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2009年11月30日 (月)

湊病院問題 聖勝会 西川理事長のインタビュー記事を読みました

 11月20日(金)の静岡新聞に、聖勝会西川理事長へのインタビュー記事が掲載されました。勤務先では静岡新聞は講読していないので読んでいなかったのですが、どなたか親切な方が(^-^;、私の所に記事を届けてくださいました。今見てみましたら、医療経営財務協会ホームページ http://izai2.net/kyoudo.html にも、全文が転載されていました。(゚ー゚;

 ので、内容はそちらをお読みいただくとして、気になったポイントを拾ってみます。

●「将来的に機器がそろえば急性心筋梗塞の処置なども視野に」

→血管造影室を増設する必要があります。もちろん循環器内科専門医も複数名必要です。検査件数を考えるともちろん不採算分野でしょうが、もし実現すれば、特にヘリの使えない悪天候、夜間の心筋梗塞の救命率が上がる事が期待できます。

●「仲間の医師に自ら直接声をかけて、既に専門医14人が集まってくれました。」

→14人集めたとはすごいですね。大変なご苦労だったと思います。自ら直接声をかけたという事ですから、やはり大学からの全面的な支援は無かったのでしょう。

●「聖マリアンナ医科大への寄付講座設置を組合に求めています。」

→地域への医師派遣を目的に作られた寄付講座としては、三重県が三重大学に作った地域医療学講座という例があるようです。静岡県賀茂郡という非常に狭い地域の自治体が、神奈川県川崎市の私立医科大学に寄付講座を作ったとしたら、画期的な事になるでしょう。

●「地元行政にも一緒に良い病院を築いていくような姿勢が欲しい。残念ながら今はまだその状態にはありません。…公立病院なのに、行政側には経済的なリスクがほとんどないことも疑問です。」

→激しく同意します。が、残念ながら公募の時からそれはわかっていた事でした。 (。>0<。) 今になって実感しておられるとしたら、大変お気の毒ですが、頑張ってくださいとしか言えません。

●「賀茂地区はまず、行政が夜間の急患を見る一次救急体制の整備を進めるべきです。」

→賀茂地区はまず聖勝会さんが一次救急体制に参加する事に期待しているようですよ。頑張ってください。

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コメント

お邪魔します。賀茂地区の医療崩壊を心配している住人です。いつも興味深く読ませて頂いております。
この記事、カラーの西川理事長のお顔と合わせて賀茂地区医療の明るい未来が約束されたような内容が書かれていましたね。
記事を読んだ県内に住んでいる友人から「こっち(榛原~藤枝・焼津地区)は大変なのに、伊豆はすごいね」と驚きのメールが届きました。

実際のところ、どうなのでしょうか。いくつか懸案事項があったはずです。それはどうなったのでしょうか。
一般住民の関心は「新しい病院はどうなんだろね?今の先生たちはどうなるのかね?」といった漠然とした感じで、実際の問題点が見えて来ない様です。 
自分の身に降り掛かってから初めて疑問を持つのでは 遅いと思うのですが・・・それとも危機感を持っているのは 私だけでしょうかι(´Д`υ)アセアセ
先日 お孫さんを連れた議員さんとお話をした時「このままだと夜に子供の具合が悪くなったら 本当に困りますよね」と言ったら ハテナ?の顔をされていました。
西川先生おっしゃるところの”専門医”14人に365日の救急は 本当に可能なのか? 私は 子供だけでなく大人も 賀茂地区の救急医療からはじき出されるのではないか、と思っています・・・私の考えすぎでしょうか。

専門的な立場から 問題点や懸念される点を公で発して下さる方がいてくれたら、住民たちも自分たちの問題として医療を考える そして行動を起こす機会になると思うのですが。


 

投稿: いずのすけ | 2009年12月 6日 (日) 01時07分

 いずのすけさん コメント有難うございます。(イズノスケと言えば、「伊豆新世紀創造祭 チェンジ伊豆2000」のキャラクターのカエルさんでしたね。)

