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2007年4月11日 (水)

くるま履歴書06 仕事で乗った車

○スバルプレオLM 660ccマイルドチャージエンジン CVT

 伊豆の診療所の往診車としてチョイスしました。狭い土地に家が密集している港町で、道路も細いので、軽自動車のサイズは魅力的です。見た目ほど小回りは利きませんでしたが、車両感覚はつかみやすいので、民家の庭先を借りての切り返しや、行き止まりでの長いバック運転などはやりやすかったです。往診時は路上駐車することが殆どですが、道幅に余裕が無いので塀ぎりぎりまで寄せる事が多くなります。プレオは前がベンチシートなので、左右どちらからでも乗り降りでき便利でした。荷室には折りたたんだ車椅子も乗せる事が出来ます。数百m毎に走ったり停まったりの繰り返しなので、普段の燃費は8km/Lしか行きませんでした。

 シートは丈が低くて運転席でもヘッドレストの高さが足りません。後席はますますダメ。安全を売りとするスバル車なのだから、こういう部分をしっかりと作ってほしかった。その点は残念に思いました。

○トヨタ ナディア 4WD コラム4AT

 病院で巡回診療の時などに使用しています。初代イプサムをベースに作られた、ミニバンのような形の5人乗り5ドア車で、一代限りで今は消滅してしまった車種です。コラムシフトの4AT。エンジンは走った時の印象で1600ccだと思っていたのですが、調べてみたら2000cc 135PS でした。でも車重が1.5t近くあるのですね。速度はセンターにデジタル表示されます。それは良いとして、グラフ表示されるタコメーターと燃料計は表示がおおざっぱで、実用的ではないと思います。色々な人が乗る車なので、自分が乗った時に燃料残量が2目盛になっていて、3に近い2なのか、1に近い2なのかわからず不安になりました。絶対アナログメーターにするべきです。

 FFベースのフルタイム4WDのはずですが、なぜかわかりにくい所に2WDと4WDの切り替えスイッチが付いています。取扱説明書を読むと、4WDでカーブの多い道を長く走るとシステムの調子が悪くなるような事が書いて有ります。前後輪でタイヤの直径が違ったりすると、警告がでて強制的に2WDになってしまいます。

 車高が高く、車体剛性も低いのでいろは坂の上り下りでは不安定感があります。夏場タイヤが減り気味で良くスキール音がしたので、4WDにすると鳴りにくくなりました。積載能力と経済性に優れたカロゴンやプロボックスにしないでナディアを選んだ理由が私にはわかりません…。辛口評価になっちゃいました。

○トヨタ エスティマハイブリッド

 これも病院の車です。確かに研修などである程度多人数が乗る時には重宝なのですが、何故普通のじゃなくてエスティマ[ハイブリッド](先代)があるのかは疑問です。車両モニターによればこれまでの累積燃費は11km/L台のようです。燃費は確かに良いです。走りは意外にスポーティーです。上り坂ではシフトレバーの横にこっそり付いている S/D(スポーツドライブ)スイッチ を押すと、燃費を犠牲にしてエンジンが高回転まで回り、俄然元気な車に変身します。床下に積まれた重いバッテリーのお陰か、重心が低く安定感も感じられます。後輪をモーターで駆動する4WDになっており、雪の降る冬場は助かります。

 下り坂では、シフトを B に入れて回生ブレーキを利かせる事ができます。しかし1段階しか制御がないので、それ以外にはフットブレーキで速度調整するしかありません。凍結したいろは坂を微低速で下るのには気を使いそうです。総じてなかなか優れた車であると感じられます。意地っ張りなので自分用にトヨタ車を購入することは無いと思いますが、人にはお勧めできる車だと思います。

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