カンボジアの旅30 プレループ
2007年9月24日(月)
いよいよアンコール遺跡巡りも最後となった。今朝から何度も通っているプレループ Pre Rupは、東メボンから少しだけ南に行った所にある。東メボンと同じラージェンドラヴァルマン二世により建てられたもので、火葬が行われていた場所と言われる。建物の構成も東メボンとよく似て、ラテライトの土台の上に、煉瓦を多用した祠堂が置かれている。こちらの方がピラミッドの段が多く立派である。
ここもあまり観光客はおらず、周辺では水牛がのんびりと草を食べている。落ちついて見学できそうだ。
最初の段を上がった所に、火葬に使われたといわれる石槽が残っている。階段の上まで遺体を運び上げるのは結構な労力だったに違いない。
石槽のある所から右手の方に行くと、屋根のついた小部屋に流し台のような物が作られた場所がある。ここは火葬のあとの灰を流した場所らしい。排水口が作られており、その先は土台の石組みの中に溝としてつながっている。流した灰は東バライに流れたのであろうか??
アンコールワットの第三回廊程ではないが、ここの階段もけっこうな急斜面。登っていくとだんだん周囲の光景が開けてきて気分が良い。
中央祠道も一段と高い所に作られている。周囲を見渡せば、360°の大パノラマ。(そのほとんどは深い森だが…。)
北側を望めば、東メボンの中央祠堂が見える。また、西側遥か遠くにはアンコールワットの中央塔も眺める事ができる。写真にすると逆光でかすんでいる上、あまりに小さすぎてなんだかわからないだろう。地平線中央の森がこんもりしている部分のわずかに右側である。拡大画像を添えておく。
プレループの見学時間も僅か23分であっけなく終了してしまった。夕食までの間各自のホテルに戻る事になる。
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