2003年マラウイへの旅14 セントアンズホスピタル2
2003年12月29日
病院の入り口といっても、両側には家も建っており、どこからが病院の敷地なのかはっきりしない。広場になっている所に車を駐車する。鍵はしっかりかけておこう。簡単なゲートがあり、車の出入りはコントロールしているが、人の出入りは自由である。
ゲートの前にあるのが外来棟。年末だが病院は普通に営業している。南半球だから季節は夏である。入り口の前に受診する人の行列ができている。中に入ると肌も髪も真っ白な事務職員さんが働いていた。1年半ぶりに突然現れた妻の姿を見て大喜びしている。外国人の方かと思ったら、アルビノ(先天的にメラニン色素が欠損している状態)のアフリカ人なのだそうだ。この強烈な日差しの国で過ごすのは大変そうだ。
建物の横へ回り込んだ所に、TUCK SHOP と書かれた売店がある。tuckとはイギリス英語でお菓子の事。
妻の案内で建物の中にも勝手に立ち入らせて頂く。左の写真が診察室。机の上あるのが(かなり立派な)ペニスの模型である。コンドームの装着方法を指導する時に使う。HIV/AIDSの感染拡大を防ぐためには、とても重要な事である。壁の上の方に貼られている大小のアルファベットが書かれている紙は視力表である。日本ではランドルト環(円の一部が欠けている所を言い当てるもの)が用いられているが、他国ではあまりポピュラーでは無さそうだ。
次の写真は、シアター theatre である。アメリカ英語では operating room だが、イギリス英語ではシアターと言う。医療関係者はこの手術室を見てびっくりするだろう。窓が開いていて、外気が自由に入る。先進国では手術室の空気はフィルターを通した空気を強制換気させ、空気中に浮遊している病原体の数を減少させている。このあまり清潔とは言えない手術室で帝王切開や、虫垂炎などの手術が行われている。(^^;)
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