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2010年2月20日 (土)

湊病院問題 平成22年2月19日組合議会定例会

 昨日2月19日に共立湊病院組合議会定例会が開かれました。20日の伊豆新聞に記事が掲載されていましたので紹介します。今回の会議に注目していましたが、内容的にはあまり新規の物は無かったようです。

--------------以下新聞記事要約

  1. 西伊豆町の山田議員さんの一般質問 「指定管理者公募は6首長の総意のもとで行われたものなのか」 に対して、管理者である南伊豆町長さんが「公募は改革推進委員会の答申に沿って行ったのもので、各首長の総意で行われたと認識している」と答弁。
  2. 管理者は今後の指定管理者の選定について「あらゆる選択肢を視野に入れ早急に対処する。」
  3. 百条委員会は医療機器の納入見積りなど関係者の聴取を行い中間報告。次回定例会までに結果を纏める。
  4. 新年度予算を可決。病院事業収益は患者数減で-2373万円。新病院建設改良費9億1498万円を減額した。

--------------要約終わり

 ここから先は個人的な感想です。

  1. 選定委員会の設置は専決(事後承諾)で行われ、各首長への同意を得ずに行われたことが、聖勝会さんが辞退の時に配布したプレスリリースで明らかになっています。山田議員さんの質問はこれらの経緯を踏まえての物かはわかりませんが、記事を読む限り、首長が合意して改革推進委員会を設置したのだから、その答申に沿ったものは首長の総意に等しいとの理論でしょうか。
  2. 噂話としては、聞こえてきていますが、裏付けのある情報は今の所ありません。色々な選択肢を検討する動きがある事は事実のようですね。
  3. 百条委員会の報告に注目していましたが、今回は特に踏み込んだ物は無かったようですね。次回の定例会はいつなんでしょうか。それまで地域医療振興協会との協議は進まないようですね。2. と併せるとその間に他の選択肢が浮上するのかもしれませんが。今度は随意契約になるんでしょうか。
  4. もう一つの注目点でありました、下田市の寄附金の問題ですが、記事を見る限り全く触れられておりませんでした。どうなったのでしょうか。

 最近、一部事務組合のホームページでは議事録が公開されておりません。様々な問題が噴出している今こそ、透明性の高さが求められると思います。これまでの会議も含めて可能な限り議事録を出していただきたいなと思います。

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コメント

こんにちは、この頃 コメントがめっきり減少しましたが、皆さん情報が入らないのでしょうかね^^;
百条委員会の報告については、議会の議案に入っているのに報道関係者にも傍聴者にも配布されなかったとか、これまた おかしなことです。
下田市が予算計上した特別負担金については、組合議会側は状況が変わったからとの理由で計上しなかったとの事です。マッ 下田市議会でのいい訳は予想できますが^^;
普通であれば、議長は問題視しなければいけないと思いますが。。。。
組合議会のホームページ
きのじゅん様のおっしゃるとおりですね。
なおかつ、 運営会議議事録等の公開を盛んに求めた伊藤議長は、事務局に早い掲載を指示しなければいけないはずですが^^

投稿: 西の住民 | 2010年2月23日 (火) 17時17分

西の住民さん、今晩は。
 そうですね。最近私たちだけでやりとりしていますね。あまりにも先行きが見えないまま時間ばかりが過ぎていく現状。重苦しい雰囲気が漂っています。
 そろそろ現病院の職員も身の振り方を考えないといけない時期に来ているようです。実質的なタイムリミットは長く見積もってもせいぜいあと半年といった所でしょうか。
 百条委員会の中間報告は、資料が配布されなかったのですか。何故でしょうね。議会声明で運営会議が非公開なのを批判していたのだから、率先して見本を見せていただかないとおかしいですよね。

投稿: きのじゅん | 2010年2月23日 (火) 23時30分

久しぶりに会話に入れていただきます.

何の情報もなく,さらに憶測ですら限られてきて,周囲は「重苦しい雰囲気」です.多くの読者がRead onlyになっているのも理解できます.

そして「身の振り方」についてはそろそろ笑い話ではなく,正式な就活を始めなければいけないかなと思っています.新卒ですら就職難の時代,ある程度年齢も重ねて,避けられない家族や生活の条件も伴うことから,今後も生活を支え続けられるか,不安は大きいです.

年齢を重ねているところを,経験者としてポジティブにとらえてくれる企業ならいいですが,そうとばかりはいかないでしょう.とくに非免許職は後ろ盾がありません.

そして,正式な就職活動に先だって,就職の条件,生活と従業の問題など,個人個人の気持ちの整理をする時間が必要です.

しかしながら,だからといって湊病院問題については徹底的に議論していただきたい.職員の雇用確保を,湊病院問題に優先させることは,かえって将来の雇用確保にはマイナスに働いてしまうと考えます.職員は生活を賭けて,この問題に訴えています.対応によっては「さようなら」も覚悟し始めています.

投稿: ご | 2010年2月24日 (水) 12時48分

こんばんは、きのじゅん様より先に拝見しましたのでコメントさせていただきました。
我々住民とは違った「重苦しい雰囲気」である事が克明にわかりました。なおかつ ご自分の置かれていられる立場を越えたコメントには胸が痛みます。
構成市町首長や組合議会は、これまで地域医療を支えてきてくださった医療従事者ならび関係者の方々の事をどのように考えているのでしょうか。公人である方々が市民や町民のほうに顔を向けていない状況に大変腹立たしい思いです。
過去にあった雇用問題の時、ある組合議員が当事者を組合議会に連れてきて、彼の言い分を聞かせたという事もあったと聞きます。職員の皆様の立場は重々分かりますが、声をあげるべきではないでしょうか。無責任な言い方かも知れませんが、お許しください。

投稿: 西の住民 | 2010年2月24日 (水) 21時16分

ご さん コメントありがとうございます。
 実は昨日夕方コメントを書きかけたのですが、推敲しているうちに結局書けなくなってしまいました。西の住民さん フォローしていただいてありがとうございました。
 このブログ、一部事務組合の方や、議会の方、行政の方なども見てくださっているようですが、それらの方々の心に、ご さんのコメントに込められた強い思いが届く事を願っています。

投稿: きのじゅん | 2010年2月25日 (木) 17時31分

西の住民さん
 現病院職員はどのように声をあげるべきでしょうか。その事について考えています。
 昨年9月の職員アンケートで、新病院希望者が誰も居なかったという結果は、非常に強いメッセージだったと思うのですが、直後に開かれた一部事務組合の会議では、方法が不適切であるとか、結果がこのブログに掲載された事とかについて批判を浴びせられただけで終わってしまったようです。その中のメッセージは無視されたのか、気が付いていただけなかったのか…。となると、一部事務組合相手では無く、直接的に住民の方に向かって声をあげていく必要があるのだと思います。
 地域医療振興協会の継続を要望した下田市議会有志の方々は、病院職員のこんな気持ちをサポートして下さるのでしょうか。パフォーマンスとしての署名活動だけでは無く、住民の方を向いて声をあげて下さるのでしょうか。

投稿: きのじゅん | 2010年2月25日 (木) 23時22分

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