 先日読んだ新聞記事を見たら、榛原総合病院は来年春から徳洲会さんが指定管理者になる方向だそうですね。「牧ノ原市と吉田町は12月定例議会に、12月までの病院職員の給料分など病院への追加財政支援として計約7億8668万円の補正予算を計上する方針だ。しかし、移行時期のずれ込みで、来年1月以降の職員の給料など追加負担が生じることになる。」こりゃあ大変だ。

 下田新病院に対するご心配もごもっともです。地域の医療の実情を良く知る人ほど、このままでは、医療崩壊が起こると危機感を募らせている人は多いようです。

 先日西伊豆病院さんの開院20周年記念式典があったと伺いました。医療崩壊した病院を建て直した事で有名な千葉県の東金病院の平山院長先生とその病院を支えるNGOの方が招かれたそうです。「医師は医局派遣にまかせるのでは無く、地域が育てるものだ」というのが講演の最大の要旨だったそうです。「この地区が医療崩壊に向かっているのに住民からの積極的な運動は皆無である。一回崩壊しなければわからないのではないか」との質問への回答として、江戸時代末期に薩長が生麦事件で英国と戦火を交え完敗したのを契機に、攘夷から開国に主義を一変させた事を引き合いに出して、「住民は一度医療崩壊しないとわからないのだ」と述べたそうです。また「湊病院がこけて救急患者が西伊豆に殺到すれば西伊豆もおかしくなる。千葉県東部は実際そうだった。」といった重要な指摘がなされたそうです。
 伊豆新聞にこの記念式典の記事は掲載されましたが、講演の内容はもとより、招かれた事すら書かれていませんでした。

 行政やマスコミを介しては、十分な情報、特にネガティブな情報は発信されていない状況なので、今のところこのブログで奮闘しております。後になって「あー、あの人の書いていた事は正しかったねー。」となるのか「全く的外れだったじゃない」となるのかわかりませんが、後からじゃなくて、今活用していただける事を願っています…。

投稿: きのじゅん | 2009年12月 6日 (日) 09時45分

きのじゅん先生、コメントありがとうございました。
ハイそうです、いずのすけは あのカエルのキャラクターです。土肥のフェリー乗り場では 今も若返る~♪の音頭が流れています(゚▽゚*)

榛原市民病院の指定管理者の移行が、当初1月だったのが徳州会側の都合?で3月以降にずれ込む、とのことで職員の給与面の問題はもとより 診療もストップせざるを得ない状況にあるらしいです。
新病院も、開院に当初の予定より1年建設が遅れることとなり(予想はしていましたが)今の湊病院の建物そのままで新しい管理者とバトンタッチ するのですよね?  果たしてそれがスムーズに行われるのでしょうか。 人もそのまま機械類もそのまま変わらない というのなら別ですが、そうではないですよね? あと1年と少ししかありません。 その辺りはすでに話し合っているのでしょうか。 聞くところでは 職員にはまだ何の説明も無いとのことです。

西伊豆病院で行われた講演会、そのような内容であったとは 知りませんでした。NPOもあるのですね。
住人たちは もっ正しい情報を分けてもらって現実を知って 勉強するべきです。 
そこに有るから行ってやってもらう医療の時代は終らせ、自分たちが何を望んで何が出来るのか考えないと、 より良く生きより良く死に向かうことが出来ないと思うのです。

現場もお忙しいと思いますが、 情報発信の場、地域医療を考える場でもあるこのブログで きのじゅん先生 ますます頑張ってください。

投稿: いずのすけ | 2009年12月10日 (木) 12時27分

いずのすけさん コメントありがとうございます。
 三波春男さんの歌が頭に甦ってきました。

 榛原総合病院に関する牧之原市長さんの記事http://www.city.makinohara.shizuoka.jp/asp/mc0040.asp?eno=H990590382 を読むと、病院職員の、何としても自分たちの病院を守ろうとする意識が低かったと指摘されています。
 しかし、現共立湊病院の基礎を築いてきた職員は、いち早く国家公務員の立場を捨て、地域の病院を守るために民営化された病院に残った、志の高い人たちなのです。その意志は新規に採用された人たちにも受け継がれていると思います。共立湊病院が予想外の実績を残すことができたのは、こうした職員の皆さんの献身的な働きがあってこその物でした。仕組みだけ作れば誰がやってもうまくいくという物では無く、働く人こそが本当の宝物なのです。机上の空論を振り回しても意味が無いことなのですが…(ノ_-。)

