湊病院問題 新生 伊豆下田病院がスタート
7月1日から、伊豆下田病院が公益社団法人地域医療振興協会の49番目の運営施設として、再出発しました。今までの外来機能は内科外来と、人工透析のみでしたが、7月12日から外科の外来診療が始まり、日中のみですがぼちぼちと救急の受け入れを始めるとの事です。また病棟は当面従来通り60床の療養型として運営していくそうです。祥和会から残っていただいた職員に、共立湊病院から移ってきた職員と、両病院の兼務職員を加えた混合編成でのスタートです。
7月3日に、施設内覧会と開院祝賀会が行われたので、上河津診療所の代表として出席してきました。
築30年以上の建物ですが、内部は清潔に保たれています。かつては下田市内唯一の急性期病院として、産婦人科や眼科などの診療も行っていたので、「この病院で生まれた」「この病院で産んだ」という人もちらほらいらっしゃいました。
放射線技師1名、検査技師1名、作業療法士1名、薬剤師1名など、"ピン芸人"のセクションが多くあり、協会施設としての支援協力体制が必須と思われました。医師も内科は、祥和会から残られた塩田医師のみ、外科は湊病院副院長から伊豆下田病院病院長に就任した吉田医師のみ。透析は祥和会の時と同じく花房医師が非常勤での担当となっています。
急性期病院としてフルに機能させるためには、医療機器なども正直心もとない部分も多いのですが、これから9ヶ月かけて新しい病院の姿が模索されていくようです。
2つの異なる文化の病院の職員が一緒になって運営していくと言うことは、いろいろと難しい面もあるかも知れませんが、それぞれの病院に対する誇りを大切にしていきながら、楽しく明るく、高いモチベーションを持って、新たな歴史を刻んで行くことを願っています。まあ、懇親会の雰囲気を見ると大丈夫だなと確信しました。
なお、個人的に最も驚いたのは、13年前に自作した処方箋発行システムが、伊豆下田病院で利用開始されていた事です。湊病院のSEの方が手直しして下さったようです。VBAで書かれた素人プログラムを解析しながら、別医療機関に適合させるのはなかなか大変な作業であったと思います。ご苦労さまでした。
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