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2008年11月 5日 (水)

ハワイの旅14 沈み行く「天国の海」

2008年9月14日(日)

 ハワイ語で Kai とは海の事だそうだ。Kailua は2つの海という意味。南隣りのラニカイ Lanikai の Lani は空とか天国とかいう意味だそうなので、まさに「天国の海」という意味。かつて全米1のビーチに選ばれたという美しいビーチの写真は Google の画像検索でもしてみればいっぱいヒットする。白い砂と青い海。沖合に浮かぶ Twin Islands = Mokulua = 2つの島 ( Moku Nui と Moku Iki )が印象的だ。

 しかしガイドブック Lonely Planet によると、海岸浸食が進みビーチは狭くなり、護岸のための人工物が目立つ状態と書かれている。現実のラニカイがどうなっているのか気になって現地に行ってみることにした。

Img_3135  カイルアビーチパークから南東へ。Kaelepulu Stream という小川を渡るとそこから先はラニカイの集落になる。一時停止の十字路を左折。Lanikai Point という小さな岬を越えた先で、道路はY字に分岐しているが、一方通行になっており。右手山側の Aalapara Drive で集落の奥に進み、終端で折り返して海側の Mokulua Drive で帰ってくる形である。商店も、公共駐車場も無い。写真のような純粋な住宅地である。サブプライムローンの破綻の影響はここにも及んでいて、売家の標識がたくさん出ている。道路から海岸は見えない。車道から浜へは何本かの小路が延びているだけだ。

Img_3133  路肩に車を停めて、1本の小路へ入ってみた。両側は個人の家の敷地で、垣根が作られている。その間を期待と不安を抱きながら進んでいく。波の音が近づいてきた…。

Img_3134  ところが、我々を待っていたのは小路の終端を洗う波。ちょうど満潮なのだろう。ビーチは完全に水面下に没していた。正面に浮かぶ Mokulua が、ここが 間違いなく Lanikai 「天国の海」である事を知らせている。ここまで酷い状態だったとは…。

Img_3137 Img_3136  相当に落胆しながら Kailua 側に戻る。Kailua Beach Park の一番 Lanikai 側のエリアに駐車して浜の様子を観察してみる。ここからは Lnikai Point の向こう側を見る事はできない。このあたりも浸食が進んでおり、護岸のコンクリートが景観を乱している。反対側も一部ビーチが完全に水没している。この美しいビーチはだんだんと失われていくのであろうか。

 今日の夕食は Kaelepulu Stream のほとりにある Buzz's Original Steak House で豪華にいただく事にした。このお店のランチはサラダやバーガーなどわりと軽食であるが、ディナーはステーキやシーフードグリルなど本格的である。日曜日の夜とあってかなり混雑しており、店内に入るのに20分程待つ事に。潮風が涼しいパティオでカクテルを飲みながら待つのもそれはそれで楽しいはずだが、残念ながらレンタカーで来ているのでアルコール飲料に手を出すわけにはいかない。

 私は TOP SIRLOIN 10 Oz. $21.95、妻は BBQ BEEF RIBS $17.95 を注文。いずれもサラダバーと、パンが付いている。サーロインは和牛のように柔らかな霜降り…なんて事は無く、「さあ肉を食え」という感じで歯ごたえがある。10 Oz. = 283g だから、かなりのボリュームだ。RIBSの方は柔らかく食べやすい。付け合わせにジャガイモを4等分してフライした豪快な Chips が、イモ2個分。到底食べきれない。この店ではクレジットカードが使えず、現金か銀行カードを使ったATM払いとなる。ATMと言っても実際のお金が出てくるわけでは無い。カードを機械に通し、支払金額を入力すると口座からお金が引き落とされる。印刷されたレシートを店員に渡せば支払終了という事らしい。

 さて残念な事に、この店で今回の旅で唯一、15%のサービス料をチャージされた。今から思えば入店時に「レジデントか?」と聞かれたのだが、そこがポイントだった。チップを払う事をしない日本人観光客が多いため、店側が対策として日本人と見ると15%のサービス料を取る事がホノルルではあたりまえの様になってきているという。今回飲食したカイルアの他店ではこのような扱いは受けなかかっただけに残念だ。

 今日は元気なので夜のドライブへ。カイルアから Pali Highway でホノルル市街地をかすめ、H1を西進してパールシティーを回り、H3でカネオヘを経由して戻ってきた。所要1時間20分ほど。各都市の夜景を楽しむ事ができた。

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