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2007年5月 9日 (水)

くるま履歴書10 オープンカーでコップンカー プジョー307cc

◯プジョー307cc
車体形状: 2ドアクーペカブリオレ
駆動方式: FF、変速機 4AT
排気量: 2000cc DOHC、出力: 132ps 4AT
色: オプシディアンブラック
所有期間: 平成17年7月~

 2年以上の間はレガシィ1台の体制でした。平成16年4月から日光に転居。妻の勤務先の方が交通不便だったので車は譲り、高校生に混じってバス通勤をしていました。帰りは余裕のある時や、渋滞でバスがいつ来るかわからない様な時は、5kmの道のりを歩いて帰ったことも何度かあります。大谷川などの自然や神橋、田母沢記念公園などの史跡を眺めながらのウォーキングは楽しいものでした。比較的快適なバス通勤でしたが、観光タイプから小型への車種変更や高校統合による通勤高校生の増加のため、次第に快適では無くなってしまいました。

 レガシィもフル回転を続けていたため、5年目の車検を前に走行は9万kmを越えていました。ちょうどその頃プジョー407SWがデビュー。独創的なデザイン、大きなガラスルーフと、美しいブルーの車体色に惹かれてディーラーに足を運びました。試乗した407SWは素晴らしい出来で、試乗コースの僅かなカーブでもグニュグニュとしたコーナリングを楽しむ事ができました。

 ところが、結果的に何故かもう一台試乗した307ccを購入…、そして買い替えるはずだったレガシィには引き続き頑張ってもらうことに成りました。確かに、伊豆と違って海辺では無いのでオープンカーを買っても大丈夫ですし、日光の夏は涼しいので真夏のオープンでも辛くなさそうです。(試乗した日はものすごく暑かったので、屋根を開けて走るのは地獄でした。)通勤も車に切り替えれば帰りが遅くなっても心配ありません。

 色は妻の好みで、オプシディアンブラックに。内装は黒と赤のコンビネーションレザーでなかなかいい感じ。実はマイナーチェンジ直前だったのですが、既にネットなどで公表されていた大口の新デザインがあまり好みで無かったので、気にしませんでした。値引きも有利でした。マニュアルを選びたい所でしたが、何と価格が60万円も高くなるので、日和ってATにしてしまいました。

307cc1  納車の夜は霧降高原に夜のドライブに出かけました。もともとの307よりも座席位置を下げているので、バスタブにどっぷり漬かった様な感じで、車両感覚はつかみにくい方です。Aピラーも太くて傾斜がきついので、カーブでは死角が大きい。積極的に自分の方が視点を動かして周囲を見る努力が必要です。ドライバーからの視界まで計算づくでデザインされているレガシィと比較すると歴然とした違いがあります。

 1500kgの車重に137psのエンジンですから、加速力はありませんが、思ったよりは良く坂を登ります。足回りは結構スポーティーで、川沿いのワインディングや下り坂では結構楽しめます。407に比べると弱めですがしっかりと猫足感があります。高速道路での直進安定性はまあまあで、矢のように突き進む感はありませんが、日常的には全く不安はありません。これまでの燃費は11km/Lぐらいです。同じエンジンで300kg軽く、5MTだった206SW S16が12-13km/Lぐらいでしたから、まあまあという所です。

 日本では評判の悪いプジョーのオートマチックトランスミッションAL4は確かに癖が強いです。メカが暖まるまでは1速から2速への変速ショックがとてつもなく大きく、ガツーンと来ます。走り始めの数分間はマニュアルモードで2速発進にした方がスムーズです。2速でやたら引っ張ろうとしますが、これも始動直後に多く見られる気がします。そんな時はマニュアルモードにして自分の好みのギアに変えてしまいます。ちなみにマニュアルモードでは2速どころか3速発進もできたりします。最初のうちあまりDレンジを使っていなかったのですが、だんだん馴染んで来たので、メカが暖まりさえすれば変速タイミングは私と気が合うようになってきました。止まる時はだんだんシフトダウンしてエンジンブレーキを効かせてくれているので、交差点を曲がった後は惰性で走らないで、少しアクセルを踏んであげた方がうまく走れます。自己の存在を主張する人間臭いトランスミッションです。

 日本ではオープンカーに快適に乗れる季節は限られていますが、日光の夏は涼しいので、春から秋まではオープン走行を楽しむことができます。真夏に無理して平地でオープンで走ったら、背中とお尻にあせもができました。冬場は気温が5度あれば、通勤の短時間ぐらいならオープンにしています。いずれにしても、オープンカーをオープンカーとして活躍させるためには、かなりの我慢が必要です。

 スタッドレスタイヤを用意せず、ゴムチェーンだけなので、積雪した日は駐車場でお休みさせて、バスで通勤します。もっとも今冬はあまり積もることが無かったので一度もバスを使わないで済みました。

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