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2010年5月25日 (火)

湊病院問題 5月24日運営協議会 来年3月末で契約切れ 共立湊病院休止濃厚か

 平成22年5月24日に、共立湊病院組合の運営協議会が開催されました。(名称が紛らわしいですが、運営会議は首長会で、運営協議会は指定管理者と組合執行部・議会の協議会という位置づけのようです。)

 とりあえず静岡第一テレビの報道から。 http://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news8803723.html

  • 新たな指定管理者と最終合意に 向け交渉中。新病院の開院時からの診療開始を希望している。
  • 地域医療振興協会 に平成23年4月以降、新病院開院までのおよそ1年間の延長を打診した。協会側は契約更新の意思を示さなかった。

 伊豆新聞5月25日の記事も入手しました。見出しは「自動延長行わない」となっています。「自動延長」って…(゚ー゚;

  • 地域医療振興協会吉新理事長は、来年3月末に契約期限を迎える共立湊病院の指定管理者の契約を延長しない方針を示し、平成23年4月以降はJMAに要望するよう強く求めた。
  • 一部事務組合では平成24年5月開院を目指し、新病院建設計画と指定管理者の議決・選定を急いでいる。新病院開院までの間は地域医療振興協会に協力を求め、医療空白をつくらないことを念頭においていた。
  • 吉新理事長は、組合副管理者の石井下田市長との面談の折、医療空白を作らないと説明したのは私的見解と釈明。
  • 組合議会が100条委員会を設置して妨害行為の有無の結論がまだ出ていない状態であると指摘。
  • 指定管理者の契約終了後の職員の処遇は協会の責任で行う。
  • 7月から急性期医療研修のため伊豆下田病院とのスタッフ交流を進める。
  • 協議会委員からは協会の姿勢を疑問視する意見が相次いだが、医療空白の問題については結論を得ることが出来なかった。

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 ここからは私見です。組合の反応は予想通りですが、きちんと(私的な)反論を加えておきたい思います。

 来年4月以降の指定管理者を協会が暫定的に受けるのかが注目されていましたが、今回きっぱりとお断りする事になったようです。7月に経営譲渡を受ける伊豆下田病院を急性期病院に再転換し、来年4月以降の(会議の録画で確認したところ、時期については明言がありませんでしたので消しておきます。) 下田、南伊豆地区の急性期医療、二次救急医療を確保していく方針が表明されたものと思います。

 したがって、もし平成23年3月末で共立湊病院は消滅(休止?)しても、下田・南伊豆地区に医療空白は生じないのです。

 新病院を23年4月に間に合わせるという理由で指定管理者の公募・議決を強行したのも一部事務組合幹部と組合議会でした。その議決から1か月で、新病院の開院時期を24年5月以降に延期する事にしたのも組合幹部でした。平成23年4月からは、もともと新指定管理者が運営する話でした。2月に協会に対して運営継続の「意向調査」がありましたが、それに対する回答「100条委員会の結果を待つと同時に、貴組合でのご意向を集約していただいた上で、改めて検討したい」 に対する返事は無いまま、主として副管理者の下田市長さんの独走により、JMAと交渉中で事実上協会の継続は断念と報じられていました。

 後継の指定管理者候補との交渉で、来年4月からの指定管理を拒否されているからといって、当然協会がやってくれるだろうなんて思うのは筋違いだと思います。もちろん「自動延長」なんて契約には書いてありません。協会の姿勢を疑問視する前に、まずは組合が態度を変えなければ話にならないのではないでしょうか。ちなみに、4月の下田市長さんと協会幹部との面談は、本来非公式でオフレコのはずだったそうです。

 現病院職員の来年度の身の振り方を決めるタイムリミットは既に来ています。今回の発表で、地域医療振興協会は来年度から共立湊病院を去る事がはっきりしました。これでようやく現病院の職員は一部事務組合の束縛を逃れ、来年度に向けての活動を始める事ができるのだと思います。

 伊豆下田病院の60床だけでこの地区の急性期医療を1年以上支えていくのはなかなか大変だと思います。協会がこの地域から逃げ出さずに苦難の道を選んだ事は評価されるべきであって、批判を浴びせるのはお門違いでしょう。何の後始末をしているのか考えてほしいものです。

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 静岡新聞の記事の情報をいただきましたので追記します。見出しは「現管理者が撤退示唆 運営空白の発生懸念」

  • 地域医療振興協会の吉新理事長は「(指定管理者の)自動更新はない」などと 述べ、契約が終了する2011年3月末での撤退方針を示した。
  • 理事長は、組合が昨年実施した公募条件などを理由に挙げ、11年4月以降は新たな指定管理者が運営すべきと主張。
  • 伊豆下田病院の運営や拡充などを通じ地域医療を展開すると説明。
  • 組合管理者の南伊豆町長は、関係者と検討した上で、病院運営の空白期間解消について、JMAや協会と再度話し合う意向。

 また、運営協議会の模様の録画映像もいただきました。まだ一部しか視聴していませんが、まあそれはそれは「友好的」な雰囲気の会議で(^-^; 聞いていて疲れました。私だったら、途中で退席してしまうかも。こんな雰囲気じゃ、どんなお人好しでも前向きに検討しようなんて思わないですよ。ちなみに静岡新聞の最後の行に対応する発言は、協議会の記録には含まれていないようでした。

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コメント

久しぶりの書き込みです。
ついに来るべき事が来てしまった!?と言うことでしょうか?
医療の空白を作ったら正副管理者及び組合の責任が問われるのでしょうかね?
それにしても市町民の盛り上がりがありません。
空白が出来ても仕方がない状態なのですかねぇthink
最近鬱っています。crying

投稿: 一市民 | 2010年5月25日 (火) 09時17分

正副管理者、組合、みんな●●●ばっかぢゃん。(知ってたケド)
協会だって慈善団体ではないデショー、次に向けての彼らの都合ってものもあるはず。
それに対して、厚顔で自分たちの都合の良いことばかり言って、あ~住民としてコッパズカシイぞ。
「医療空白」って言ってれば、何時でも自分たちが正義の味方になると思ってる?
少しはまともな事をやりなさい!って言っても●●にはわからんか?

