シトロエンC4ピカソに試乗3 高速道路
では、やっと走り出しましょう。
Aモードにシフトします。トルクコンバーターが無いので、ブレーキを離しても動き出しません。じわっとアクセル踏むとやんわりと走り出しました。おっ、結構スムーズじゃないの、と思っていたら2速への変速でスコンと失速感。まあ、この手の自動マニュアルトランスミッションではお約束の現象です。しかしこの失速感、一番強く感じるのはドライバーで、同乗者は意外と気にならないという説もあります。
この失速感を解消するのには、①シフトチェンジの瞬間にアクセルを少し戻す、②パドルを操作して自分のタイミングで2速に入れてしまう、③M(マニュアル)レンジで2速発進する、といった解決方法があると思われます。まあ、④そのうち慣れる という説もあります。
我が家のプジョー307ccと同じRFJ型2000ccDOHCエンジンですが、ピカソの物は103kW(143PS)と少しパワーアップしています。307は100kW(137PS)。とはいえ車重は100kg以上重い1630kg。さぞや鈍重かと思いきや、案外そうでもありませんよ。トルクコンバーターを介さないので、アクセルとエンジン回転と車速がリニアにリンクしている感じがやっぱり楽しいですね。そして日本の交通事情ではちょっとエンジンが非力なぐらいの方が運転を楽しめたりもします。
日光杉並木の間の国道119号を少し下って行きます。C4ピカソの幅は1830mmとかなりワイドです。道幅はあまり余裕が無く、左右にカーブが続き、両脇には垂直の障害物(杉並木)がたくさん立っているという状況です。サイドウインドウのウエストラインが高い車だと左側に寄せ切れず、大型車とのすれ違いで怖い思いをします。視界の良いC4ピカソでは結構自信をもってキープレフトで走る事ができました。
その後わざと狭い裏道へ入り込んでみたところ、おあつらえ向きに対向車が来ました。その時にも左をしっかり路肩に寄せてすれ違う事ができました。左側の車両感覚はかなり掴み易い感じです。
この裏道を通ったのにはもう一つ理由があります。踏み切りです。魔法の絨毯と言われるそのエアサスペンションで、踏み切りを乗り越えるとどんな感じかな。…。やっぱガタンと揺れますね。当たり前か。
その後、日光宇都宮道路に入ります。高速道路といっても制限速度は80km/hなのですが、結構な上り坂です。装備の重い救急車などでは速度が落ちてしまう事も。C4ピカソはどうでしょうか。本線へのアプローチ路も上り坂。右へややきついカーブになっていますが、加速しながらでもいい感じで曲がっていきます。合流車線での加速も必要十分なものでした。その後も、6速をキープしたままで問題なく力強く上り坂をクリア。安定感、乗り心地も及第点。クラスを考えたら静粛性もなかなかの物でした。
日光料金所から清滝の間にはトンネルが2つ。ヘッドライトスイッチにはオートのポジションがあり分かりやすいです。(うちのプジョー307の場合オートにするにはエンジンキーをACCのポジションにしてから、方向指示器の先に付いているボタンを長押しする事で設定。すなわち走行中はオートライトの設定をオンオフする事ができません。)
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