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2009年12月28日 (月)

湊病院問題 共立湊病院組合議会声明が発表される

 本日12月28日、組合ホームページで「議会声明」なる文書が公開されました。12月25日付けとなっています。かなりぐったりしてしまう内容ですが、一応軽く感想を述べます。

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1. 本日開催された共立湊病院組合議会臨時議会において、組合議会は「新病院事業の調査に関する決議」を提出しました。

 決議は、本年8月に指定管理者の指定を受けた医療法人社団聖勝会が、新病院開設に向けた準備中に何者かによる妨害と思われる行為を受け「指定管理者辞退届」が出されたことから、その真相を調査するためのものです。

 決議によって、本調査のために地方自治法第100条第1項の規定による調査権限を有し、5 人の委員で構成する新病院事業調査特別委員会を設置することといたしました。

 新病院の早期建設並びに地域医療の充実は、伊豆半島南部の下田・賀茂地域に暮らす住民にとって切実な願いであり、医療法人社団聖勝会の提案では、2次救急の充実、産婦人科設置の展望などが示され、地域の中核病院である本病院への期待に応えようとしておりました。

 組合議会では、今般の辞退届に対してその真相を究明し、地域住民に明らかにしていかなければ今後この地域の医療を守ることは出来ないと考え、本決議に至りました。今後は、設置された特別委員会において、徹底した調査を行いたいと考えております。

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(感想)

 これを読みますと、妨害行為の有無を調査するのでは無く、妨害工作があった事が前提となっているようですね。そして、聖勝会さんの辞退表明はやむを得なかったという立場に立っているのではないかとの印象を持ちます。公平な調査は望めそうにありませんね。

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2. 医療法人社団聖勝会の「辞退届」、プレスリリース用資料などに、一部の首長の発言が引用されておりましたが、その発言の多くは信憑性に欠けた一方的なものであると思われます。

 また、新病院事業は、国の公立病院改革ガイドラインに基づき法令や要綱に沿って適切に進められたものであり、不正など一切なかったことは議事録などで明白であります。

 併せて、組合の要請を受けて設置された各委員会委員の方々への名誉を傷つけるような発言がなされたことは、遺憾の極みであります。

 本書面をもって、共立湊病院改革推進委員会の長隆会長(元総務省公立病院改革懇談会座長、現行政刷新会議第2WG評価委員)、新病院指定管理者選定委員会の伊東紘一委員長(済世会常陸大宮病院院長、自治医科大学名誉教授)をはじめ、関係者の皆さんにこころよりお詫び申し上げますとともに、事実確認後の適切な対応が求められます。

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(感想)

 不正など一切なかったことは議事録などで明白だそうです。反対した4首長はでたらめを言っているというわけです。

 選定委員会の報告書には「選定法人が選定されたのは、提案者の母校である聖マリアンナ医科大学や地区医師会の強力な支援があることが前提となっています。今回は時間の関係からやむを得ないとして、議会提案までの間にもう少し確証を得て置く必要があります。」と書かれていましたが、これを守らなかった事については、お詫びしなくて良いのでしょうかね。

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3. 今回の辞退届で指摘された発言の多くは、共立湊病院組合運営会議等でなされたものと推測されます。

 組合議会では、公開会議とするよう再三にわたり要求してまいりましたが、「公開では本
音で話せない」などの理由により非公開のまま行われてきた経緯があります。

 会議規則を定め、組合構成市町の首長で組織された公の会議であるにもかかわらず、非公開で行われてきたこと、また、地方公営企業法に照らした同会議の位置づけ、権能についても精察する必要があると考えます。

 また、一部事務組合の運営のあり方として、公立病院改革ガイドラインが提起する地方独立行政法人化なども含めた抜本的な見直しや改革についても検証する必要があると考えております。

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(感想)

 おお、はい さんのコメント 大当たりでしたね。独立行政法人化の話が出てきました。ところで、その非公開の議事録がなんで、聖勝会さんの手元にあったのでしょうね。不思議不思議。

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4. 賀茂地域の地域医療の空白期間を作らないようにし、また『共立湊病院改革推進委員会』の答申に沿った新病院の開院に向け最大限努力していく必要がある。

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(感想)

 頑張ってください。新病院計画記念公園にならないといいですね。

 全体を通して一言で纏めると、「全て他人のせい」というわけなんですね。議会には反省すべき点は無いと。

P.S. 誤記などの指摘を受け、またこのところの動きを加えて 経緯を纏めた表を更新しました。

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コメント

全く唖然とさせられる議会声明です。
想像以上に調査特別委員会に期待できません。不思議なことばかりです。
選定委員会の10の懸念事項の確認もせず推し進めた議員や市町長の反省も無ければ、本当に聖勝会が20人?14人?(←もうどうでもよくなっちゃいました)の医師をつれてくることができたのか検証すらする気はないように感じます。こんな町に住む気がなくなってきました。
「やはり妨害は無かった」なんて結果になったら、聖勝会を訴えることになるのでしょうか?
文面から、そうなるとはとても思えません。っていうか、できないんでしょうね、やっぱり。

投稿: | 2009年12月28日 (月) 20時28分

「こんな町に住む気がなくなってきました」と、上記匿名さんがおっしゃいましたが、私も同じ気持ちです。
「やはり妨害は無かった」といった結果は、議員・委員のプライドにかけて出さないでしょう。何が何でも徹底的に妨害行為の濡れ衣を着せるおそれがあります。このブログも攻撃を受けるかもしれません。すでに攻撃されているような話題が以前ありましたが、その後どうなっているのでしょう。

