湊病院問題 現病院職員意向調査結果 静岡メディカルアライアンスへ33%

　1月8日伊豆新聞の記事からです。尚、この記事にある意向調査は昨年11月末の締め切りで行われたものです。

• 地域医療振興協会が、共立湊病院職員166人、なぎさ園職員44人の計210人を対象に意向調査。
• 病院職員の51%が協会施設を、33%が静岡メディカルアライアンスを、16%がその他を希望。
• 協会施設希望職員の大半は伊豆下田病院へ移ることになるとみられる。SMA希望者は3月末で一旦退職した上で採用になる。
• 伊豆下田病院は増改築を行い、4月から一般病床+透析。眼科を除いた現共立湊病院並の診療科目を開設。救急医療にも重点を置く。賀茂郡内の4診療所は現状維持。施設が老朽化した診療所は区内への移転建設を検討。

----------
　新聞記事ではスルーされていますが、なぎさ園の職員については、大半の方がSMAに就職し、引き続きなぎさ園に勤務するようです。

　166人×33%＝55人が静岡メディカルアライアンスを希望。85人が協会施設を希望している事になります。(意向調査の結果ですから、実際の就職状況とは若干のずれが生じている可能性もあります。)

　平成21年9月の職員向けアンケートでは、聖勝会の新病院希望者は0%でしたから、かなり増えました。南伊豆や下田から河津への通勤環境や、伊豆下田病院の病床規模などを考え、職員の方々はかなり悩まれた上での選択となりました。

　確か4月からのSMAによる共立湊病院運営は職員100名規模を想定していたと記憶しています。単純計算ではあと45人ほど自前で職員を集めれば…という事になりますが、職種がいろいろありますから、話はそう単純ではありません。有資格職の確保は大変です。

　下田市長さんは昨年12月の議会で職員確保は順調で採算レベルの90床以上オープンできそうだと話しておられましたから、きっと独自募集や、ジャパンメディカルアライアンスからの派遣がかなりの数集まっているのでしょう…ね。

　この記事をネタに「妨害」だと騒ぐ人が何人か(^-^; 居そうですが、的外れで、責任逃れの方便であると予め指摘しておきます。協会外しの結果、現在の職員が分散する事は最初から想定できるはず。最も尊重されるべきは個々の職員の意志であることは言うまでもありません。一部事務組合の奴隷では無いのです。

　引き続き組合とのお付き合いを選んだ職員の気持ちに、十分配慮していただき、本当に大事にしていただきたいと思います。