メキシカンカリブとニューヨークの旅29 オールドストーンハウスでの結婚式
2009年10月10日(土)
Nancy と Nori ちゃんの結婚式は夕方5時から。ブルックリンのオールドストーンハウスで行われる。再び34st Herald Sq 駅に。ちょうど入ってきたR線の電車に乗ると、逆方向に出発していく。あれれ。次の駅で下車して確認すると、R線は本日のみHerald Sqで折り返し運転と書かれている。気を取り直して、Q線の電車に乗り直す。
この路線はマンハッタンからブルックリンへは鉄橋で渡るので、橋の上から自由の女神も望むことができる。Atlantic Av での乗り換えを含めて約30分の乗車。Union Street 駅に到着した。
整備された住宅街の中を歩いていくと、右手に公園が現れた。地元の子供たちが遊んでいる何の変哲も無い公園の一角に、こじんまりした石造りの2階建ての建物が建っている。ここがオールドストーンハウスだ。
1699年に Vechte家によって建てられたこの建物の周辺は、1776年のブルックリンの戦いにおいて戦場となった。現在オールドストーンハウスは、ブルックリンの戦いの様子を展示する資料館として使われているが、イベントのために丸ごとレンタルする事もできるらしい。
マラウィ共和国のドワングワでボランティア活動をしていたオーウェン氏や、4年前のニューヨーク滞在中にお世話になった人々と再会。主役の二人は建物の中にいるらしい。
午後5時、庭では結婚式が始まった。親戚の子供が牧師役を勤め、次々と友人たちがお祝いの言葉を述べる。たまたま公園に来ていた人も、集まってきて一緒に祝福してくれる。ここで結婚式をするのはやっぱり珍しいみたい。アットホームな雰囲気の手作り結婚式だ。ちなみに新郎の服は、最近まで彼らが滞在していたタイで仕立てたものだそうだ。
100人以上招待されたゲストの多くは二人のボランティア Peace Corp 時代の仲間たち。他国のボランティアでアフリカに来ていた人たちや、米国人ボランティアと結婚したアフリカ人やその子供たちも来ている。「ムリバンジ?」「ディリビーノ」「ジコモ、ジコモ」 こんな所でマラウイ共和国の言葉チェワ語であいさつできるのも面白い。
新郎新婦が祈念撮影をしている間、オールドストーンハウスの中では、カクテルパーティーが始まる。ご覧の通り展示資料室がそのまま会場となっている。戦闘の様子を示したジオラマのすぐ横で乾杯! そして、夕食会の会場は裏側の庭に設置されたテントの中。日が暮れていっそう寒いが、会場は熱気で包まれている。
その後もまだまだ続く。今度は会場をオールドストーンハウスの2階に移し、ダンスパーティー。文化財がディスコになってしまった。パーティーは夜中まで続いたようだが、我々は23時頃においとまする事にした。
ちなみに、これら結婚式の費用はすべて新郎新婦が負担するのが習わし。御祝儀というものは無く、招待客は新郎新婦のリクエストしたプレゼントを持ち寄るのが流儀のようだ。今回は本をプレゼントして欲しいとのリクエストだったので、日本の昔話の英訳本を持って行った。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
「メキシカンカリブとニューヨークの旅」カテゴリの記事
- メキシカンカリブとニューヨークの旅32 完結 ニュージャージートランジット(2010.02.06)
- メキシカンカリブとニューヨークの旅31 ニューヨーク・ペンシルバニア駅(2010.02.03)
- メキシカンカリブとニューヨークの旅30 プロスペクトパークでのピクニック(2010.01.30)
- メキシカンカリブとニューヨークの旅26 ホテルペンシルバニア(2010.01.16)
- メキシカンカリブとニューヨークの旅23 まさにパラダイス コントイ島のビーチ(2010.01.06)
コメント