松島温泉
栃木県さくら市(旧氏家町)にある、松島温泉乙女の湯に行ってきました。(立ち寄り温泉ミシュランの紹介記事・温泉旅行日帰り温泉ガイドの紹介記事)
農村地帯の高台に建てられています。日曜日の昼時に行きましたが、駐車場はなかなかの賑わい。正面の平屋の建物が温泉浴場です。左手の建物は素泊まりの宿泊施設。アトピー性皮膚炎に効くという評判のため、遠方から湯治目的で滞在する需要があるようです。
個人で掘りあてたという温泉は、pH9.2のアルカリ性単純泉。伊豆下田の観音温泉のpH9.5には負けますが、なかなか立派なアルカリ温泉です。(脱脂力の強い強酸性温泉(硫黄温泉)が皮膚をカサカサにする事は明らかですが、逆にアルカリ温泉が皮膚に良いかどうかは私にはわかりかねます…が。)
豊富な湯量に恵まれ、内湯、露天風呂ばかりか、シャワーまで源泉かけ流しです。浴槽には湯の花がいっぱい浮いています。入浴料は最近100円値上がりしたらしく、800円とちょっと高めですが、地方自治体の事業では無く、個人経営なので採算を取るにはこのぐらいが妥当なのかも。タオルは別売りまたは貸しタオルのセット(150円~)もあります。無料休憩所はレストラン(というよりは食堂)を兼ねており、昼時とあって混雑していました。
湯船の温度は38度ぐらいとやや低めのためゆっくりとつかる事ができました。お湯に触れた最初はぬるぬる感が強いのですが、時間が経つと皮膚がふやけてくるためか、ぬるぬる感は薄れてくる印象です。
最近流行りの大型温泉施設とは対局にあるようなのんびりした温泉でした。塩素消毒の臭いがプンプンする循環式の「温泉」に嫌気が差している人にこそ、お勧めの温泉と言えるでしょう。
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