さて、現湊病院の医療機器は一部事務組合が保有していますので、指定管理者が変わってもそのまま引き継がれる事になると思います。ただ、新しい指定管理の公募時の選定条件の資料では、http://www10.ocn.ne.jp/~minatohp/data/shiteikannrisya/shiteijouken.pdf 医療機器は指定管理者が購入する事とされていますから、もし次に指定管理者が交代する事態が起これば、旧指定管理者が医療機器を引き取る事になるのでしょうか?

投稿: きのじゅん | 2009年12月10日 (木) 23時25分

こんにちは^^
南伊豆町議会でも共立湊病院関連の質問が多かったようですが、またまた 管理者である鈴木町長はおかしな答弁をしてましたね。議会終了後に一部事務組合議会議員が説明をするらしいですが、どんな説明になるのやら^^;

ところで きのじゅん様の下記の疑問ですが
>医療機器は指定管理者が購入する事とされていますから、もし次に指定管理者が交代する事態が起これば、旧指定管理者が医療機器を引き取る事になるのでしょうか?

選定条件には医療機器購入については金額の制限が入っていませんよね。
これまでは協定書内にて、100万円以上の機器は組合で支出することになっていました。
その肝心な協定書がまとまっていないようです。
そんな状況なのに建設が間に合わないからと、指定管理者を入れての建設プロポーザル行っていいのかなと思いますが。

また新しいきな臭い情報ですが、
議事録の公開もされていない会議状況がなぜか外に漏れたようで、新たな問題が生じているようです。
近々 はっきりすると思いますが、建設に黄色信号の点滅が見えるようで心配です。

投稿: 西の住民 | 2009年12月11日 (金) 17時16分

西の住民さん、いつも刺激的な情報ありがとうございます。建設に黄色信号の点滅とは…実に気になりますね。医療機器の所有者についての補足もありがとうございます。そうか、まだ決まっていないんだ。
 西海岸ばかりでなく、南伊豆町議会の情報もつかんでおられますか。20日のヒアリングまでの間に、何か動きがあるでしょうか。まあ、病院を建て始める前だったらまだやり直しはきくわけで、今のうちに問題は全部出してしまった方がいいですよね。

投稿: きのじゅん | 2009年12月12日 (土) 12時24分

南伊豆町議会の組合選出議員からの説明によりますと、移行協内の様子が話されたようです。
南さんからの選出議員は移行協に参加しているので情報が入るんですねぇ^^;
松崎や西伊豆選出議員には詳細はないようですが。。。
それによると、10項目の確認はできている。と・・・ホント?
また、聖マリとの地域医療学寄附講座設置については下田市に医療に役立ててほしいとの寄附金(6000万円らしい)を充てると。さらに、政策交付金(これは政策医療交付金と思われますが)と耐震関連の交付金が決定したとか。
いろいろな情報が入りましたが、これまた 情報源はどこなのか未定ですが^^
説明を受けた南の議員さん達は理解されたんでしょうかねェ^^;
ともかく、詳細情報が各市町の議員には入っていないのが実情のようです。
河津町長を初めとした首長たちの不安視されている項目はどこまで解消されたのかと心配です。

