのは気のせいでしょうか。45タイヤということで心配していた乗り心地はまずまず良好です。山道を走った感想としては、フォレスターとは比べ物にならない安心感ですが、以前のレガシィに比べると回頭性は落ちる印象。後輪にトルクが多く配分されるVTD-4WDと、均等配分のビスカスカップリング4WDの差なのでしょう。もう一つの懸念であったバンパーの低さは、とりあえずその時の日常生活圏内では問題ありませんでしたが、日光に引っ越してから家の駐車場の車止めにフロントバンパーが引っかかって破損してしまい、全交換となっています。
購入の翌冬からはスタッドレスタイヤを装着し、スノードライブにも出かけました。真冬に豪雪の長野県秋山郷にも行きました。朝、圧雪の上に未除雪の新雪が降り積もった路面の下り坂を2速でゆっくりと下っている時、対向車が来たのでブレーキを踏んだところ全く止まらず、横滑りを起こしながら雪の壁に突っ込んでようやく止まる事ができましたが、本当に肝を冷やしました。こういう条件の悪い路面ではチェーンを卷かないと駄目ですね。
その後スキーを始め、日光に転居したので、レガシィはますます本領発揮。中部、関東、南東北の道を走りまわり、オドメーターは6年間で11万キロを越えてしまいましたが、今も現役で活躍中です。燃費はコンスタントに10km/L前後を維持しています。(その2に続く)
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