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2010年10月12日 (火)

湊病院問題 10月12日 ジャパンメディカルアライアンスが現病院職員向け就職説明会を開催

 地域医療振興協会の共立湊病院・介護老人保健施設なぎさ園の指定管理期間終了まであと171日となりました。10月7日より、病院・なぎさ園の玄関などの掲示板に、平成23年4月からの指定管理者変更に関するお知らせが掲示されたそうです。
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 本日平成22年10月12日に南伊豆町で、10月24日に下田市で、社会医療法人ジャパンメディカルアライアンスにより、現在の共立湊病院職員を対象とした就職説明会が開かれます。(パンフレット)

 当初、平成24年5月予定の下田メディカルセンター(仮称…ですよね、まだ) についての説明会の予定でしたが、平成23年4月以降の共立湊病院に関する説明会も兼ねる事になったようです。

 ただ、実際には指定管理者の議決はまだ成されておらず、(受け皿となる法人がまだ存在していないから決めようが無いのかも…) 「静岡県内の既存の医療法人」と協力して設立される予定という別法人についても、色々と噂は飛んでいるものの、公式の情報が乏しい状況です。就職先の法人がまだ存在しないという状況での就職説明会という形になってしまいました。

 説明会の場で何か明らかにされる事項があるのでしょうか。

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[10月12日夜追記]

 新法人名称は静岡メディカルアライアンスだそうです。その他の情報はコメントをご覧ください。

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コメント

説明会に参加してきました。

県内法人を静岡メディカルアライアンスと改称して傘下に収めた後に、数年後に合併する予定とのことでしたが、どこの法人かは、「相手のこともあるので、数日後の最終決定までは明言できない」との回答でした。

親会社の状況はわかりましたが、実際に就職する会社の実情がわからない、極めて「胡散臭い」説明会でした。


投稿: 一職員 part223 | 2010年10月12日 (火) 21時25分

まず、別記事に寄せられた匿名さんの関連コメントを転写いたします。
----------転写開始----------
きのじゅん先生はじめまして
先ほど説明会に参加してきました。

県内の医療法人の名前は、明らかにされませんでした。
(その医療法人に迷惑がかかるので決定まで名前は出せないとのことでした)

ただ、既設の医療法人の名前を変えて、静岡メディカルアライアンス(SMA)とされること、既設の医療法人関係者も傘下に入るような主旨でした。
ってことは、最近のうわさが本当ならば、□会が形を変えて病院運営をするような形になるのでしょうか?
□会が、反対されたならば(実際は辞退したのはあちらですが)NEW□会が復活ですか?
----------転写終了----------


改めまして、一職員 part223 さん、匿名さん、説明会に関するご報告をありがとうございます。
 個人的にもメールで情報をいただいております。
・説明会にはなぎさ園職員も含めて110名以上(全職員の半数近く)が参加した模様。
・何故か下田市長さんが来ていて挨拶した。
・職員向けの福利厚生としてこれまでの報道に無かった点としては、院内保育園の設置、東京ディズニーリゾートの割引、福利厚生倶楽部加入など。
・焦点の「新法人」については、コメントいただいたように「静岡県内の既存の医療法人」の名前は明らかにされなかった。でも既存法人の定款変更などの話題が出ていたそうですので、やはり静岡メディカルアライアンスの法的な「設立母体」は「既存法人」になるのでしょうか。

 会場の雰囲気などは私にはわかりません。まだまだ色々な立場からのご意見をいただければありがたいです。

投稿: きのじゅん | 2010年10月12日 (火) 23時13分

説明会の内容は、企業説明として、ジャパンメディカルアライアンスの概要説明、引き継ぎ後あるいは(まだ仮称のはず;説明会では正式名称であるかのように)下田メディカルセンター開設後の事業計画説明、職員待遇説明、だったかと思います。
説明内容は、良いことずくめで…
期待を持たれた職員が多数いるとは思います。
ただ、個人的な意見としては、人事評価の取り扱いについて、質問を受けてから、言い訳がましい言葉をつけた後に、簡単に説明するところを見ると、不都合なところをどれだけ説明してくれているのか、疑問を感じるところありました。
また、新病院の事業計画では、手術目標数を理事長自ら明言する場面があり、平成21年の15~35%アップの目標を掲げていましたが…
経営優先的な考え方が強いと思ってしまうのは、私だけでしょうか?
また、そういった数値目標を大々的に掲げる企業体が、本当に地域医療を支えてくれるのか、疑問に感じるのは私だけでしょうか?
同僚の皆には、説明の裏側も良く吟味した上で、適切な就職先を選んでいただきたいと思っています。

