オレゴン健康科学大学訪問記2008 (21) 完 マルトノマー滝再訪
2008年12月11日(木)
この日は午前中 Saultz 教授との懇談があり、その後はポートランド近郊の観光となりました。
5年前はこの時期のオレゴン州らしく連日雨でしたが、今回の訪問は、比較的天候に恵まれ、リーズポート、クラマスフォールズでは珍しい晴天。ポートランドに戻ってからも曇りでした。ただ、私たちの帰った直後の週末は大雪が降る予報になっていました。
前回はちょっとしか見られなかった、オレゴン州の象徴 Mount Hood ですが、今回はその美しい姿を間近に眺める事ができました。写真はポートランドからコロンピア川に沿って東へ向かう高速道路の車窓から撮影したものです。
観光スポットの定番ということで、今回もマルトノマー滝 Multonomah Falls へ連れて行っていただきました。
前回の訪問では大雨にたたられてしまい、下から眺めるだけにとどまりましたが、今回は滝の中断にかかる橋まで遊歩道で上がってきました。その先も遊歩道を進めば滝の上部まで行けるようです。
この付近はコロンビア峡谷 Colombia Gorge と呼ばれ、コロンビア川によって深く削られた谷に向かって、山間からいくつもの滝が流れ込んでいます。マルトノマー滝はその中でも大きな物で、高さは189m。日光華厳の滝の約2倍の落差です。滝は2段になっています。
橋まで登ると1段目の滝壺を間近に見ることができます。1段目の方が落差が大きいので、轟音や水しぶきも2段目より迫力があります。面倒がらずに橋まで行ってみることをお勧めします。なお滝の写真は焦点距離10mmの超広角で撮影しています。標準ズームでは全体像が入らないぐらいのスケールです。
他に今回の訪問では、ポートランド東郊外の地ビール工場や、南西のワイナリー、そして、Ben の自宅を案内していただきました。Benの趣味は工作。自宅内に専用の工房を持っていて、クリスマスのデコレーションなどの小物から庭の東屋、テラスなどの大物まで何でも一人で作ります。庭では乗用芝刈機の運転も体験させていただきました。オレゴン州の豊かな生活の一端を見させていただきました。
2008年12月12日
朝8時。前チェアマンの Robert Taylor 先生の自宅で朝食会がありました。実は昨日まで旅行に出掛けていて我々とゆっくり話す機会が無かったので、わざわざ朝食会を設けてくださったのです。
5年ぶりにお会いした Taylor 先生は、第一線は退いたものの、まだまだ精力的に動き回っているようでとてもお元気そうでした。家庭医療学の第一人者で、大変高名なドクターですが、独特の飾らない優しい語り口に、改めて尊敬の念を深く覚えました。
これで全日程が終了。昼の成田直行便で帰国の途につきました。(終わり)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント