カンボジアの旅20 アプサラダンス
2007年9月23日(日)
真っ暗なプノンバケンからバスでシェムリアップ市街地方向に戻る。国道6号線に出たところで西へ向かう。アンコールホテルの前を通過して尚西へ。道路右手にJHCのバスがいっぱい停まっている場所がある。ここがJHCのオフィスの場所らしい。その隣にレストラン兼みやげもの店のラッキーアンコールというお店があり、そこが今夜の夕食会場だ。店員さんは全員日本語を話し、店内の案内もすべて日本語。支払いはリエル、US$だけでなく日本円でも受け付けるという。ここはJHC直営の店舗なのだ。
2階にあるレストランは、畳敷きの大広間になっていて、長いテーブルが並べられている。その上にはカセットコンロに乗せられた鍋物。具は野菜、シーフード、魚肉練り製品、春雨など。何だか日本の宴会場に戻ってきてしまったような雰囲気だ。
会場の左前には、カンボジアの楽器を演奏する子供たちがスタンバイしている。木琴(ロニアット・アエク)の所にいるのは、今朝アンコールホテルで演奏していた男の子だ。私たちに気付いて笑顔であいさつしてくれる。
夕食を楽しみながらのショータイム。影絵芝居(スパエク・トーイ)、祝福の踊り、ココナツダンス、猿と阿修羅の踊り、アプサラダンスが次々と上演される。
畳の上に絨毯を敷いただけのステージはちょっと寂しい感じで、壁のエアコンむき出しもどうかと思われるが、演じられる踊りなどはなかなか本格的な物である。楽器の演奏も素晴らしかった。
スパエクやアプサラダンスなどの伝統芸能は、過去を全否定する急進的共産主義のポルポト時代に徹底的に破壊され、振り付け集などの書物も失われただけでなく、師匠や踊り子も殆どが処刑されるなど、悲惨な過去を持つ。しかし最近では伝統芸能を復興し、地元の人や観光客に楽しんでもらうおうと、シェムリアップを中心に多くの人が伝統芸能を学んでいる。
アプサラダンスはタイ舞踊と似ている。題材もヒンドゥー教の物語に関連した物が共通に見られる。カンボジアとタイは歴史上何度も戦闘しているが、カンボジアが敗戦した時に踊り子がタイに連れて行かれ、そこでタイ舞踊が発展したとも言われている。
食事の後は、下の土産物屋で買い物タイム。シルク製品も売られているが、いいなあと思うものはタイのジムトンプソンブランドの物が多い。カンボジア文字のTシャツ $2と、イラスト入りカラーTシャツ $3などを購入した。なお、この店で売られているアンコールクッキーは、有名なアンコールクッキーとは全く別物なので注意されたい。JHCもアンコールクッキーも双方とも日本人がやっているので、私はてっきり提携しているのかと思って間違えて買ってしまった。(>_<) 今調べたら本物のアンコールクッキーは、カンボジア直送でネット通販もやっているので、お土産用に現地で買って持ち歩かなくても良いかもしれない。
20時30分にアンコールホテル帰着。明日の集合時間は4時50分(+_+)と伝えられる。さっさと寝ることにしよう。
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