石垣島の旅16 カヤックで無人?島へ
平成22(2010)年9月24日(金)
Good Out Door は、淡路島出身で、現在は西表島の祖納在住の出戸(でと)さんが一人でやっているツアー会社です。ホームページの自己紹介によると元ラガーマン。今日は参加者がやや多いため、アシスタントの方が一人付いています。こちらは、本業は島の介護施設の調理師。カヤック好きが高じて西表島で就職。趣味と実益を兼ねて時々お手伝いをしているとの事。
当初の予定では祖納の集落から出るはずでしたが、海が荒れていてリーフの外側を通るのが危険なため、白浜からの出発に変更したのだそうです。その分少し漕ぐ距離は長くなったとの事。(^-^;
出発前にカヤックの扱いについてレクチャーを受けます。二人乗りの場合は、後ろの乗員が舵を切るためのペダルを操作します。右を踏み込むとカヤックは右に旋回し、左を踏めば左へ向くとのことです。また、パドルは腕の力では無く、腰のひねりを使って漕ぐと楽なのだそうです。
ライフジャケットを着て、防水ハッチの中に荷物を収納。Xactiは手の届く所にバンジーコードで固定しておきます。時刻は9時20分。いよいよ出発です。目的地は沖合の無人島・外離(フカパナリ)島。
船舶との接触事故を防ぐためカヤックは航路を示すポールの南側を通る決まりになっています。先程のレクチャー通り、舵やパドルを操作しているつもりですが、実際にやると四苦八苦。なかなか真っ直ぐに進んでいきません。一心不乱に漕いでいるうちにあらぬ方向に…。
仲良川の河口部を横切り、内離(ウチパナリ)島と、西表島の間の水路を南西に進んでいきます。そこから北に進路を変えて、内離島の西海岸へと向かいます。途中航路を横断する事になるので、航行する船舶に注意が必要です。衝突しなくてもまともに横波を受けると転覆の危険あり。
40分ほどで内離島の西海岸の浜に到着しました。カヤックを浜に引き上げて一休みします。ここには名前の無い小さな滝があります。滝壺に立てばシャワー代わり。スタッフの方に記念写真を撮っていただきました。
浜から対岸を眺めると遠くに建物が見えます。これが西表島最西端の船浮集落。ここへ通じる道路は無く、白浜からの定期船が唯一の交通手段です。目立つ建物は小中学校のようです。
15分程の小休止の後、北隣りの外離島を目指して出発です。すぐに右手に煙突のような建造物が見えてきました。かつて内離島にあった炭鉱の跡だそうです。今は無人島ですが、島の反対側は放牧場として利用されているようです。
だんだん筋肉痛が辛くなってきましたが、30分ほど頑張って、外離島の西海岸に到着。無人島のはずですが浜では犬が吠えています。その向こうには全裸のおじさんが!!(゚ロ゚屮)屮 パンツも履かず、丸出しです。この浜(人呼んで オンジの浜)に住み着いているのだそう。エンジン付きの船を持っていて、水、食料や燃料などの買い出しの時は、町まで出掛けるそうです。なかなか文明的な野人さんです。
無人島だけあって、さすがに美しい海ですね。でもレンズに水滴がついており、失敗写真になってしまいました。(ノ_-。)
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