新型エアーナビをテスト5 使いにくい点は
今回は、パイオニア新型エアーナビAVIC-T10の弱点について指摘して見たいと思います。
まず文字の入力方法について。基本的にはケータイ方式になっています。例えば目的地検索で、「プジョー宇都宮」を入力するときは、「は」「は」「は」「さ」「さ」「や」「や」「や」「わ」「わ」「わ」「わ」「わ」「あ」「あ」「あ」「た」「た」「た」「な」「な」「な」「な」「な」「ま」「ま」「や」と、合計27回のタッチが必要です。(濁音や半濁音は省略可能です。促音などいわゆる小さな字は大きな字のままで検索してくれます。)
同じパイオニアでもサイバーナビなどでは50音表が出てきますので、それに比べるとかなり面倒ではあります。ただサイバーの7インチ液晶でも隣のキーをタッチしてしまうことが時々あるので、エアーナビの5.8インチ液晶で50音表入力させるのは無理という判断なのでしょうね。
ちなみに「あかさたなはまやらわ」のタブが表示されている画面では、見出し文字をタッチすると頭文字送りができます。例えば「か」のタブを3回タッチすれば「く」で始まる項目に表示が移ります。これは結構便利に使えます。
次に行き先の検索方法について指摘しておきます。
名称検索は部分一致検索のみとなっています。また検索後に必ず都道府県名をタッチする必要があります。不親切だと思うのは候補が存在しない都道府県でも選択できてしまう事。「東京ドイツ村」が東京都にあると思っている人には絶対検索できないシステムです。また多数の店舗のあるチェーン店などでは、都道府県内の全店舗がリスト表示されてしまうので、絞り込みが大変です。
同じ理由でジャンル検索が事実上使いものになりません。絞り込みがサブジャンルと都道府県でしかできないので、かなり膨大な数の候補が表示されてしまい、その中から自分の目的とする施設を見つけるのが大変です。むしろ目的とする地域に先に地図表示を移動させておいて、周辺検索からジャンルを絞り込む方が現実的でしょう。
住所検索にも少し使いにくい点があります。都道府県名、市町村名、地区名までは通常通りですが、地番は番号入力では無く、リストの中から選ぶ形になっています。地番が多数ある場合リストを何度もスクロールしないと目的の地番に辿り着けません。
地点登録は501地点までできるそうですが、フォルダーによる分類ができないので、多数登録すると探し出すのが大変になってきます。並べ替えはヨミ順か登録日時順でしかできません。近い順に並び替えができたら便利そうですが…。
このようにエアーナビ単体での検索機能についてはやや不便さを感じます。ただ通信サービスが始まると一変するかもしれません。何しろパソコンや携帯電話で任意のサイトを利用して先に施設の名称や住所を拾いだして、ナビポータルに登録しておけば良いのですから。通信サービスでは事前にルートを作成しておく事もできるようです。きっと普通のナビ以上に便利な検索ができるのではないかと期待しています。(まあ実際にサービスが始まってみないとわかりませんが。)
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