2003年マラウイへの旅23 マラウイを離れる
2004年1月1日
アフリカで迎える新年。とはいえ、町の様子は特別変わった感じは無いように見える。いよいよマラウイともお別れである。一応国際線なので2時間前に空港に到着する。離発着の少ないリロングウェ空港は1月1日とあってますます閑散としている。チェックインカウンターに並ぶ人もおらず、手続きはすぐに終わってしまう。空港使用料を残ったマラウイクワチャで支払えば、あとはあまりする事が無い。
出発時刻掲示板をデジタルカメラで撮影していると、空港の警備職員がやってきて、「ここは撮影禁止だ。カメラを没収する。」と言う。気さくなマラウイ人の中にあっても空港職員だけは別のようで、やたら高圧的だ。「撮影禁止の表示なんて見なかったし、こんな空港にいったいどんな機密があるのか。」と反論したい所だが、ここは穏便に「空港が撮影禁止だとは知らなかった。すみません。これはデジタルカメラなので、今撮影した写真を、ほら、このように削除したので、この空港で撮った写真はもう無い。」と話して、その場を切り抜ける。(ちなみに上の写真はその前にフィルムカメラで撮ってあった物だ。)
時間がまだ余っているので2階にある展望カフェでコーヒーを飲む。支払はUS$でできるが、お釣りはクワチャで返ってくる。せっかく使い果たしたのにまたクワチャが残ってしまった。出国手続きを済ませると、本当に小さな免税店が一つあるが、免税店の前にまたまた高圧的な空港職員がいて、「ここには寄らずに、すぐに搭乗口に行け。」と言う。免税店の店員は店の前で恨めしそうにそれを見ている。ひどい営業妨害だ。指示に従って搭乗口に行く。そんなに急かすぐらいだからすぐに搭乗が始まるのかと思いきや、(予想通り)全くそんなことは無い。免税店に行く時間は十分あった。やがてようやくバスに案内され、飛行機に乗り込む。乗客はバス1台分しかおらず、がらがらの状態であった。飛行機の窓から滑走路を眺めていると、珍しく飛行機が着陸してきた。見慣れない塗りわけの機体はエチオピア航空だった。
定刻前に離陸。さらばマラウイ。
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