石垣島の旅09 お殿様・お姫様ダイビング
平成22(2010)年9月23日(木・祝)
船を降りて再びハイエースに乗って2分。ショップに戻ると、しばし休憩です。昼食の準備が出来るまでの間、近くを散歩してみます。
県道から一本入った場所なので、車も通らずますます静か。南側にあるおしゃれな感じの2階建ての集合住宅には、市営住宅と書かれています。茂みを抜けて海岸に出てみます。ナータ浜の北端に近い所です。この辺りは岩が多くなっていますから、泳ぎにくそうです。
散歩から戻ると昼食の準備が出来ていました。今日のメニューは、「アジアめし」と名付けられています。ご飯の上に挽き肉を炒めたものと、目玉焼きが乗っています。タイ料理のパッガパオに似た雰囲気ですが、味付けはタイ料理のように辛くはありません。おいしくいただきました。
あちこちの海でシュノーケリングをしているうちに、やっぱり潜りたくなってしまったのです。46才にして初めてのスキューバダイビングに挑戦です。ちなみに妻はオープンウォーターのCカードを持っていますが、取得してからの7年間は全く潜っていません。
ショップに置いてあるダイビング雑誌をパラパラめくってみます。富戸、大瀬崎、安良里、田子…馴染みのある伊豆の地名が並んでいます。^^; 田子には5年も住んでいて、毎日ダイバーの姿を眺めてたのですが、当時は潜ろうなんて思わなかったのです。もったいなかったですかねえ。
12時45分から午後の部がスタートです。健康チェックシートを記入した後、まずは用具の使い方や、潜るまでの手順などの説明を受けます。口呼吸、マスクに入った水の抜き方、レギュレーターに入った水の抜き方などは、シュノーケリングの延長線上にあるようで、これまでの経験が多少役立ちます。耳抜きは初めてですが、鼻をかむ要領でOKとの事。「ふむっっ。」ちょっと右が遅れますが無事に耳抜きできそうです。
レクチャーが終わったら、いよいよ出発。船越港から乗り込んだ船はまたもや我々の貸し切りでした。これから潜るポイントは港から5分ほど北に行った所です。ポイントに到着すると、マリンブーツを履き、膝当てを付け、軍手を付けます。この先は至れり尽くせりのお殿様・お姫様待遇。
先に経験者である妻が海に入ります。ハシゴに腰掛けると、水中で待機しているスタッフの方がフィンをつけてくれます。ハシゴを降りてぐるっと船の方に向きを変え、膝を段に乗せて待機。するとタンクを背負わせてくれます。水中で背負うので重くありません。しかしスタッフの方が装備を付けた状態で波に揺られながら、他人にタンクを背負わせる作業はとても重労働に見えます。ありがたやありがたや。レギュレーターを口に加え、水中に顔を沈めてマスクフィッティングの確認と呼吸の練習。その後潜行用のロープにつかまっていよいよ海底へ降りていきました。
しばらくしてスタッフの方が浮上してきました。今頃妻はもう一人のスタッフと一緒に海底で待機しているはずです。いよいよ私の潜る番です。手順は理解しているつもりですが、緊張します。マスクに水が入ったら、レギュレーターが外れてしまったら、耳抜きがうまく出来なかったら…と不安にかられます。
フィンをつけてもらい、タンクを背負わせてもらい、呼吸の練習もばっちり。ロープを掴んでいよいよ海中へ。自分のはいた空気の泡がマスクを揺らします。外れてしまうのではないかと不安になります。パニックにならないように気持ちを落ち着けて少しずつ潜っていきます。耳が少し痛くなってきました。よし耳抜きだ。うまく右が抜けません。もう一回。抜けました。深さが増してくると意外に呼吸がしやすくなってきました。緊張と、乾燥した圧縮空気のおかげで早くも口の中はからから。
サポートして下さるスタッフの方が、身振りでロープを離すようにと伝えています。ここまで下を見る余裕がありませんでしたが、目線を下に向けると海底がすぐそこに。待機している妻の姿も見えました。ロープを離して少し泳ぎ、海底に四つん這いの姿勢で着地しようとしますが、体が浮き上がってしまいます。息をはくと沈むと聞いていましたが、息をはいても浮かんでいきます。^^; すかさずスタッフの方が追加の錘をジャケットに入れて姿勢を安定させてくれます。本当に至れり尽くせり。
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コメント
きのじゅんが散歩したの?
投稿: BlogPetのかぶりん | 2010年11月 2日 (火) 16時33分