野岩鉄道・会津鉄道・JR只見線 日帰り鉄 2
2008年11月3日(月)
鬼怒川温泉駅からは 快速 AIZUマウントエクスプレス に乗り換えます。この車両 キハ8500 は、名古屋鉄道とJR高山線の直通特急として使われていた車両を譲り受けたものです。性能的にはJR東海のキハ85と同等ですが、車体幅がややコンパクトになっているのが特徴です。せっかくの虎の子の看板車両ですが、車体も窓もかなり汚れがひどく残念です。特に車窓からの紅葉が売りのこの時期に窓がすすけているのはいかがなものかと思います。
運転士、乗務員とも会津鉄道の担当のようです。東武鉄道と野岩鉄道には気動車を運転できる運転士がいないためのようです。一方会津鉄道には電車の運転士が居ないため、会津高原尾瀬口-会津田島の直通電車の運転は野岩鉄道の運転士が担当しているのだそうです。会津訛りのある乗務員の方から、西若松-会津若松のJR区間のキップを購入しました。9時57分に隣のホームにスペーシアきぬ103号が到着すると、たくさんのお客さんが乗り換えてきました。たった2両の快速列車はあっと言う間に大混雑となってしまいました。
10時01分の定刻に出発。ディーゼルカーと言っても、この車両は強力なエンジンを搭載していますので、性能的面では電車と遜色ありません。ただ発進直後にエンジンと車体が大きく共振するのと、停止時にブレーキがロックするような感じがあります。この車両もすでにデビューから17年を経ており、それなりに傷んできているのでしょう。
新藤原までの鬼怒川線区間はあいかわらず急カーブが続きだらだらと運転していましたが、線路の規格が段違いに良い野岩鉄道区間に入ると豹変。素晴らしい高速性能を発揮します。乗り心地もさすがに良好です。竜王峡でハイカーのまとまった降車がありましたが、川治温泉、川治湯元で若干の乗車があり、車内は相変わらずの混雑です。やたらとトンネルの多い野岩鉄道ですが、鬼怒川を渡る橋梁の上からは川治の温泉街を背景に紅葉を眺める事ができました。
トンネル内にある湯西川温泉駅を出発すると、やや長い湯西川橋梁を渡ります。駅には道の駅湯西川が併設されており、温泉につかりながら鉄橋を渡る列車を眺める事もできます。
併走する国道121号線(会津西街道)はカーブの連続であまり走りやすい道ではありません。しかし野岩鉄道はひたすらトンネルで直線的に山間を突き進んでいきます。沿線人口は極めて少なく、地元客の利用は殆ど期待できません。観光客頼みの状況です。中三依温泉、上三依塩原口に停車しますが乗降は殆ど無し。標高が上がってきて周囲の山も少し色が濃くなってきましたが、あまり見応えのある感じではありません。男鹿高原を通過すると、県境の山王トンネル。福島県に入り、会津高原尾瀬口駅で野岩鉄道の区間は終了です。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
「趣味」カテゴリの記事
- TEDで英語学習(2016.05.15)
- ThinkPad X1 carbon モデルチェンジでキーボードが先祖返り(2015.01.07)
- タイヤ交換で肩こり軽減(2011.06.10)
- エアーナビ 通信モジュールが壊れた(2009.12.09)
- 0系の最終運転(1999年)(2010.02.13)
コメント