カンボジアの旅33 トンレサップ湖への道
2007年9月25日(火)
今日はゆっくり7時に起床。朝食ビュッフェのメニューは2日前と同じだった。今日もいつもの少年がロニアット・アエクを演奏している。今日で彼ともお別れなので、少しチップをあげようと思ったが、8時45分にフロントに降りた時にはもう帰った後だった。フロントの人にお菓子とチップを託す。チェックアウトを済ませ、スーツケースを預ける。今日のガイドはラタ Ratha さんと言う男性。ちょっと声が高くて、顔の感じも似ていると言うことで、「さかな君」と呼ぶことに決定した。
今日はトンレサップ湖の半日ツアーである。予定より少し早く8時49分にはアンコールホテルを出発。いつものようにサリナホテルを経由し、一昨日からツアーで顔なじみとなった人たちと合流した。もう一人別のホテルで合流する人がいるという。シェムリアップ川沿いの道路は一方通行になっているので、少し遠回りが必要だ。
西岸の道を南に進むと、右手にワット・プリア・プロム・ラス寺院が見える。さかな君はこの寺院に寄宿していると言う。この寺院には20人程の僧侶がいるが、それ以外に15人ほどが寄宿しているとの事だ。カンボジアは上座部仏教なので僧侶は家庭や子孫を持つことは無く、寺院で生活している。さかな君が何故寺院で生活しているのかは聞きそびれた。
橋を渡ってから東岸の道を北に戻る。9時9分 City River Hotel の前で停車する。さかな君がホテルに入っていくが、一向に出てこないので、その間に川の写真を撮って暇を潰す。水は濁っていてあまり絵になる風景ではないが、木陰は涼しそうだ。(蚊もたくさん居そうだが。)
誰も乗せないまま9時22分に出発。結局ホテルが違っていたらしい。似たような名前のホテルが多いから仕方ないと思う。再び川を渡りたどり着いたのは、オールドマーケットのそばの Steung Shem Reap Hotel。何だい名前が全然違うじゃない。9時26分、無事に最後のツアー客と合流できた。
ようやく出発だ。すぐにオールドマーケットの北側を通過。両側に駐車車両。人通りやバイクも多く、大型バスの通行は大変だ。オールドマーケットは今日の昼、湖からの帰りに訪れる予定になっている。
シヴォタ通りを左折すると、道は再びシェムリアップ川の西岸に沿うようになる。道路は川の流れに沿って右へ左へとカーブしている。市街地を離れると交通量も少なくなり、高床式住居が目立つ田舎の風景に変わってきた。途中クロコダイルファームの看板を見つける。政府が運営するワニ園でトンレサップ湖で採れたワニを飼育しており、入場料はUS$2とガイドブックに書いてある。ガイドのさかな君は行ったことが無いそうだ。
いつしか周囲は水田地帯となり、前方に小山が近づいてきた。プノン・クロムである。食堂が何軒か建っている。湿地の上にやぐらを組んで客席を設けている。看板は英語よりもカンボジア語の方が大きく書かれているから、観光客よりも現地の人向けのお店だとわかる。トンレサップ湖で採れた魚料理を出すようだ。シェムリアップの人は週末などにこのあたりでのんびり過ごすらしい。
9時43分、バスは一旦停車。道端に遊覧船のチケット売り場が設けられている。再び出発して間もなく、9時46分にプノン・クロムの登山口に到着。ここでバスを下車する事になる。ここはちょっとした広場になっており、飲み物や土産物を売る屋台が軒を並べている。プノン・クロムの山頂まではきれいに整備された階段が続いており、すぐに登れそうだが、ツアーでは立ち寄る予定は無さそうだ。トンレサップ湖に沈む夕陽の名所でもあるそうだが、婦女暴行事件も多く要注意とガイドブックに書かれている。
ここから船着場まで、集落の中を少し歩く事になるが、これがなかなか楽しかった。例によって物売りさん達が追いかけてくるが、「オッ・ヨッ・テー(いらないよ)」と言って撃退する。言われた方もゲラゲラ笑って楽しそうだ。
道端では地面に葉っぱが並べられている。レモングラスだろうか。ザルの上ではご飯が干されている。家畜のブタの餌にするのだという。
このあたりは高床式住宅だが、道路より低い湿地に建てられているため、家の入り口は道路と同じ高さになっている。10月に向かって水量が増えるらしいので、ピークの時にはこのあたりも湖の一部になるのであろう。
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