湊病院問題 松崎町議会、組合脱退決議案を否決
12月10日、伊豆新聞記事からです。
- 松崎町議会最終日9日、「共立湊病院一部事務組合脱退に関する決議案」を賛成4、反対5で否決。
- 提出者、遠藤美和子議員、賛同者、関唯彦議員、斉藤貞一郎議員、篠原健一議員。
- 決議案は、組合議会での指定管理者議決は首長間の同意がなされていない強引な提案と指摘。現在の組合は、医療空白のみを大義に地域性の配慮もかんがみない現状は異常で、松崎町は組合から脱退すべきなど。
- 賛成意見、組合は首長の意見が同一方向でなく、社会的責任が終わった。
- 反対意見、町民の同院利用も有り、首長間の意見が違うとの理由で脱退するのは短絡的で議論やプロセスが足りない。
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組合幹部や組合の一部議員の強引な進め方に反発した4議員さんが、組合脱退を呼びかけましたが、提案者賛同者4名の他には支持が広がらず、否決となりました。
個人的には、一部事務組合は弊害の方が大きく、下田市単独か、下田+南伊豆だけでやった方が、利害対立も少なく、責任もはっきりしてうまくいくように思っていますが、なかなかそういう方向には進んでいきそうにありません。(利害対立でまとまらなかった市町村合併の時とは、真逆の展開なのは興味深いところ。)
松崎町は、今後一部事務組合の中でどのような形で町の意見を反映していくのかが、今後の課題となるでしょう。松崎町だけではありません。下田市に病院が移転すれば、南伊豆町長さんは管理者を外れ、今の様子では新管理者となるであろう下田市長さんの独裁体制になる懸念さえあります。済し崩しの計画でも、追認すれば、皆の連帯責任です。
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