石垣島の旅23 怪しいサビチ洞
平成22(2010)年9月25日(土)
石垣島北端の県道の終点、平野で折り返し、市街地方向へ戻ります。平久保、明石を過ぎて、伊原間の手前。左側にサビチ洞への入口があります。砂利道を2分ほど進むと廃墟のようなトイレの前を過ぎ、少し広くなっている所が駐車場です。隣にはどういうわけか馬が繋がれています。昨夜明石食堂からの帰りに、私を驚かせたのはこの馬だったようです。
車を止めて坂を下っていくと受付があります。入場料は700円。結構いいお値段。鍾乳洞は石灰岩が雨水などで融けてできた洞窟ですが、その石灰質のもとはサンゴなどの生物の石灰分です。昨年訪れたメキシコ合衆国のユカタン半島でも、あちこちにセノーテと呼ばれる鍾乳洞がありました。ここ石垣島にはサビチ洞の他に、石垣島鍾乳洞があり、どちらかといえばこちらの方が有名です。
濡れて滑りやすい坂道を気を付けて降りていきます。さてサビチ洞ですが、特徴は海に抜ける珍しい鍾乳洞という事です。はっきり言って、鍾乳洞としては全く大した事はありません。鍾乳石も石筍もあまり発達しておらず、色調もなんだか茶色っぽいのです。鍾乳洞単体としてのインパクトが薄いのを補うためか、洞内の所々に瓶などが置かれており、これがまたチープさを助長しています。(^-^;
途中に「程順則氏(ていじゅんそく) 1663年~1734年」と書かれた看板が立っています。江戸時代中期頃の人物のようですが、この鍾乳洞とどのような関係があるのでしょうか。と思って文字の多い看板を読んでいきます。学問の神様との事ですが、結局サビチ洞とは何の関係も無いようです。ん、"展示されている瓶が程氏の親族の物"…へえ…"か明らかでは無い"…だと…。\(;゚∇゚)/ いったい何なんでしょう、この洞窟は。
普通の鍾乳洞はひんやりしている物ですが、サビチ洞の内部は蒸し蒸ししています。数分歩けば海岸へ抜けます。抜けた所からは左右に遊歩道になっており、波打ち際まで出ることができます。が、まあ、狭い砂浜と岩場があるぐらいで、先程の平久保崎の素晴らしい海を見てきたばかりの目には、残念ながら平凡な光景にしか見えません。
というわけで、700円分の価値は???という感じのサビチ洞でした。(。>0<。)
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