カンボジアの旅15 アンコールワット(2) 聖池と逆さアンコールワット
2007年9月23日(日)
周壁の塔門を抜けると内側の広場に出る。前回書いたように参道の正面では無いのが残念だ。とはいえ、いよいよその全貌を現した中央祠堂の姿に気持ちが高まる。西参道はここからまだ400m程続いており、両側には欄干が続いている。
参道を進んでいくと中央祠堂がだんだんと近づいてくる。観光客の数が多いので、参道の途中から中央祠堂を撮影する事はなかなか難しい。欄干から身を乗り出すようにして、外側から望遠ズームで狙ってみる。左右の塔は修復工事中らしく緑のビニールシートがかけられている。中央塔の手前の第三回廊への階段も工事中で、木で足場の櫓が組まれている。
個人的には中央祠堂に向かってまっすぐ進んでいきたい気分だが、ガイドのブンジーさんは参道中程の階段から左(北)側へ降りてしまう。ここには聖池があって水面に映るアンコールワットの姿は撮影の名ポイントだからだ。参道に近い方の水は少し干上がってしまっているので、逆さアンコールワットをきれいに撮るには少し北寄りから狙う形になる。人が入らないように水辺に接近して撮影し、終わったら他の人の撮影の邪魔にならないようにさっさと引き上げる。岸辺から少し離れた所には睡蓮の葉が浮かんでいる。
聖池の北側には屋台が並んでいて賑やかだ。例によって物売りの人たちが声をかけてくるが振り切って先へ進む。第一回廊の北西の角にたどりつく。ここには木製の階段が作られていて、回廊へ上がることができる。
ごみ箱として置かれたかごがひっくり返されている。見ると野生の猿がゴミをあさっていた。すぐそばのレリーフではビシュヌ神を助けて大活躍している猿なのだが、実際の猿はそんな事など知る由も無く、食べられる物を探すのに熱中している。猿に近づくのは止めておいた方がが良い。噛まれた場合、狂犬病のリスクも全く無いというわけでは無い。
西参道の入り口からここまでの所要時間は約35分。時刻は15時40分まだまだ暑い。ここからしばらく日蔭に逃げ込むことができてほっとする。
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