投稿: 一職員 part223 | 2010年10月13日 (水) 18時24分

一職員 part223 さん、引き続きのコメントを有り難うございます。
 新病院の指定管理に於いては、赤字補填無し、減価償却全額負担ですが、補助金の何割をもらえるのかは、まだ決まっていないようです。このような中で経営を安定させる為には、高収益の分野に注力するのは、ある意味必然と言えます。そのような観点で勝算があるからこそ、指定管理を受託したのだと思います。
 ジャパン(静岡?)メディカルアライアンスとしても、へき地の病院を運営するのは初めての経験ですから、当面は試行錯誤の挑戦が続くのではないかと思います。救急車での天城越えの厳しさを乗り越えて頑張って欲しいと思います。

投稿: きのじゅん | 2010年10月13日 (水) 23時47分

こんにちは。
うわさの法人が名前を変えるんですか?
賠償請求逃れでしょうか??
賠償請求する先が無くなれば、うやむやにできますものね。

一から法人を立ち上げるには時間が無く、
仕方なくM&Aという形を取ったのでしょうか?

名前は似ていてもJMAとは似て非なるもの。
1年で社会医療法人になれるのでしょうか?
下田メディカルセンターも静岡メディカルアライアンスで
やることになりそうです。
そうなると、赤字が出たらどうするのでしょうね。
JMAであれば、組織として体力もあったでしょうに。

待遇はどうなんでしょうね。
説明会出た人教えてくださいねぇ。

投稿: 南伊豆住民です | 2010年10月14日 (木) 23時33分

南伊豆住民です さん。いつもコメントをありがとうございます。
 待遇については、不利益が出ないように、概ね現状を引き継ぐ形になるような説明だったそうです。採用面接は平成22年11月で、採用は平成23年4月からだそうです。(伝聞情報なので、直接聞かれた方、補足訂正があったらお願いします。)

 「静岡県内の既存の医療法人」の件については色々な懸念が指摘されています。
①何故既存の医療法人を母体に新法人を立ち上げる事になったのか。ジャパンメディカルアライアンスが単独で別法人を立ち上げればいいだけの話ではないか。
②今まで議論にも上がっておらず、未だ名前すら明らかにされない既存の医療法人を実質的な指定管理者としてもいいのか。
③既存の医療法人が赤字経営であった場合、既存の赤字と、平成23年4月以降の経営で、企業努力によっても止むを得ず発生した赤字とどのように区別して赤字補填をするつもりなのか。
④上記に関して、外部監査などで対処する事になった場合、特別な利害関係にあるような監査法人を選定したりする可能性はないのか。
⑤過去に指定管理者を辞退したり、組合からの要請を断った法人が、まさか名乗りを上げたりしないか。
⑥その事が、賠償責任を免れるために利用される可能性は無いのか。

また、新法人静岡メディカルアライアンスについては、次のような疑問点があります。
⑦院長や理事長はどのような人が就任するのか。
⑧新法人の財政基盤はどうなるのか。ジャパンメディカルアライアンス本体が債務を全額保障するのか。
⑨法人税が免除されず30%課税される事で、既存の経営計画に狂いが生じないのか。

 いずれにしても、新法人に関する情報をもっと早く明らかにして頂かないと、現病院の職員の皆さんも安心して就職活動出来ないですよね。

 新病院の赤字補填はしない事になっています。しかしこの1年半の顛末を見ますと、新病院が赤字経営となった場合でも、代わりの指定管理者を探す事は至難の技です。過去記事でも示したように、今後も人口減少は続き、医療機関の経営面には大きな不安要因となっています。実際、先月の下田市議会で下田市長さんは赤字補填について「将来の事はわからない」と述べて、将来の赤字補填に含みを残していたようです。

