湊病院問題 もう一つの公募法人に関する疑問
組合ホームページにアップされている 新病院指定管理者選定委員会業務報告書 、よくぞアップしてくれましたという感じですね。これまで報道されていなかった情報が満載で、選定委員会委員長の伊東先生がいかに真剣に南伊豆地域の医療について心配して下さっているかが伝わってくる内容です。
さて公募に応じたもう一つの団体については今まで情報がありませんでしたが、この報告書で明らかになった点があります。
報告書4ページより
・複数の病院を経営している実績がある。書類内容に限っては第一順位の法人(聖勝会さん)に勝った点があった。
・しかし、自らの提案をアピールできる唯一の機会である選定委員によるヒアリングに法人役員や幹部医療職が出席しないで、管理部門職員を出席させるなど、医療面での提案説明が十分できない点で、意欲に欠けると判断された。
報告書5ページより
・聖勝会さんに関して多少不安な点も散見されるので、第二順位の法人は次点として位置付けておいた方がいいのではないかと考える。
報告書47枚目(選定結果の公表2ページ)より
・点数をいろいろつけて評価した結果、少しの点数の差であったが明らかに差がついたので、聖勝会さんにお願いするのがいいだろうという委員会の意見になった。
報告書51枚目(記者会見3ページ)より
・もう一つの団体は静岡県内での実績あり。
*************
第二順位の法人を次点として位置づけておくべきという伊東先生の意見は、どこかに消し飛んでしまっているようです。
ここからは、私の感想です。公募に応じたということは、「是非やりたい」という意志があったと言う事です。実際に公募するにあたっては、http://www10.ocn.ne.jp/~minatohp/new.html の「2009/05/11 新病院指定管理者選定要領」に載せられているかなり面倒くさい事業計画などの書類を提出しなくてはならず、書類は組合事務局まで「直接持参」しなくてはならず、「費用は自己負担」となっています。
にもかかわらず、もう一つの団体は、選定委員会のヒアリングで「意欲に欠ける」と評価をうけるような対応だったのだといいます。これはいったいどういう事でしょう。書類上優位なので、あとは意欲さえ見せれば明らかに指定管理者候補として選定されていたはずです。
・当日体調が悪くて法人役員や幹部医療職が出席できなかった?
→いくらなんでもそれは無いでしょうね。
・最初から公募にうかる気がなかった?
→だったらなんで手間とお金をかけて公募に応じたの。公募に応じた後に気が変わった?だったら公募をキャンセルすればよかったのに。ということは、ひょっとして…誰かに頼まれた?
と邪推してしまいますよね。( ̄ー+ ̄) (注、あくまでも個人の感想です。)
もちろん伊東先生の「第二順位を次点にすべき」という発言内容から、選定委員会はこの件に関係ないだろうなという事はわかります。
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コメント
伊東ってなに?
投稿: BlogPetのかぶりん | 2009年9月14日 (月) 14時24分