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2009年9月 6日 (日)

国立湊病院の記憶3 湊カンファレンス

 平成6年当時、地元では、国立湊病院は急患を診てくれない、あそこは救急車で行かないとだめだ、という風評が出来上がっていたようです。子供を診てもらおうとして連れて行ったら、医者から怒られて追い返された、なんて噂も耳にしました。病院の目と鼻の先にある民宿から、救急車で軽症の旅行者が運ばれてくるという状況は、我々を落胆させました。

 まず、当たり前の事ですが、救急患者を断らずに診ようというのが、最初の取り組みです。まあ、一人で当直していて一度に3台救急車が来たりすると泣きたくなりますが…。それでも当時は伊豆下田病院が急性期医療をしっかりやられていたので、現在よりも救急車の搬入台数はかなり少なかったのです。

 幸い内科の4人のうち3人は病院の敷地内の官舎に住んでおり、小田先生も自転車で数分の所に住んでおりましたので、一人で対応しきれないときはすぐに援軍を頼むことができました。全員が内視鏡でも、エコー検査でも、気管内挿管でも、何でもできるので、消化管出血の急患が来ても、閉塞性黄疸の人が来ても、あるいは海での溺水が来ても、一人で無理なら誰かもう一人呼んで来ればだいたい何とかなります。(というか、だいたい皆当直じゃなくても深夜まで院内でうろうろしていましたけれど。)

 地元医療機関との関係作りもとても重要な課題でした。そこで小田先生が始めたのが「湊カンファレンス」です。月に一回、夜に病院に地元医療機関のドクターを招いて、夕食をとりつつ、紹介を受けた患者さんの経過を画像などを提示しながらプレゼンテーションしたり、交代でミニレクチャーを行ったりする病診連携の会です。この会は15年経った今でも続けられており、賀茂郡内各地から多くのドクターにご参加をいただいています。(湊病院は地元医師会との連携を怠ってきたという主張をされている方は、この会に参加されていない方なのでしょう。)

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