2003年マラウイへの旅13 セントアンズホスピタル1
2003年12月29日
マラウイ湖の波の音を聞きながら目を覚ます。幸い蚊にも刺されずにすんだようだ。蚊帳の中で寝るのにも慣れてきた。妻の最初の計画では更に北のカタベイまで足を延ばすつもりだったようだが、旅の前半は移動ばかりになってしまったので、欲張らずにコタコタに滞在する事になった。当初2泊の予定だったロッジも、部屋は移らないといけないものの、もう一泊リザーブする事ができた。
このあたりは暑くて汗をかくので洗濯が大変だ。洗面所で洗って、部屋の外に干しておく。ここはゲートキーパーがいるし、人家から離れているので安いTシャツぐらいなら干しておいても大丈夫そうだ。蠅が飛んできて衣類に卵を産みつける事があり、孵化した蛆虫が皮膚の下に入り込んで成長し、脱皮するときに皮膚を破って出てくる事があるらしい。卵が死滅するように洗濯物は強烈な太陽光線によく当てるか、アイロンをかけておくのがいいそうだ。ロッジのホームページを見ると無料のランドリーサービスと書かれている。実際にマラウイ人の従業員の人たちが、洗濯をしてくれている。ただし洗い方は石などに叩きつけて洗うアフリカ流なので悪しからず。衣類が傷むのを避けたかったらアイロンだけかけてもらう事もできる。
朝食を摂った後、車に乗ってコタコタ Nkhotakota の町へ向かう。ガタガタ道を走って国道まで出る。妻は青年海外協力隊員としてコタコタに滞在していた間、休日に時々製陶所に遊びに来ていたそうだ。その時は町からミニバスに乗り、国道上の分岐点で降ろしてもらいそこからこのガタガタ道を1時間かけて歩いてきたのだという。車があるとこんなに楽なんだと、感慨深そうだった。
国道に出たら右折して北に向かう。10分程走ると比較的大きなコタコタの町に入る。中心地の十字路にはミニスーパー(superette)のPTCやガソリンスタンド(BP)もある。近くには粗末な屋台のような物が立ち並んでいるが、これが商店街という事になる。この十字路を右折して集落の中を進んでいく。5分ほど行くと、セントアンズホスピタルの入り口にたどりつく。妻が1年間勤めていた病院だ。
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