« X01T NetFront Browser | トップページ | カンボジアの旅51 シハヌークビルのマーケット(2) »

2008年2月27日 (水)

ロスとセレブとダイエット

 サイパンで三浦和義氏が逮捕されてから、またマスコミで「ロス疑惑」なる言葉が飛び交っています。この事件の前からロサンゼルスの事をロスと呼ぶのは日本では一般的になっていました。Los Angeles は元はスペイン語であって、英語ではThe Angeles にあたる言葉で、Losは単なる定冠詞です。英語で「ロス」と言ってみたところで、損失の意味の loss にしかならず、全く通じないどころか誤解の元。略すならL.A.と言わなければなりません。知識としてそんな事は知っていても、普段から日本で「ロス」と言っていると、つい英語でも「Los」 と言ってしまい…うがーっ。変な略語を流行らせられては困ります。

 マスコミが流行らせた誤用はたくさんあるのでしょうが、特に気になっているのが、「ダイエット」と「セレブ」です。

 Diet は食事という意味で、そこから派生して食事療法の事も言います。ところが日本のマスコミが痩せる手段を何でもダイエットと誤用するため、Googleで、「運動ででダイエット」を検索すると、100万件以上もヒットする有り様。Dietary fiber は単なる食物繊維の意味ですが、何だか痩せる効果があるような気がしてくるから困ったものです。

 セレブという言葉が流行り始めたとき、意味が全く不明でした。調べてみると英語のCelebrityを略しているらしい。元の意味は「有名人」であって、お金持ちであるとか、由緒ある家系であるとか、そんな事は全く関係ありません。お金があっても無名な人は Celebrity ではありませんし、お金が無くても有名な人は Cereblity です。誰も知らないような人をつかまえて、「セレブ主婦」とか言っている番組をやっていると速攻でチャンネルを変える事にしています。(^ヘ^;) 早くこの変な言葉が廃れることを願ってやみません。

 まあ、医学用語の世界もかなりいいかげんで、ラテン語のローマ字読み、ラテン語の英語風読み、ラテン語のドイツ語風読み、ドイツ語の英語風読み、英語のローマ字読みやら混沌としています。オレゴン健康科学大学の訪問時にも、医学用語を英語でどう発音したら通じるのかについては、かなり苦労しました。

|

« X01T NetFront Browser | トップページ | カンボジアの旅51 シハヌークビルのマーケット(2) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ロスとセレブとダイエット:

« X01T NetFront Browser | トップページ | カンボジアの旅51 シハヌークビルのマーケット(2) »