あっ、これ訴えられるかな?

ところで、百条委員会はドーなった?
早く答え出さんか、オラオラ~。

モヒトツおまけ、今回に会議は地元医師会のヒトも入ってたのですか?(伊豆新聞にそう書いてありました)
今までは入ってなかったですよね。

(不適当な発言が多いので、削除されても文句は言いません)

※アングリイモードなのはよくわかりました。管理機能にて、一部を黒塗りにさせていただきました。^^;

投稿: 案山子@アングリイ | 2010年5月25日 (火) 17時00分

いつも楽しく拝見してます。
H24.5の新病院からJMAと契約ということは、すでに聖勝会と同じ内容(公募条件)ではないということですね。
他に公募条件と違う内容が出てくれば、市町の負担という展開になってくる可能性がありますね。下田市長の突っ走った感があり、他の町は要注意ですね。。。

投稿: 南伊豆住民です | 2010年5月26日 (水) 00時34分

一市民さん、お久しぶりです。意気消沈モードですね。責任…誰か取ってくれるのでしょうか。協会が責任を被せられるのでは無いかと危惧しております。

案山子さん、一部黒塗りにしてしまいましたが、気持ちはよく伝わりました。ありがとうございます。現時点では運営協議会に医師会長は入っていないはずですし、映像でも出席者には含まれていない事を確認しました。かつての聖勝会の公募資料には、そういう提案が含まれていましたが。
 先程、協議会の録画の視聴を終えました。会の最後に小田院長が「本当に平成24年5月に新病院が開院できると思っているのですか?」と発言したところ、会場からせせら笑うような声が上がっていました。皆さんドキッとはしなかったのですね。全く順調では無かったこれまでの経緯などすっかり忘れ、今後はとんとん拍子で事が運ぶと信じているようです。既に現時点で最初の計画からは1年半ほど遅れているのですがねえ。

 書いている間に、南伊豆住民です さんからもコメントをいただきました。ありがとうございます。
 御指摘の通り、公募条件では平成23年4月から新指定管理者が運営する事になっていました。昨年6月の時点で協会が管理者の南伊豆町長さんに確認をした所、「万が一平成23年4月に新病院が開院できない場合は、新しい指定管理者が現病院で運営を継続する」との回答であったそうで、実際に聖勝会さんはその予定とされていました。
 吉新理事長の、それならばJMAに平成23年4月からの運営を求めるべきでは無いか、公募条件から変わったのかとの質問に対しては、そういう意味では変わっただろうとの回答でした。しかし受託条件などについては特に触れられませんでしたから、実際はまだ闇の中です。

投稿: きのじゅん | 2010年5月26日 (水) 00時47分

客観的な意見ですが、振興協会って公益法人なんですから、1年くらい地域のために延長してあげればいいのにねえ。そうすれば、湊の職員もそのまま新しい職場に行けるのに。
協会にどうしても延長できない理由ってあるんでしょうか?
何か、組合と協会のいざこざに住民と職員が犠牲になってる気がします。

投稿: 必殺仕分け人 | 2010年6月 2日 (水) 15時03分

必殺仕分け人さんコメントをありがとうございます。

 公益法人は慈善団体ではありませんし、組合の召使でもありません。きちんとした事業をして収益をあげなければ継続できませんし、職員の生活を守る義務もあります。

 昨年12月の聖勝会辞退の後でも、①謂われもない妨害工作の疑いをかけられたり、②新病院の運営を受ける意向が無いかと言われたり、③JMAがやってくれるかももう頼まないと言われたり、④JMAが来年4月には来てくれないからやっぱりやるべきだ、公益法人だからやるのが当然だ などと、一部事務組合は自分たちの都合を押しつけてばかりです。言う事に筋が通っていません。辞退した聖勝会の責任追求はどうなっているのでしょうか。

 会社と社員の関係に例えてみましょう。①新しくS君を雇うことにしたので君には来年3月で辞めてもらうね。②急にS君が内定辞退してしまったんだが君が嫌がらせをしたんじゃないのか、③なかなか代わりの人材が見つからないので来年4月からも勤める気はあるかい。④別のJ君が勤めてくれそうだから、やっぱり君は辞めてもらうよ。⑤J君は再来年に本社が移転してからじゃなければ勤めてくれないと言っているんだ。J君が出てくるまで欠員ができてしまうから君には会社を辞めてもらうわけにはいかない。どうしても辞めると言うのか。新しく会社を起こしてそっちで頑張るだって。商売敵の会社を作るなんて妨害だろう。これまでの会社の恩を何だと思っているんだ。君のためにこの机やパソコンだって用意してあるのが無駄になるだろう。

 こんな会社に勤め続けたいと思いますか。来年3月と言わず今日にも辞表を出したいぐらいですよ。もちろん他の人にも勧められないですよね。昨年9月の時点でさえ現病院の職員アンケートで新病院勤務希望者は0でした。今はどうなっているやら。

投稿: きのじゅん | 2010年6月 2日 (水) 23時29分

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