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2008年7月11日 (金)

アルファ147TIセレスピードに乗る

 先日、数日間アルファロメオ147 TIを貸していただく機会がありました。TIとは、イタリア語の Turismo Internazionale の頭文字を取ったものだそうで、アルファロメオのスポーティーな特別装備車に付けられています。(なお147TIは現在は売られていません。)

 お借りした車両は、3ドア、5速セレスピードです。エンジンは2000ccのツインスパークエンジン。150馬力、18.4kgmというスペックは普通の147と変わりません。タイヤは標準の16インチから17インチにインチアップされています。マフラーは自分で交換されたそうで、ちょっと賑やか…かな。内装はレザー仕様。黒基調でスポーティーです。運転席から前を眺めるとボンネットが見えて車のサイズは掴みやすいです。助手席側のワイパーが水平まで行かず中途半端な角度で止まっているのがお茶目です。

 セレスピードはいわゆる2ペダルマニュアルで、マニュアル車のクラッチ操作を機械が行なってくれる物です。ブレーキを踏んでエンジンを始動させると自動でニュートラルポジションに変わります。(エンジンを停止する時は1速かRに入れておかないと警告音が鳴るようになっています。)そこからシフトレバーを前に動かすか、ステアリングの右パドルを操作すると1速に入り発進できます。なお、レバー操作では2速発進が可能ですが、何故かパドル操作ではできません。手前にあるCITYモードのボタンを押すと自動変速モードになります。CITYモードのままででエンジンを切れば次回始動時もCITYモードになるとの事です。しかし走行中にパドルなどでマニュアルシフトするとCITYモードは解除されてしまうので、(従ってCITYモードでも2速発進はできない。)結局殆どCITYモードを使う事はありませんでした。シフトレバーは結構操作が重いので、パドルでお手軽に変速する方が楽ちんでした。

 1速から2速へのシフトショックはやっぱり感じますが、丁寧なアクセルワークをすればカバーできると思います。しかし上り坂ではどうしても失速感があります。ただ、そこから上のギアへのシフトアップはとても快適。またシフトダウンはブリッピングしながらの電光石火の早業。信号で停まるのにもついついシフトダウンを楽しんでしまいます。機構的には普通のマニュアルトランスミッションと同じなので伝達ロスが少なく、瞬間燃費を見ているとなかなか良い数字が出ていました。

 インチアップの影響で、コーナーでの動きは鋭くなっていますが、代償として乗り心地はかなり固め。路面の荒れている所ではタイヤが暴れる感じが強くて、ステアリングを押さえ込む腕にも力が入ります。日常的な使用ではちょっとくたびれるかもしれません。ノーマルの147は乗り心地がいいそうです。

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