メキシカンカリブとニューヨークの旅13 シャイベ Xaibe は交差点
2009年10月6日(火)
おじさんのガイドはここで終わり。1時間の自由行動となる。目の前はレンタサイクルとリムジンのステーションになっている。ツアー代金とは別料金。遺跡の中はかなり広いので、徒歩で回ると大変なのだ。自転車は一人乗りだし自分で漕がなくてはいけない。我々は迷わずリムジンを選択。
リアカーを前後逆にしたような座席に座り、ジャングルを貫く未舗装の道を走っていく。風が涼しくてとっても気持ちいい。後ろで自転車を漕いでくれている若者は汗だくになっているが…。
途中の別れ道を左折する。ちなみに直進方向は1kmほどで Grupo Macanxoc へ至るようだが、そちらへ向かう人はかなり少ない。大きな建物は残っておらず、石碑が中心だが風化して解読が難しいとの事だ。
途中写真のような建造物に立ち寄る。階段の上は平坦になっていて、柱が立てられていたと思われる土台がいくつか残っている。この建物が何であったのか、忘れてしまった。\(;゚∇゚)/
その先で道は二手に分かれる。直進側は歩行者のみで自転車不可との標識が出ている。自転車やリムジンは右方向の迂回ルートに進まなければいけない。すぐに左手に球戯場が現れた。こちらの球戯場の方が修復状態は悪い。ゴールの輪も途中が切れている。
リムジンに戻ろうとしたところ、何やら歩道をうごめく物体が。見るとイグアナが這っている。道端の木に近づくとするするっと木に登っていく。後ろ足の爪が長く、木の幹にしっかりとグリップするようだ。もうちょっとゆっくり動く動物かと想像していたので、思いがけない身軽さにびっくりした。
更に進むとシャイベ Xaibe に到着する。シャイベとは交差点という意味。Kobaにはたくさんの道=サクベ sacbeob がある。一番長いものは約100kmもの長さがあったという。これらのサクベは周辺の地域から、中心である Coba へ向かう主要な街道であり、Cobaの勢力圏の広がりを示していた。
サクベはこの写真のようにサイドに石組みを持ち、ほぼ平坦に作られていたらしい。
シャイベ Xaibe は、これらのサクベの交わる交差点にあった建物である。シャイベの上に見張りが立ち、各方面から来るサクベの状況を把握し、敵の襲来をいち早く察知したという。シャイベの周りをぐるっと一周してみるが、正面の階段状になった部分以外には変わった構造は見られなかった。
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