投稿: きのじゅん | 2010年10月15日 (金) 23時32分

きのじゅんさん、はじめまして、こんばんは。

共立の方、なぎさの方からの聞きかじりですが、給料は同じとか、保証とかの説明のようでね。
疑問なんですが、今は、共立、JMA、別法人といわば、別々の会社ですよね、当然給料の体系や金額も、まったく同じとは考えられませんよね。23年4月に、新会社ができて、3つの会社から人が就職する。その1つだけ、共立だけ今の給料が保証ですかね。ほかの2社も保証ですかね?
もともと違うと思われる給料を保証すると、新会社でも違ってしまいますね。高いほうに合わせるんでしょうか?
赤字になっても補填されるようですのでいいのかな。
同じ経験で、元の会社が違うだけで給料が違い、チームワークとか大丈夫なんでしょうか?
仮に共立の方が高いとすると、いじめられないか心配ですね。

投稿: やじろべい | 2010年10月16日 (土) 22時56分

確かに法人によって給料は違いますから、
現状の給与を保証するなんてことになれば、
同じ経歴の人でも給料が違うことになりそうですね。
特にJMAの職員が、田舎の給与水準にしてまで、
SMAに来ないですよねぇ。地域医療に興味がある人は別として。

「不利益が生じないように」とか言って現状の給与を保証するのではなく、JMAの職員同様(関東の基準)にすればいいのに。足元見てますよね。

とは言っても、給料が同じなら下田メディカルセンターと下田病院では職員は流れるでしょう。SMAの悪いところばかり見つけても、地域医療振興協会に残りたいと思われる何かが無いことには。

投稿: 南伊豆住民です | 2010年10月17日 (日) 10時08分

やじろべいさん、南伊豆住民ですさん、コメントを有り難うございます。
 平成9年に国立湊病院が移譲された時、移譲の前提条件として一定割合以上の職員を引き継ぐ事になっていました。(そうしないと厚生省所属の国立病院職員が過剰になって行きますから。) 医師を除く国家公務員の待遇は民間に比べると大変恵まれていました。国立湊病院の職員が地域医療振興協会に就職するにあたっては、「現給保障」がされ、その結果協会基準の給与との格差が生じました。しかし現給保障された職員は、その後協会基準の給与に並ぶまでの間は昇給が無い契約でした。

 今回のケースでは、それぞれ民間なので給与水準がどうなっているのか情報も無く比較できません。しかし同じ経歴の同職種で給料に格差が生じる可能性は高いですね。変に合わせると今度はグループ内の他施設と格差ができまてしまいますから、その場で横並びにはせず、年数をかけて最終的にジャパンメディカルアライアンスの基準に揃うように調整していくのでは??
 「地域医療振興協会に残りたいと思わせる何か」は確かに重要ですね。幹部職員はどういった事をアピールしていけるでしょうか。

