湊病院問題 3月5日下田市議会 市長 不退転の覚悟で
2010年3月6日の伊豆新聞に、3月5日の下田市議会の様子を伝える記事が載っていました。
- 記事見出しは「病院問題 不退転の覚悟で」となっています。
- リード部分には、鈴木敬市議が一般質問で、病院が無くなる不安を投げかけたのに対して「その心配は無い」と明言したと書かれています。
- 記事本文には、難問を抱えながらも不退転の覚悟で早期建設に向けて取り組んでいく、と書かれていました。
- また、連絡調整機能の強化、事務局体制の充実のため新年度から市職員を1人派遣する、との事です。(一部事務組合の事務局にという事でしょうか。)
病院問題に関して記事に記載されていた内容は、以上の点のみでした。
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不退転という言葉は仏教からきているのだそうです。リンク先の解説を読んでも難しくてちんぷんかんぷんですが、仏道から脱落する事が無い状況の事を言うようです。
病院が無くなる心配は無いと明言されたとの事ですが、具体的な話はありませんでした。ところで新年度からの組合事務局の増員で組合の運営経費は増えることになるのでしょうか。
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コメント
お久しぶりのコメントさせていただきます。
「その心配は無い」とのことですが、何故そう言い切れるのか?確固たる根拠はあるのか?市長の言葉ですから信じていいのか?根拠を明らかにして頂かなくては私のように疑り深い人間は、どうしても信用できないのですがね
投稿: 南伊豆住民 | 2010年3月 6日 (土) 11時01分
こんにちは
「病院問題 不退転の覚悟で」という記事見出しだけ見ると、地域住民はホッとした方々もいたのでは^^:
反面、「おいおい、不退転の覚悟で取り組んでいたんじゃなかったのかい」としらけムードと言うか不信感を募らせた方々のほうが多かったのではないですかね。
どうも 市議会でもそんなムードが漂っているようです。
それに、噂が二転三転しており 正副管理者で右往左往している様子がありあり見えます。
>連絡調整機能の強化、事務局体制の充実のため新年度から市職員を1人派遣する、との事です。(一部事務組合の事務局にという事でしょうか。)
これについては、組合議会の当初予算に職員3人体制で予算計上されているとの事であり、構成市町の負担増となります。
さて 各市町議会の様子がどうなることやら。
投稿: 西の住民 | 2010年3月 6日 (土) 16時05分
床屋で見た静岡新聞?に指定管理者が決まるまでは地域医療振興協会が引き続き担当すると合意したように書いてあったような気がしますが,違いましたか?病院が無くなることはないというのはそういう文脈のことではないですか?手元に静岡新聞がないので間違っていたらすいません。
西部医療センターも市の負担を減らすために退職金カットという話がでているようですし,いずこも同じ秋の夕暮れといったところでしょうか。
病院の建設費用,収益,補助金など問題山積ですが,積極的なアイディアを出し合って歩み寄る姿勢がお互いに必要だと考えます。ただそれに必要な信頼関係をどうやって築いていくかが問題ですね。医療と病院経営に精通した(コンサルタント会社ではない)第三者が仲介しないと無理でしょう。
投稿: 下田にはいったことがない | 2010年3月 6日 (土) 22時22分
南伊豆住民 さん、西の住民 さん、下田にはいったことがない さん コメントをありがとうございます。
同じ鈴木敬議員さんの一般質問に対する下田市長さんの答弁に関して、伊豆新聞と静岡新聞の記事が全く異なる内容となっています。南伊豆住民 さんの疑問である根拠について、下田にはいったことがない さんが紹介して下さった通り、静岡新聞の記事でそれらしき事が書かれております。私もびっくりしました。ただ西の住民 さんのコメントのように、正副管理者が水面下で右往左往という状況が見えているのかと思われます。
下田にはいったことがない さん。初めまして。
県西部医療センターは、地方独立行政法人化に際して退職給付引当金44億円、土地・建物の債務超過分22億円、運転資金20億円の計86億円もの財政支援が必要とか…。浜松市民1人あたり1万円の負担。資金調達の困難などで1年延期となったようですね。
経緯を纏めた表 http://kinojun.cocolog-nifty.com/minato_problem.pdf を見ていただければわかりますが、平成20年9月から11月にかけて、「公立病院改革のプロ」が集めた「第三者」委員会である改革推進委員会が開かれ、その答申に基づいて公募が行われ、その後にいろいろなごたごたがあって今日に至ります。この第三者委員会のために1000万円、選定委員会に600万円などなど、既に多額のお金が費やされた上、残ったのは混乱だけという状況です。この上また別の第三者という事は経緯からも、財政上も許されない状況と思われます。
投稿: きのじゅん | 2010年3月 7日 (日) 22時14分
きのじゅんさん,はじめまして。
経緯をまとめた表拝見しました。といってもあまりにも膨大で流し読みですが。
傍観者的にみると
病院組合側は,「沢山儲けたのに,赤字になりそうということで逃げ出すのはけしからん。それなら他をあたってみるだけだ」
地域医療振興協会側は「これまで死に物狂いでやってきたけどこのままじゃやっていけない。もう少し考えてくれてもいいのではないのか。一番地域の医療を考えているのは我々だ」
といったところでしょうか?違っていたらすいません。
改革推進委員会の皆さんも各論ではいいこともおっしゃっているが,少数例の経験のみでこれが湊病院に当てはまるかどうかはよくわかりません。
もう市町村直営で思うように経営していただいて,榛原のようなことに一度ならないと組合の方々には御理解いただけないのかもしれませんが,それはあまりにも地域に負担をかけることになるでしょう。
ただ私には協会あるいは院長先生の将来の展望というものが正直見えてきません。
下田に希望通りの病院を建ててもらったとして,はたしてある程度の補助金の範囲でやっていけるのか?また,新病院で医師数を増やしていける展望があるのか?
改革推進委員会でも医師数が俎上にあがっていたようですね。
湊病院頑張っているよという話を聞くたびに,静岡県出身の自治医大卒のDr達の教育も含めた一つの拠点的な病院となっていくのではないかと予想していたのですが。
第3者「委員会」ではその選定の段階で作為が入るので,だれもが文句を言えない識見をもった人格者でないと仲介は務まらないでしょう。もしそんな人がいれば,の話ですが。県も距離をおいているみたいですし。
遠くから応援しています。
(本当に伊豆は修善寺までしかいったことがないんです。)
投稿: 「下田にはいったことがない」 | 2010年3月 8日 (月) 22時39分
下田にはいったことがない さん、コメントをありがとうございます。私も16年前に国立湊病院に赴任するまでは、伊豆には殆ど行ったことがありませんでした。静岡県の中西部の人にとって、伊豆半島は意外に馴染みが無く、むしろ神奈川方面の人の方が、良くいらっしゃるように思います。
耳の痛い事も言っていただきありがとうございます。
静岡県の自治医大卒業医師にとって、北遠の佐久間病院と、共立湊病院がへき地勤務の主たる派遣先となっています。が、いずれの病院も単なる義務を果たすだけでは無く、地域医療の醍醐味を知り、実力をつけるために大きな役割を果たしてきたと思います。
医師確保に関しては、個別の病院や、自治医大卒業医師だけで解決できる問題では無く、協会では全国的および地域的な取り組みも行っています。地域医療を担う医師がどこからから湧いて出てくるはずは無く、地道な活動を積み重ねていく必要があると思います。
投稿: きのじゅん | 2010年3月 9日 (火) 14時52分