カンボジアの旅47 レアム国立公園(2) ジャングル探検隊 秘密の浜辺を目指す
2007年9月27日(木)
10時56分。Thmor Thom Beach Dorphin Station に上陸。桟橋ではどこからか現れた3頭の黒い犬がお出迎え。桟橋の先の会場には小屋が建てられているが、なんと JICAのステッカーが貼られている。
「こんな所にもJICAの魔の手が及んでいるとは…ということはこの犬たちは…くそっJICAの犬め。」などとくだらない事を言っても、白人たちには通じないので馬鹿にされる事が無いのが良い。(注、JICAは悪の秘密結社じゃありません。独立行政法人国際協力機構の事。シニア海外ボランティアの方が環境教育の活動をされているようだ。)
小屋には2つの部屋があり、内部にはベッドも備えつけられ、宿泊する事ができるようだ。しかし鍵はしっかりとかけられていて内部を見る事はできなかった。この小屋を利用するにはどうすれば良いのか、もちろんレンジャーからは何の解説も無かった。
11時4分。スタッフ二人を残して、ジャングル探検隊の出発だ。"JICAの犬"たちも尻尾を降りながら後を着いてくる。犬たちがガリガリにやせているのを見て、"They are so skinny."と誰かが言う。なるほど thin よりも skinny の方が合っている。しかし彼らは意外なほど元気が良い。
雨上がりの道は所々ぬかるんでいたり、大きな水たまりになっている。というか道自体が小川みたいになっている。一人旅の女の子が泥に足をつっこんでしまった。ちょうど近くに井戸があったので足を洗ったのだが、結局この先みんな何度も同じ目に合うので気にしていても仕方ない。レンジャーはご覧の通り安いビーチサンダルを履いてる。ただ道には木の枝なども多いので、サンダルは足に怪我をする危険がある。靴で来るのが良いのか、サンダルが良いのかは微妙な所だ。私は行きは靴。帰りはサンダルで歩いたが、サンダル履きでの山道歩きは結構疲れた。
ようやくレンジャーが今日初めてガイドの仕事をした。(そしてこれが最後だった。)道端の木を指して一言、"Jack Fruit"。おうこれがジャックフルーツの木か。木にかけられた札には日本語で「ジャックフルーツ」と書かれている。またもやJICAの仕業か…ありがとうございます。さて、この写真の何処にジャックフルーツの実が成っているか発見できるだろうか。
小学校は午前の部が終了した所らしく、カバンを担いだ子供たちの姿をあちこちで見かける。犬達ははしゃぎすぎて、水牛のテリトリーを侵し、怒られている所である。
集落を過ぎると、道はジャングルへ分け入る。怖い野生動物が出て来ないか多少心配になるが、まあ大丈夫なのだろう。やせっぽちのわんこ達はあまり番犬としては役に立ちそうに無い。
20分ほどジャングルの中を歩くと次第に波の音が近づいてきた。11時48分に浜辺に到着した。地球の歩き方にはコッ・サム・プー・ビーチと書かれている。ソッカのホームページの地図では Thma Thum Beach となっており、さっきの小屋の名前は Thmor Thom Beach である。いったいどれが正解なのかわからないが、レンジャーからは何の説明も無いので不明である。
地球の歩き方には、鳴き砂、貸し切り、水がきれい と書かれているが、今日は雨上がりの為、砂は鳴かないし、水も濁っているのは残念だ。それでもせっかくここまで来たので、海に入って遊ぶ事にした。
浜での過ごし方は人それぞれ。白人カップルは二人で遠くまで行って海で遊んでいる。
ロイは海に入ったが寒くなったのか、水から上がり、腰にタオルを巻いてぶらぶら歩いている。
ジャンと一人旅の女の子は海には目もくれずビーチに座って読書をしている。
犬たちもじゃれ合ったり、休憩したりと、それぞれの時間を過ごす。
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