投稿: きのじゅん | 2010年10月17日 (日) 11時31分

私見ですが、私の経験を踏まえてのお話をさせていただきます。

>特にJMAの職員が、田舎の給与水準にしてまで、
SMAに来ないですよねぇ。地域医療に興味がある人は別として。

「不利益が生じないように」とか言って現状の給与を保証するのではなく、JMAの職員同様(関東の基準)にすればいいのに。足元見てますよね。

昨今の民間医療機関では、職員給与高騰に苦労しており、切り下げられているのが現状だと思います。
私は都市部の病院を経て、現在、湊病院にいますが、都市部の病院と何ら遜色のない待遇をしてもらっていますし、昨今の民間医療機関では、人事評価を基にした給与コントロールも導入されており、JMAの説明会でも賞与のコントロール(プラスもマイナスも)はあると言っていました。
そういったところでは、今は比較的良い条件を提示しておきながら、今後の統合等の時に給与の切り下げが怖いように感じています。また、私の過去のコメントにも書きましたが、手術件数目標のようなものが、純粋な成長ととれる良い意の内容なら良いのですが、
「ノルマ」 (敢えて一行にしてます!)
になったらどうなるのでしょうか?
ノルマの達成度合いが人事評価に反映されるようになってしまったら、給与をもらう職員として、正しい判断ができるのか、否か、不安に感じるところです。
きのじゅん先生は、「経営を安定させる為には、高収益の分野に注力するのは、ある意味必然」と記述されていますが、やって良い経営努力と、やってはいけない経営努力があって、手術件数目標は、後者の危険性がはらんでいると感じていることを言いたいのと、そういった部分を含めて、同僚には、良い選択をして欲しいという事を私は言いたいと思っています。

投稿: 一職員 part223 | 2010年10月17日 (日) 19時36分

一職員 part223 さん、いつもコメントをありがとうございます。おかげで様で大変有益なスレッドになっています。
 手術件数の話は理事長さんに確認しないと結論は出ないでしょうが、「ノルマ」を課すのではという理解もできれば、遠方の病院に運ばれていた手術が必要な患者さんを、下田で何とかするのだという心意気と捉える事もできます。そのためには、外科系医師や麻酔科医、手術室スタッフを相当拡充しないといけないでしょう。確かに、新病院について真っ先に強調すべき事が手術件数だとは思いませんが(^-^; どういう話の流れだったのでしょうか。
 個人的にはどのような経歴の方が院長や静岡メディカルアライアンス理事長を務めるのかという事に興味があります。やっぱり病院のカラーは院長で決まると思うからです。バリバリの臓器別専門医なのか、またもや救急医療の専門医なのか、地域医療を熱心にやってきた総合医系の方なのか。

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 進んだ考えの(と同時に自治体内で競合する医療機関に乏しい)公立医療機関では、病院の採算だけを重視するのでは無く、予防医療や在宅医療などに注力して、地域全体として医療費の膨張を抑えつつ、少ない医療費で良質の医療を提供できる事を目指しています。複数の医療機関が地域で競合していると、こういうアプローチはやりにくくなります。しかし実践できる地域においては健全な考え方だと思います。
 ところが目先の事しか考えない自治体が病院の採算のみを重視すると、医療費は膨張しやすくなり、自治体の一般会計には良くても、国保会計の赤字が膨らんだり、住民の医療費負担が増大するリスクが出てきます。
 1年前の計画では下田の新病院は療養型60床、半分が差額ベッド、50床の透析センター、こういう部分で収益を上げる計画が見えていました。その後透析センターの話は消えましたが、今回それで困ったという話も全く出ませんから、やっぱり地域に必要不可欠な物では無かったのでしょうね。
 公立病院として不採算分野も含めて地域に必要な医療を提供する責任を果たすための、地方交付税(補助金)であり、一般会計繰り出しであるはずですが、下田の場合は地方交付税の「一部」は組合の運営費や土地代の返済に持って行かれる一方、一般会計からの繰り出しは無し。30年後?に建て替える資金まで(補助金分も含めて)全額指定管理者が稼がなければいけない(減価償却全額負担とはそういう意味)スキームですから、かなり大変だと思います。黒字を出すためにはそれなりのやり方が必要かと。院内処方化もその一つでしょう。

投稿: きのじゅん | 2010年10月18日 (月) 17時58分

皆さんJMAに批判的な意見が多いようですが、再来年この地域で医療を行っているのは(予定ですが)JMAなんです。
協会がこの地域での医療を継続して行ってくれるならば話はべつですが・・・
南伊豆のお年寄りが、河津まで通えるわけがなく(独居の方も多いですから)子供を抱えた病職員が河津まで通えるわけがなく・・・いくら電車の駅が近くとも困難は困難!この地域に住んでいるものにとっては河津は遠い地

理想とした医療・職員・医師が河津にいても(あっても)、必然的に定期的な通院や通勤が困難であることが多い。

この地域に住んでいるものである以上は、割り切ってSMA(JMA)を応援していくしかないのでは?
SMAがどうなのかわかりません。
みんなが投票して(下田市は無投票でしたが)きめた首長が決めたこと、みんなが投票した議員が決めたこと
責任を他者に決め付けないで、それを見守り・見張っていくことがこの地域の住民の責任じゃないですか?

