石垣島の旅10 初めて泳いだ海の底
平成22(2010)年9月23日(木・祝)
海底に到着。四つん這いの姿勢で接地して体制を安定させます。ここは大体水深5mぐらいのようです。私の SANYO Xacti (DMX-CA9)は水深1.5m までの防水機能しか無いのでダイビングには連れて来れません。よってこの先写真がありません。でも海底にいるとシュノーケリングのように波で揺さぶられる事が無いので、(潮に流される事はありますが、)写真は安定して撮れそうですね。でもEOS 50Dで水中撮影をしようと思ったら、ハウジングだけで27万円…(ρ_;) あまり深入りしない方がいいようです。
すぐ目の前を魚たちが泳いでいます。手を伸ばせば掴めそう。よいしょっ。やっぱり逃げますね。海底探検に出発。体験ダイビングの私たちは浮力調節ができないので基本的には沈むセッティングになっています。なので、海底に手をつきながらフィンキックで移動します。移動にはあまり体力は要りません。
スタッフの方はマグネット式のお絵かきボードを使って、近くを泳いでいる魚などの解説をしてくれます。顎の下に髭が伸びているオジサン 、沢山泳いでいるスズメダイ、イソギンチャクの中ではカクレクマノミも見ることができました。ハリセンボンも泳いできました。ちょっと脅かしてみたのですが、残念ながら針を立ててくれませんでした。
スタッフの方は我々初心者には見つけにくい生物も見つけて教えてれます。サンゴ礁の脇に大きなシャコガイが。波型の貝殻を少し開いていましたが、スタッフの方が棒で触ると、ぱっと閉じます。保護色で意外と気付きにくいので、うかつに指を入れたりすると危険ですね。砂地に穴を掘っているシャコや、エビの巣穴に隠れているハゼも見つけて教えてくれます。ハゼは穴の前で静かに待ち構えていると出てきますが、人の気配に気付くとまた隠れてしまいます。
突然スタッフの方がサンゴの隙間に棒を突っ込みはじめました。何をしているのでしょうか。棒でつつかれて出てきたのはトゲトゲのある茶色の大きなヒトデ。続いて近くにあった大きな石で何度も叩いて、そのヒトデを粉砕してしまいました。ばらばらになったヒトデのカスが海中に拡散していきます。これはオニヒトデ。造礁サンゴを食べるサンゴの敵。おまけに有毒のトゲトゲが全身に生えているという厄介なやつらです。徹底的に破壊しないと再生してしまうのだそう。
50分間の海底散歩はあっと言う間に終わってしまいました。潜行ロープを掴んで船に上がります。ハシゴにつかまり水面に顔を出した状態でタンクをはずしてもらい、フィンも外してもらい。自分でやることはハシゴを登るだけ。何から何まですみません。おかげでダイビングの辛い部分を体験しないで、楽しい思いだけさせていただきました。実はこれに味をしめてしまい…。
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