投稿: 西の住民 | 2009年12月12日 (土) 17時44分

西の住民さん、更なる情報提供を有難うございます。
 黄色信号の点滅 について考えていましたが、交通信号の場合、黄色点滅だと注意しながらそのまま進行ですね(^-^;
 それはさておき、以前にも http://kinojun.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/2110272-1282.html で話題にしたのですが、移行協議会で確認されたとされる10項目の最終確認事項の内容がわかりましたら教えていただけますか。
 寄付講座についてですが、三重県が三重大学に地域医療学講座をつくるにあたって、伊関友伸のブログ http://iseki77.blog65.fc2.com/blog-entry-887.html によると、平成18年度から20年度にかけて人件費+研究費として4000万円×3年間 「研究目的」として支出する計画となっています。http://www.medic.mie-u.ac.jp/community-oriented/html/gaiyou.html を見ますと、スタッフは3名で、紀伊半島南部の3病院に対して、週7日の医師派遣を行っている他、地域医療教育支援、地域におけるヘルフプロモーション活動、国際保健・医学教育協力活動を行っているそうです。
 これを根拠に6000万円の寄付金で寄付講座を作った場合を単純計算でシミュレーションすると、スタッフ1.5名?の教室で、3年間週3.5日の医師の支援となりますでしょうか。もっともそんな計算よりも、6000万円の寄付金を使って、どんな目的の教室を作ってもらい、医療に役立てるつもりなのか、そこが問題です。単なる人件費の肩代わりでは無いですよね。

投稿: きのじゅん | 2009年12月12日 (土) 21時06分

 自己レスです。10項目の確認事項について、ようやく理解しました。選定委員会の報告書 http://www10.ocn.ne.jp/~minatohp/data/shiteikannrisya/shinbyouinsenteiiinkaigyoumuhoukoku.pdf の3ページからの[選定法人の提案で懸念される点]の10項目の事のようですね。
http://kinojun.cocolog-nifty.com/blog/cat20039602/index.html で関連する新聞記事を紹介していますが、そちらとも併せてご覧ください。

**以下は報告書から抜粋**
1) 病院敷地内に介護老人保健施設150 床、高齢者専用賃貸住宅150 室の施設整備を要望しています。しかし、新病院建設用地の取得と建設、旧病院の跡地整備など病院
組合発足以来、最大の事業を控えている組合としては取り組む余裕はないのではないでしょうか。
2) 2010 年10 月までに医師、看護師宿舎を指定管理者が整備するので、建築資金の貸与を希望しています。需要があるのでしょうか。民間住宅などを活用するほうが空家リスクは生じません。
3) 2011年4月5月の診療報酬について立替を要望しています。これは可能かどうか地方自治法、地方公営企業法など関係法令を確認する必要があります。
4) 外来診療体制で、基本診療日が週5日制になっており、土曜日が休診日になっています。現在の病院は土曜診療ですが、地域はこれでいいのか、選定法人とすり合わせする必要があります。
5) 院内処方の提案です。医薬分業の時代といわれますが、現実には院外、院内どちらもありますので、その考え方を確認しておいたほうがいいと思います。
6) 医師の充足数 常勤医師20名の配置を提案しています。医師不足の時代に大胆な提案で、実現性を疑う関係者や住民も存在するでしょう。その不安を払拭するため
にも確保方法を具体的に示していただくとか、実績で示していただくことが必要になってきます。
7) 政策医療交付金を全額交付希望とありますが、病院組合は5億円余の土地取得資金をはじめ、現病院の解体や跡地整備等で多額の借入れが必要になるでしょう。これらの元利償還財源の捻出を考えると病院組合の財政運営上、どこまで支援できるのか検討しないと結論が出せないと思います。
8)指定期間内に黒字転換しない財政計画になっていますが、医師配置提案を見ると専門医がほとんどなので、入院・外来単価は大幅に上がることが見込まれます。それを反映し健全運営できる実行予算を作成し再提出していただく必要があります。
9) 一般90床、医療療養病床60床という提案がされています。「共立湊病院改革推進に関する答申書」では想定していなかったものです。当地域では一般病床確保が重要だという認識だったと思います。この点は選定法人の認識に相違がないか。特に、国の交付金を受ける際の条件として、病床の1割削減の条件がつけば、今のうちに選定法人に明らかにしておく必要があります。
10)病院経営の経験がない中で、それをどのようにして克服していくか。しかも旧病院から新病院への引越しが開院当初にあります。それを前提に詳細な開院準備計画とその体制を明らかにしてもらう必要があります。

投稿: きのじゅん | 2009年12月13日 (日) 20時05分

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