投稿: | 2010年10月18日 (月) 20時58分

匿名さん、違った立場からのコメントを大変ありがとうございます。
 この記事のコメントスレッドは、現湊病院職員の方からのものが主体になっています。現湊病院の職員の方々にとって、これからの1ヶ月は自分の身の振り方を決める重要な時期になっています。
 ジャパンメディカルアライアンスが来年4月から普通に指定管理を受ける状況であればこんなに盛り上がる?事も無かったのですが、「実は指定管理者になる資格が無かった」とか、「静岡県内の既存の医療法人と協力」の件により、就職先としての評価に少なからぬ影響が生じているのは確かだと思います。就職する人にとっては、割り切って単純に応援するというわけにはいかないという点は、ご理解頂けるかと思います。そのためのディスカッションであって、単に批判をしているわけではないと思います。
 南伊豆の人にとって河津が遠いように、河津の人にとって南伊豆も伊東も伊豆長岡も大変遠い場所ですが、今はそこに救急搬送されている状況です。伊東に稲取や熱川から受診する人はかなり多いですが、皆さん1時間かけて通院しています。東賀地区の現状はそんな感じなんですよ。

投稿: きのじゅん | 2010年10月18日 (月) 21時52分

度々の連投で申し訳ありません。

きのじゅん先生と匿名さんに、率直で適切なコメントに感謝いたします。

まず、きのじゅん先生のコメントにあった説明の経緯ですが、
あくまでも、事業計画の中の話であったことで、確かに、人口動向や患者動向(県の保健医療統計を参考にしていたようですが)を踏まえての話で、郡外への流出を減らすとも言っていましたが、きのじゅん先生のコメントにもあるように、西豆地区や東賀地区の利便性を含めた郡外流出の原因を踏まえているとは思えない、統計上の話の中からの展開だったと思います。
また、パンフレットには、診療科目が書かれていますが、実際に勤務する医師の予定数などは一切触れられておらず、理念上の話はありましたが、実際にどう病院を運営していくのかの話は、皆無だったように感じています。
きのじゅん先生が言うように、「天城越えを減らす」の結果、手術件数が増えるのであれば、この地域にとって最も良いことだと思います。
ですが、私にはその意気込みは感じられませんでした。

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匿名さんには、私の本音に敏感に反応していただいて、感謝しています。
ただ、先に申しつけさせていただきますが、地域医療の世界において、「冷静な批判的な態度と、前向きな情熱」が必要と私は教育されていますので、JMAに対しては、非難をするつもりはありませんが、批判はさせていただいております。
匿名さんが言うとおり、

責任を他者に決め付けないで、それを見守り・見張っていくことがこの地域の住民の責任じゃないですか?

この一文に尽きると思います。
でも、この賀茂地区の住民は、役所(場)が決めることについて、住民が見守り・見張りをしてきましたか?
過去の出来事の中で、明らかに住民に不利益が起こりそうなことに対して、住民運動やリコール等の自治行政に対する住民意見を言ってきましたか?
市町村レベルではなく、賀茂地区という広域の枠組みで考えてきましたか?
もしも匿名さんがそういった行動をしてきたのであれば、申し訳ありませんが、上記のことが行われていれば、湊病院問題はここまで混沌としなかったと思います。
でも、もうJMAに決まったことですので、匿名さんが言うとおり、しっかりと住民が見守り・見張りをして、住民が参加した、住民のための医療を作り上げていって欲しいと思います。
それと、職員の大半は、今、苦渋の選択に追われていることも、理解してください。
数年経って、住民の皆さんやJMAに入った職員が「たら」、「れば」を口にするようなことが無いように、住民の皆さんに見守り・見張りをお願いしたいと思います。

