メキシカンカリブとニューヨークの旅11 コバグループのピラミッド
2009年10月6日(火)
遺跡の入り口で係員にチケットを渡すと、昔の駅の改札口のように鋏を入れてくれる。入場料はツアー料金に含まれているが、チケットには$51.00 pesos (約350円) と書かれている。1分程進むと右手に Grupo Coba コバグループの遺跡群が現れる。Cobaには最盛期には5万人以上が生活していたという。遺跡は何箇所かに分かれて存在しており、それぞれがグループ分けされている。建物の多くは西暦500年から900年の間に建てられたと推測されているとの事。日本では聖徳太子の時代から平安時代頃の話である。(前方後円墳で有名な日本の仁徳天皇陵は5世紀頃と推測されているので、コバの方が新しい。)そしてその後も14世紀ごろまでは新しい建物が作られていたそうだ。
コバグループを代表する建物は、La Iglesia = the church = 教会 と名付けられたピラミッド と juego de pelota = ball court = 球戯場である。ピラミッドを前にガイドさんの解説が始まる。
「このピラミッドは、古いピラミッドの上にかぶせるように作られている。チチェン・イッツァのピラミッドは角が四角だが、コバのピラミッドは角が丸い。これはコバの方が古いからだ。コバの上流階級の人たちはその証として、頭をわざと長くしたり、歯に石をはめ込んだりした。セノーテは生贄を捧げる場所として利用された。」
解説の後は自由にピラミッドを見学できる。中段付近までは登る事ができるが、この高さでは残念ながらジャングルにさえぎられて周囲のパノラマは得られない。9層24メートルのピラミッド頂上まで登ればさぞや気持ち良かろう。Lonely Planet を読むと、ラグーンや Nohoch Mul のピラミッドが見えると書かれている。
ピラミッドの周りを一周してみる。側面には写真の様な通路が作られている。ツアーのPR用の映像でも使われていた物だ。ただこの通路の内部は特にどこかとつながっているわけでは無く、ただ暗くて涼しいだけ。様式上の物なのだろうか。(外側を歩いても向こう側には行ける。)
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