私とパソコン05 東芝パソピアで一夜漬けプログラミング
(昭和57年頃のお話)
昭和57年(1982年)8月。静岡市呉服町通り商店街の夏祭り。すみやパソコンアイランド主催の企画として、東芝のパソコン「パソピア」を使ったゲーム大会が行われる事になりました。我々お店の常連たちは、日頃お世話になった恩返し??にゲーム大会のポランティアスタッフを勤める事になりました。
ゲーム大会の日程は3日間です。パソピアは1981年に発売された機種でしたが、人気はぱっとせず、あまり市販ソフトも発売されていませんでした。大会初日は市販のゲームソフトを利用して行われました。どんな内容のゲームだったか、今となっては覚えていませんが、あまり面白く無く、盛り上がりにかけていました。とはいえ、他に盛り上がりそうな市販ゲームも無く…。PC8001やPC6001だったらいろんなソフトが市販されていたのですが、不人気機種の悲哀です。
1日目の日程が終わった後、大会で使ったパソピアの本体とディスプレイ、取扱説明書など一式をお借りして、ママチャリの荷台に積んで自宅に持ち帰りました。パソピアのT-BASICでプログラムを組んだことは殆どありませんでしたが、F-BASICやN-BASICとさほど文法の違いは大きく無いので何とかなるだろうと思ったのです。
夜通しパソピアに向かい、自作のゴルフゲームソフトをでっち上げました。「ウルトラゴルフ」という名前は立派ですが、方向と強さだけをユーザーに入力させ、そこに若干の乱数を加味して、着弾点を決めるだけのアルゴリズムです。コースは何とか1つだけ間に合わせました。色分けしたキャラクター描画でフェアウエーやラフ、バンカーなどを配置しただけ。打ち出し場所がバンカーだと、飛距離が1/3になるとか、そんな程度の適当なプログラムでした。
ゲーム大会の2日目、「ウルトラゴルフ」がデビュー。操作が単純だったのが却って良かったのか、いいかげんなプログラムの割には評判が良く、前日より大会は結構盛り上がりました。2日目の晩はまたまたパソピアを自宅に持ち帰り、更に2コースを増設。ゲーム大会3日目には堂々3コースでのプレイが実現したのでした。
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