日光ケーブルカーの線路跡 再
昨年12月30日の記事で紹介した日光ケーブルカー(東武鉄道日光鋼索線) の廃線跡ですが、前回の記事の写真はSoftbank X01Tのカメラで撮影したもので、あまり良い写真ではありませんでした。今回撮影し直しましたので、改めて紹介したいと思います。
前回の写真は、道路右側が駐車帯になっている所から撮影したのですが、林越しとなってしまうため、今回は、同じ場所から1分ほど麓方向に歩いて木の切れている部分から撮影しました。(焦点距離18mm。)この位置より麓側からもよく見えるポイントがありますが、付近に駐車帯がありませんので、撮影は困難です。
まずは、全体の俯瞰から。正面に男体山が見えます。左側の山の肩部分に建物が見えますが、ここが明智平のレストハウスです。右側の深い谷が大谷川になります。中央の左上から右下に白っぽい線状の路盤が写っています。
路盤部分を200mmまでズームアップして撮影しました。コンクリートの橋脚、コンクリートの路盤の様子を確認できます。左端にはトンネルの入り口が見えています。
明智平のレストハウス付近を200mmで撮影してみます。赤い屋根のレストハウスの左上方に写っているのは、レストハウスから出ている日光交通ロープウェイの終点、明智平展望台の駅です。
レストハウスから真下に木が無い部分が続いています。レストハウスの直下には駅のホーム跡らしき構造物が見えています。線路跡をたどっていくと一旦地下に消え、更に下にたどるとトンネルの入り口が見えます。
再度俯瞰写真を見直してみると、馬返から登ってきたケーブルカーが最初のトンネルの中で右カーブして、明智平方向に向きを変え、一旦地上に出たあと、第二のトンネルに入り、再度地上に出て明智平レストハウス下に到達していた様子がわかります。
最後の一枚はおまけです。奥日光のもう一つのロープウェイであった、東武興業中禅寺温泉ロープウェイは中禅寺温泉駅(バスターミナル)と茶の木平を結んでいましたが2003年3月31日に廃止されました。山の稜線の右側、木が生えていない部分がロープウェイの痕跡です。
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コメント
明智平までのケーブルに昭和25年?3月に修学旅行で乗ったことがありますね。その後、昭和40年ごろ日光の山へ行った時には操業していませんでしたね。馬返しからケーブル後がはっきり見えましたね。
投稿: wy1 | 2011年11月21日 (月) 17時58分
wy1さん、初めまして。コメントをいただきありがとうございます。日光離れて2年半経ちましたので、久しぶりの日光ネタへのコメントを読んで、懐かしい思いに包まれました。今頃かなり冷え込んできている事でしょう。
ケーブルカーの廃線は1970年だったそうです。夏場は木に覆われて廃線跡を認識するのは難しいですが、冬になると色々と見えてきます。馬返駅の痕跡も今は全く残っていないようですが、心眼を凝らすと何か見えるかもしれません。^^;
投稿: きのじゅん | 2011年11月23日 (水) 00時10分