新型エアーナビをテスト2 どこが魅力的
私にとって新型エアーナビAVIC-T10の魅力は何でしょうか。
まずは価格。実売で5万円台前半となっています。据え付け型のナビを購入した場合、本体、オプション、取り付け工賃などを含めると 30万円以上となります。特に今年のパイオニアHDDサイバーナビは地デジ標準になりその分価格が高くなってしまいました。
私が興味を持つような車はだいたい変わった車なので、取り付けのためには別売の金具や、バス変換機等も必要になり、施工も大変なので工賃もかさみ、更に高くなります。自分で簡単に取り付けができるポータブルナビは魅力的です。
一方、ポータブルタイプには大きな弱点があります。一つは、渋滞情報。全く取得ができないものや、FM VICS のみしかなくて渋滞回避ルートが検索できない物が多いようです。唯一ソニーのNAV-U2では別売りのビーコン受信ユニットを接続する事で渋滞回避ルートを案内させる事ができます。
一方、エアーナビでは通信ユニットを使う事で、スマートループ渋滞情報を取得して、ルート案内に反映させることが可能です。ビーコンが設置されていない道路を走っていても(携帯電話の圏内であれば)詳細な渋滞情報が取得できる強みがあります。
もう一つの弱点が自車位置精度です。カーナビの黎明期はGPSのみで自車位置を取得していました。その後マップマッチング、ジャイロセンサー、車速情報などを加味し、更にGPSの精度も格段に上がった事で、高度な自車位置精度が実現されました。
ポータブル機の場合、GPSのみで測位している物と、ジャイロセンサーを併せ持つ物があります。GPSアンテナも本体に内蔵されているため、設置位置で受信感度が影響されやすい問題があります。いずれにせよ高架下やビルの谷間、トンネル内などGPSの受信が困難な場所では自車位置をロストする事がある程度避けられません。
エアーナビの場合、オプションで外付けGPSアンテナに加え、車速パルスも入力できるようです。ここまでやれば据え付け機と同等の精度が実現できそうです。しかし車速パルスを接続するためには、取付業者に作業してもらったり、車によっては車速パルスを出力させるための変換器(プジョー・シトロエンの場合なんと35000円)を別途購入しなくてはいけなくなり、価格面のメリットが薄れてしまいます。
従って、やはり本体だけでどのぐらいの精度が実現できるのか。トンネル内などで自車位置をロストした時、どのぐらいで復帰できるのか。といったあたりが実用性の評価のポイントになると思います。
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