投稿: 一職員 part223 | 2010年10月18日 (月) 23時15分

 湊病院職員の方とお話する機会がありました。ジャパンメディカルアライアンスの福利厚生事業の中の[美容医療センター]という文字にも心動かされるようで、女心を揺さぶるのが上手ですね。それは半分冗談だと思いますが、伊豆下田病院の職員駐車場確保や、通勤手段など、非常に現実的な所でも悩んでいるとの事でした。
 10月24日に2回目の説明会が下田で行われます。

投稿: きのじゅん | 2010年10月20日 (水) 12時48分

こんにちは。
福利厚生の面でSMAに興味を持たれている人も多いようですよ。しかし私は協会の福利厚生のほうがありがたいです。旅行は千円でいけるし。(宿泊でも15,000円です。必ずしもディズニーではありませんが…)病院の負担は1人あたり数万円ですよ。それに自分の医療費も還付されるので、とても助かっています。SMAは説明会で「認定看護師を取得する際、給与の6割を保証」って言ってたと思いますけど、協会は全額保証だったような。どう思うか人それぞれですけどね。

投稿: 一看護師 | 2010年10月25日 (月) 21時02分

きのじゅんさん、こんばんは。
昨日の2回目の説明会は40名弱の出席だったらしいですよ。
説明内容は1回目と同じ?
質問の中で、人事評価の質問があり、回答では1年間は今の給料・ボーナスを保証するが1年かけてJMAの人事評価を理解していただき、2年目からの給料・ボーナスはJMAの人事評価にしていきたい。このような説明があったと聞きました。
これは2年目から下がることもあるということでしょうかね?

投稿: やじろべい | 2010年10月25日 (月) 22時38分

一看護師さん、やじろべいさん、コメントおよび2回目の説明会に関する情報をありがとうございます。2回合わせて150名ほど(全職員の約8分の5)が参加したようですね。
 お話から行くと、静岡メディカルアライアンスの給与体系は、最終的にはジャパンメディカルアライアンスに準じる事になるみたいですね。やじろべいさん御指摘の通り、人事評価によっては下がる可能性はあるのかも知れませんが、逆に努力すれば上がる可能性もあるのでしょうか?
 今回も「静岡県内の既存の医療法人」の名前は明らかに成りませんでしたか。何故公表しないのでしょうね。噂通りの法人だったら、組合の運営会議も紛糾するので、「時間切れで済し崩しを狙っているのでは」なんて邪推も生じます。そうなる前にどんどん公表して安心させてくれたら、ジャパンメディカルアライアンスの信頼も増すと思うのですが。

投稿: きのじゅん | 2010年10月26日 (火) 00時28分

やじろべいさん、JMAの説明会では人事評価?(考課?)
現在、協会内でも行われていますよね?

実際、何で行われているのかわからないようなものであるんでしょうね?(時間だけかかって何になるのか私は疑問に思っていました。

私は、前々から給料などに反映する形があって当然と考えていましたので賛成です。(正当に反映されればの条件付で、給料抑制の手段に使われかねませんが・・・)

<うちわもめを一つ>
湊病院(協会)が今後、どのような方向に行こうとしているのか?まったく見えないよー
もっと説明してくれー
本当に、下田病院は急性期に対応できるの?
河津の病院は、できるの?
話はどこまで進んでいるの?
JMAもわからないことが多いいけれど、身内だと思っている湊病院のこともわからないよー

言えないことがあるかもしれない。
でも、もっと情報がないと・・
何をしたいのか?すべてのことが信じられなくなってるよ~

きのじゅん先生申し訳ございませんが、職員の胸のうちかかせていただきました。
また、どなたか何かわかることがあればご返答の程を

投稿: | 2010年10月26日 (火) 20時18分

匿名さん、申し訳無いなんてとんでもありませんよ。先日お会いした職員の方も、もっと情報が欲しいと言っていました。そういう気持ちの方も、少なく無いようです。
 職員も、湊病院、なぎさ園、伊豆下田病院と分かれて、意思疎通が難しくなっている面もあるように伺いました。今、まさにひとりひとりが決断を迫られている時であり、不安を感じるのも当然です。
 伊豆下田病院の急性期化に備えての外来部門の改修工事は11月ぐらいに始まるそうです。古くて狭い施設で、本当に急性期化できるの?という不安もよくわかりますが、間違いなく準備は進んでいるようですよ。伊豆下田病院兼務の職員に尋ねると情報が得られるのではないかと思います。

