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2008年9月 3日 (水)

ハワイの旅01 ハワイの勉強を開始、しかし

 今年は妻が妊娠中のため海外に出掛けるのは難しいだろうなと思っていました。ところが4月、義弟からハワイ・オアフ島で9月に結婚式をすると連絡がありました。

 妊娠週数を計算してみると、安定期に入り、かつアメリカへの入国チェックが厳しくなる32週以降にも入りません。無理は禁物ですが、妊婦検診で問題が無く、ゆとりのある日程を考えれば、何とか行けそうだねという事になりました。

 まずは、いつも通りガイドブックを買って勉強を始めました。5月6日、まず「地球の歩き方 ハワイⅠオアフ島」を購入。続いて5月17日に「地球の歩き方リゾート ホノルル&オアフ島」を購入しました。

 ハワイ諸島の歴史や文化の変遷を学んでいくうちに、だんだん複雑な気分になってきました。

  • ワイキキビーチは人工ビーチで、砂は遠くカリフォルニアから運ばれてきた。
  • ワイキキは湿地帯だったが、運河を掘削して、その土で埋め立てを行い、その土地にたくさんのビルが林立している。
  • ハワイ固有の動植物は殆ど絶滅してしまった。
  • スチールギターによるハワイ音楽はアメリカ本土で観光宣伝用に作られた。
  • 空港で歓迎のために踊っているフラダンスはハワイ本来のフラでは無くタヒチアンダンス。
  • ハリウッドが娯楽映画でセロハンスカートに半裸のフラガールが踊るイメージを定着させた。
  • ウクレレは19世紀末にポルトガル系の移民が持ち込んだ小型ギターが原型。
  • アロハシャツも欧米の宣教師が持ち込み、中国系移民が広めた。

 世界の歴史は変遷を続けているものであり、旧来からの物が残っている地域の方がそもそも少ないのでしょう。アメリカ大陸やオーストラリア大陸などは先住民は皆追いやられて白人が作り替えてしまったのですがら、ハワイもそれと同じだといえばそうなのかもしれません。

 短期間の間に、アメリカ本土の商業主義によって急激な変遷を強いられてきたハワイ。特にワイキキは「南の島に作られた南の島のテーマパーク」では無いのかと思えてきたのです。

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