そもそも、現在の病院施設は平成27年までは使用できます。一方、職員との契約は平成23年3月で切れます。これまでこのブログでも話題になっているように、先に期限切れとなるのは職員です。現職員の私たちも、生活がかかっているので、そろそろ新たな就職先を検討しなくてはいけません。
(仲間の名誉のために付け足し:これは、私個人の意見です。ほかの職員がどう思っているのかはわかりません。)

投稿: 現職員の一人 | 2009年12月30日 (水) 18時31分

 匿名さん、現職員の一人 さんコメントありがとうございます。御返事遅くなり恐縮です。

 12月30日は日直でしたが、日中だけで90名程の救急患者さんが受診されました。いろんなドクターが自主的に手伝ってくれて何とか乗り切る事ができました。ちなみに小田先生からの情報では湊病院も日中だけで66名来たそうで、やっと一息ついたら午後8時だったそうです。多くの軽症者に混じって、重症の患者さんもやってきます。旅行者や別荘族で人口が増えるので大変です。

 さて、「こんな町に住む気がなくなってきました」という言葉に全く同感です。今まで紹介してきた情報の中で今回の物が最も虚無感を感じさせる物でした。正直「もう何も言わないから勝手にやってくれ」と放り出したくなりました。このような中でも淡々と地域医療に貢献している湊病院の職員の皆さんには、本当に頭が下がります。なお、OBの方によると伊東はウエルカムだそうです。市が雇うわけでは無いのですが。(^-^;

 現職員の一人 さんがおっしゃるように、現職員の今後を考えると、かなり厳しいタイムスケジュールとなってきました。一度散ってしまったスタッフを再度集める事は事実上不可能でしょう。でも、それぞれ生活がかかっていますからね。皆それぞれ不安を抱えていると思います。さらっと出てきた「仲間の名誉のために」っていう言葉、素敵ですね。

 また、ブログへの攻撃を心配していただきありがとうございます。夜道は気を付けろと言って下さる方もいます。( ̄Д ̄;; 反論コメント大歓迎なのですが、ありませんねえ。公開の場で正々堂々と議論していただけるといいのですが。

投稿: きのじゅん | 2009年12月31日 (木) 00時47分

日直 本当にお疲れさまでした。

一組の一部議員によって、100条委員会から始まり、唖然とした決議で今年も暮れてしまいましたねェ 

彼らは医療法人社団聖勝会の「辞退届」、プレスリリース用資料などに、一部の首長の発言が引用しておりますが、この発言自体は議決前の会議であり、自治体の経営者として至極当然なことです。
本来であるなら、不信感をはじめ疑義を正していくのが得意の建設的野党である○○党である筈ですが、いつの間にか、応募を依頼しに訪問したりとおかしな行動をしたことの正当化にほかなりません。

一部事務組合は構成市町からの政策医療交付金や分担金等により予算組みがされているはず。
それがいつの間にか、執行権を持つ首長たちは勿論のこと、市町議会をも裸足にした議論展開となっている。
それが会議規則を云々とはこれまた滑稽である。

さらに議事録を公開と言えるかわからないが、事務方が勝手に出すわけはない。管理者の鈴木南伊豆町長の許可があったとしか考えられない。

ともかく、100条委員会設置をはじめこの決議は推し進めた正副議長・特別委員会委員長等5名は己らの非を認めたくないためとしか考えられません。
辞退後開催の全協での伊藤議長の顔はなんだったのでしょう^^

さて ここまで混乱してきたら、構成市町の議会は動かざるえないでしょうね。

下田市の増田議長、東伊豆の八代議長、河津の相馬議長、南伊豆の漆田議長、松崎の一瀬議長、西伊豆の鈴木議長 自分達の推薦によって選出した議員達ですよ~

本当に地域医療を考えているなら、箱だけあっても人が居なくなってから考えてもあとの祭りですから!


投稿: 西の住民 | 2009年12月31日 (木) 15時22分

 西の住民さん、旧年中はためになるコメントをいろいろいただきありがとうございました。本年も宜しくお願いします。
 正月中はさすがに表立った動きは無かったようですね。役所も本日から仕事始め。まずは、"第2候補"の法人さんへの訪問からスタートでしょうか。
 今気づいたのですが、議会声明には"第2候補"の話は全く出ておらず、一足飛びに地方独立行政法人化に気持ちが飛んでいるようです。まるで"第2候補"は眼中に無いかのようですね。不思議不思議。

投稿: きのじゅん | 2010年1月 4日 (月) 12時55分

きのじゅん様 
そして コメントを出している皆様 おけましておめでとうございます。
ここのブログはいろいろな考え方に導いていただけて、大変勉強になります。
今年も宜しくお願い致します。

そうですね、第2候補の法人についてはまったく触れていないですね。
まぁ ご自分達の立場を正当化するための決議ですので、いたしかたないのでしょうが^^
ただ 気になるのが、第2候補の申請書は未だ首長たちの目に触れてないようです ><
それなのに意向をとはどういう事なのでしょうか。
また、聖勝会さんの二の舞にならなければいいのですが・・・
やはり、決議文のように地方独立行政法人化が主な目的なのでしょうか?
でも、地方独立行政法人化についての議論は消えた筈なのですが。。。

投稿: 西の住民 | 2010年1月 4日 (月) 20時51分

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