投稿: きのじゅん | 2010年10月26日 (火) 22時30分

人事評価について、コメントさせていただきます。

地域医療振興協会が行っている「人事考課」は、現時点では、職能開発を目的としたもので、自己能力を客観視する機会を作ることによって、人材育成を促すことを目的としているものと考えられます。
JMAが行っている人事評価の中身を見たことがないし、1回目の説明会では内容の詳細は話されなかったので、一般的な民間企業で取り入れられている人事評価は、職員個人の能力や部門内および企業への貢献度を評価するようです。
個人能力の評価は前向きな話と思われますが、貢献度評価は一概に前向きな話とは考えられないものがあると思います。
営業系企業の場合ですと、営業実績をそのまま人事評価に取り入れる企業もありますし、数年前の話ですが、県内の特別養護老人ホームで、利用者評価を人事評価にそのまま取り入れることにより不当時間外労働を誘導し、問題となった事例がありました。
また、職場内の人間関係が加味された事例も聞いたことがあります。
私が知っている事例では人事評価によって、ボーナスを20%程度の幅でプラスマイナスするようで、私が聞いたJMAの説明では、この程度のことはあるものと考えておいた方が良いと感じました。

ただし、あくまでも民間企業ですので、業績によっては、ボーナスは保証されていない事を前提にして考えるべきだと思います。
赤字運営なら、いくら人事評価が高くてもベースとなる支給率(いわゆる基本給与に対する掛け率)が削られますし、ゼロ支給も無いとはいえない、ですが、逆に黒字運営なら逆のことが考えられると思った方が良いと思います。
そういった部分では、地域医療振興協会と同じような待遇とは思わない方が良いと思います。

投稿: 一職員 part223 | 2010年10月27日 (水) 17時54分

連投して、申し訳ありません。
やじろべいさんのコメントを見直して、気になってしまったので、連投させていただきます。

>回答では1年間は今の給料・ボーナスを保証するが1年かけてJMAの人事評価を理解していただき、2年目からの給料・ボーナスはJMAの人事評価にしていきたい。

私はボーナスのみと理解してしまったので、先ほどのコメントを書かせていただいたのですが、給与も人事評価の対象と言っていましたか?

私が知っている完全能力給制の場合、(月の)給与を算定するにあたり、年齢ごとのベース給、能力給、諸手当に分かれ、ベース給は年齢に応じて支給されますが、能力給は能力に応じて支給され、技術(免許)手当部分が含まれていて、ベース給が10万程度しか無く(数万円のところもあったような)、能力給部分が幅が大きく、同じ経験年数でも10万円以上の給与の差が発生している事例を見たことがありますが…

JMAへ入ることを検討している皆さんは、その後の給与体系をしっかりと確認してほしいと思います。

投稿: 一職員 part223 | 2010年10月27日 (水) 19時37分

こんばんは。
直接、海老名総合Hpに勤める友人に人事考課について尋ねました。海老名総合Hpでは昨年から取り入れているようです。主任とか係長とかいう役職とは別に「職位」というランク付けがあり、その中でも等級分けされるそうです。個人毎に数値で目標を設定し、その評価の際には、その目標を達成したことによって病院にどんな利益をもたらしたかを上司との面談で突っ込まれるそうです。目標を立てやすい部署(手術件数とか)と立てにくい部署(事務とか)があり、本人には不本意である目標値を立てさせられることもあるようです。実際私の友人は昨年より給料は減ったそうです。皆さんが目標を達成すれば利益が出る仕組みのようです。
ボーナスに関しては「基本給×何か月」ではなく、「(基本給+資格手当)×何か月」とのことです。海老名総合Hpが利益が出ていることもあり、ボーナスは良いと言っていました。
海老名総合Hpの話であり、静岡メディカルアライアンスのことではありませんので、ご了承ください。

