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2007年7月13日 (金)

2003年マラウイへの旅12 コタコタ製陶所

 チア・ラグーンまで来れば目的地のコタコタ Nkhotakota までは後一息。だいぶ日は西に傾いてきた。コタコタの市街地まであと5kmほどのポイントで、小さな看板に従って右へ曲がる。未舗装路を10分ほど進む。国道から離れた所にも民家が散在していて、道を歩いている人がいる。ガタガタ道を終点まで行くとそこがコタコタの製陶所。今夜の宿だ。

1_5  この製陶所はマラウイ湖畔に位置しており、広いビーチに隣接している。陶芸教室、陶器売店、レストラン、宿泊施設が備わったちょっとしたリゾートだ。ロッジの各部屋にはハリーポッターにちなんだ名前がつけられている。(もちろん無許可だろう。)二人部屋が多いが、2階は家族連れでも泊まれる広めの作りになっているようだ。部屋の中の様子はホームページの写真ほど素敵では無いが、ベッド、トイレ、シャワー、蚊帳、扇風機と、ロケーションを考えれば十分な設備である。

Photo_5  南半球だから12月は真夏。あまりに暑いので日が暮れるまで一泳ぎする事にした。マラウイ湖にはいろいろな病原体が住んでおり、水草の多い所では吸虫などの寄生虫に感染する恐れがある。また生活排水が容赦なく流れ込んでいるので、人家の多いところでは水質が悪化していると思われる。製陶所のホームページにはマラウイ湖の水質について誇らしくこんな事が書かれている。 It is fresh water, and probably one of the cleanest bodies of water in the world; no oil; no chemicals; no sewage discharge. そんな風に書いてはみたものの、Nkhotakota Pottery was sited away from any village and our beach often has breaking waves and no reeds which means it is very unlikely to harbour any diseases. と、ここだけは安全だと説明し、最後は Resident doctors and their families regularly swim from our beach. 「医者も泳いでいる。」と人任せにして締めくくっている。まあ、それを信じて泳ごう。

 砂浜だから透明度は高くないが、波は静かで、しょっぱくないから目も痛くなく泳ぎやすい。なかなか気持ち良い。あまり水は飲まないように気をつけよう。遥か向こうに見える対岸のモザンビークのあたりで煙の様な物が立ちのぼっている。あれは何と妻に尋ねると、なんと蠅だという。げげっ。「蠅立ちのぼる夏の夕暮れ。」 アフリカ恐るべし。

 ひとしきり泳いで、シャワーを浴びさっぱりするが、虫よけスプレーを丹念に体に塗っておかなければならない。夜は蚊の活動する時間だからだ。マラリアにかかりたくなければ、蚊に刺されないことが何よりも重要だ。レストランに行き、夕食を摂る。せっかく湖畔に来たので、チャンボ(アフリカ案内の中のページへのリンク)のから揚げを頼んでみた。あっさりした感じであまり癖は無く、十分楽しめる。マラウイ国内ではブランタイヤで数種類のカールスバーグビールが作られており、レストランで賞味することができる。ちなみにローカルのお酒ではトウモロコシから作った濁り酒のチブク Chibuku (アフリカ案内の中のマラウィの酒のページへのリンク)というのが有名らしい。紙パックに入って売られており、Chibuku Bar という所に集まって楽しむらしいが、見た目も味も曲者でハードルは高いらしい。今回の旅では挑戦しなかった。(フジテレビのあいのりがマラウイを訪れたとき、番組内では参加者がチブクを飲まされていた。御愁傷様である。)

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