カンボジアの旅06 チケットブース
2007年9月23日(日)
8時15分、JHCアンコールツアーのバスが迎えに来て出発。今日のガイドはカンボジア人のブンジーさんだ。驚くほどきれいな日本語を話す。Yamamoto学校で2年間学んだそうだ。今日は午前中アンコールトム、午後にアンコールワットをまわるコース。今バスに乗っているのは我々だけだが、ツアー参加者は12名との事。もちろん全員日本人。
カンボジアの交通は日本と逆の右側通行。ホテルを出てすぐ国道6号線に左折するのだが、曲がり方が日本とは全く違う。交通が途切れる事が無いので日本のように待っていては何時間経っても合流できない。
まず、左側から車両が来るのはお構いなしに、正面衝突を挑むが如く路肩から対向車線に向かって斜めに入っていく。対向車線を走る自転車、バイク、車は最初バスを左側によけて行くが、バスが車線の真ん中に近づくにつれ、右側によけるようになる。こうして対向車線の車の流れに分け入っていく。次に本来の走行車線に合流するのだが、右側から来る車は気にしないでマイペースで走っていくと、他車の方で、右によけて前に出るか、減速して隙間を開けるかするので、結果的にぶつかる事無く合流できる。右折は普通にできるのだが、道の脇をバイクや自転車が突っ込んでくるので、これも慣れないとなかなか難しそうだ。とにかくカンボジアの都市部での運転は私には絶対無理そうだ。
市街地に入り新しく信号機のついたばかりという交差点を右折。ゴミゴミした裏通りをしばらく南へ走り、サリナホテルに到着。JHCのバスが他に3台、APEX社の日本語ツアーの車もやってくる。日本の旅行会社御用達のホテルのようだ。ここで8名のツアー客が合流するが、待ち時間が長かったのでホテルの前に出て通りの写真を撮影する。右側にトゥクトゥクが停まっている。タイの三輪車のトゥクトゥクと違って、バイクで屋根と座席のついたリアカーのような物を引っ張るのがカンボジア版の特徴。その先には小さなマーケットがありバイクがたくさん停まっている。この通りには他にも美容院や携帯電話屋、インターネットカフェなどいろいろなお店が軒を連ねていた。
その後超豪華なソッカホテルに立ち寄り2名のツアー客を乗せたら、いざアンコールトムへ出発。
街は建設ラッシュで、新しい国立博物館も完成間近。ガイドのブンジーさんの話によると、観光客は年間150万人にものぼるそうだ。かつては日本人が最多だったが、今では韓国人、中国人、日本人の順番との事。シェムリアップの人口も急増し2年前の80万人から100万人に増えたそうだ。
街から北へ15分ほどでバスは道の右側の広場に入って停車する。ここはチケットブース兼チェックポイント。今日の参加者は誰もチケットを持っていないので、一旦下車して列に並ぶ。
窓口の前にはニョキニョキとWEBカメラが突き出ていて、これを遠隔操作して客の顔写真を撮影し、パウチされた写真入り3日間用チケットが発行される。バンテアイスレイの写真が3日券の目印。日本で売られているガイドブックなどにはチケット用に写真を持参する事が推奨されているが、現在のシステムでは持参した写真を使うことは無いので不要である。3日券のお値段は$40で1日券の2倍。不正使用すると$200の罰金が科せられる。チケットを見るとソッカホテルが発行しているのがわかる。実際チケットブースやチェックポイントの職員はソッカホテルの社員名札をつけており、同社が委託を受けて運営しているのがわかる。チケットブースを通過したら再びバスに乗り込む。道路に出る前に係員が乗り込んできて全員のチケットを確認する。
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