投稿: 湊職員です | 2010年10月28日 (木) 18時58分

度々の連投で、失礼します。

本日、院内に配布された新聞記事のコピーで、鈴木史鶴哉組合管理者のインタビュー記事で気になったことがあったので投稿させていただきます。

記事の最後の方で、
「入院数が80名だと赤字だが、90名では黒字に転換する」とJMAから説明を受けたと、鈴木組合管理者がインタビューに答えていましたが…
つまり、採算分岐の入院患者数が90名弱で良いと言うことで理解できます。
一般病床の場合、病床稼働率が60~70%が採算分岐の相場と言われているかと思いますが、150床の病院では病床稼働90床で60%の計算になります。
現在の湊病院の採算分岐は70%の病床稼働です。

10%の稼働率を低く見積もれるだけの操作をどのようにするのでしょうか?

病院は人件費に多くを費やすために、人件費操作が手っ取り早いと考えられています。
考えられる方法は2つかと思われますが…
1.人員配置を基準ぎりぎりでの運営
2.給与カット
逆に、営業努力で収入を増やす方法
3.出来高払いの検査、放射線、手術を増やす

新・湊病院の事業計画でできることはこれぐらいかと思われます。
(その他の医業外収入は別とします。しかし、JMAは美容分野にも進出していますので、医業外収入が計算に入っているかもしれませんが)

それぞれに、デメリットが多分にあります。(働く立場からすれば、デメリットだらけと言った方が良いでしょうか)
まず、1の事例の場合
いろいろな職種がある中で、看護配置が操作しやすいため、看護師数から削減されやすく、病棟等の患者サービスの質の低下を招きやすい
2の事例の場合
あくまでも計算上の話ですが、病床稼働率10%減で職員給与を10~15%カットすることが予想されます。
職員の皆様は各々で自分の給与が10%カットされたらいくらになるか考えてください。
しかし、デメリットはこれだけではありません。医療従事者200人の給与が10%カットされれば、総額で1億に近い金額が考えられます。
行政の立場で考えた場合、この地域での個人消費が、その分減るということが考えられます。個人住民税だけでなく販売店等の売り上げ減により事業税の収入が減るとともに、地域の衰退を助長することになります。
3の事例の場合
天城越えを減らし、地域完結医療を増やす結果、検査、放射線、手術件数が増えるのであれば大変好ましいことですが、だとしたら、患者数が増えるはずなので、下方調整というところから、悪い方を考えてみます。
まず、患者様に対して、不要な検査や手術を増やすことしかなく、本来ならば、支払わなくても良い医療費負担と身体的負担を強いることになります。そして、きのじゅん先生が以前にご指摘のように、国保の会計を圧迫し、最終的に市町村の負担増になる。

どの方法をとって、病床稼働90床で黒字にしていくかはわかりませんが、職員、利用者、そして行政それぞれにデメリットが大きくありそうだ、ということを言いたく、投稿させていただきました。

再々の記載になりますが、JMAに入職を考えている職員の皆様は、良~く考えていただきたいと思います。
そして、住民の皆様は本当にこの地域にふさわしい病院になるよう、見守り・見張りをお願いしたいと思います。
最後に新聞記事に載せられていた鈴木管理者の笑顔が、本当の笑顔になることを期待します。

投稿: 一職員 part223 | 2010年10月28日 (木) 20時59分

一職員 part223 さん、湊職員です さん、いろいろとコメントをありがとうございます。病院の給与体系にもいろいろあるみたいですね。やる気を引き出す効果もあるかもしれず、でもあんまり締めつけが厳しいと職員が逃げ出してしまいますから、善し悪しですね。それにしても皆さんよく勉強されていますね。
 職員間のコミュニケーションの手段としても、どんどんコメントをご活用下さい。協会への批判・意見のある方もご遠慮無く。オープンにいきましょう。

投稿: きのじゅん | 2010年10月28日 (木) 21時35分

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